SNSをはじめ、日進月歩で目まぐるしく進化していくインターネット界隈。
その進化の速さはパソコンをはじめとしたガジェットでも同様で、日々機能的で便利なガジェットが開発されています。
しかし、それらの情報すべてをユーザーが取り入れるのは至難の業。
ただ、もしガジェット系の企業がSNS等で新たな情報を積極的にPRしていれば、ユーザーはフォローするだけで多くの情報を手に入れることができるのです。
本記事では、ガジェット系の企業の中でも、公式YouTubeをうまく活用している企業をご紹介しています。
YouTube運営でお悩みの企業の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
ガジェット系企業のYouTube公式アカウント成功事例
それでは早速、ガジェット系企業のYouTube公式アカウント成功事例をご紹介してまいりましょう。
Apple Japan
画像引用:Apple Japan|YouTube
アカウント:Apple Japan|YouTube
チャンネル登録者数:52.7万人(※2022年7月現在)
まず最初にご紹介するのが「Apple Japan」のYouTubeチャンネルです。
Apple社製品と言えばiPhoneをはじめ、MacBook・iPad・Apple Watch・Air Podsなど、代表作を挙げればきりがないほど現代人の生活に必要不可欠なガジェットを数多くリリースしています。
特に日本国内のiPhoneシェアは44.1%にのぼり、日本で一番シェア率の高いスマホとなっています。
上記は「ポケットからハリウッド映画を」をコンセプトに、最新の
iPhone 13 Proはシネマティックモードを搭載しており、映像美を売りとしているスマホであるため、YouTuberにも人気の機種です。
その映像美を表現するために「映画撮影にも使われる」というのは最も効果的でしょう。
上記の動画は、2022年7月現在で739万回再生されており、
映像美を訴えるのであれば、YouTubeに動画をアップするのがとても効果的と言えるでしょう。
上記動画はiPhone乗り換えのためのデータ移行についてわかりやすく説明した動画です。
Apple社製品は説明書が入っていないことでも有名ですが、その代わりに「Appleサポート」として動画でわかりやすく解説をしています。
さらに上記動画ではコメント欄を開放し、寄せられた質問に対してApple Japanの公式アカウントからほぼすべてに返信しています。
ユーザーは上記動画+コメント欄を見ることで、疑問に思っていた点を素早く解決することができます。
企業側から見ればコメントを返信し続けるのは大変だと思われるかもしれませんが、ユーザーからの問い合わせ件数を減らすという観点から見れば、実はこちらのほうが効率の良い方法とも考えられます。
マウスコンピューター / mouse computer
画像引用:マウスコンピューター / mouse computer|YouTube
アカウント:マウスコンピューター / mouse computer|YouTube
チャンネル登録者数:6.48万人(※2022年7月現在)
続いてご紹介するのは「マウスコンピューター / mouse computer」のYouTubeチャンネルです。
マウスコンピューターは日本国産のパソコンメーカーとしてシェアトップを誇る企業で、人気アイドル・乃木坂46や人気タレントのマツコ・デラックスさんを起用したCMでも有名です。
上記のマツコ・デラックスさん、ホラン千秋さん出演のCM動画は2022年7月現在で2,580万回再生にのぼります。
テレビCMだけでなくウェブCMも認知度アップに役立つという好例です。
上記の動画はボカロPとしても活躍する人気芸人、粗品さんの楽曲「乱数調整のリバースシンデレラ」のMV制作についてインタビューした動画となっています。
楽曲作成とMV作成にはマウスコンピューター社製の「DAIV X10-QP2」を使用しており、インタビューの流れで自然にガジェットの使いやすさを紹介する内容となっています。
粗品さんのチャンネルにアップされている「乱数調整のリバースシンデレラ」のMV動画は現在400万回再生を記録しており、概要欄でも本動画が紹介されています。
このように、「自社の製品を人気クリエーターに使用してもらい、制作の裏話をインタビューとして動画にする」という手法は、多くの方に興味を持ってもらうために効果的な宣伝方法と言えるでしょう。
Logicool G
画像引用:Logicool G|YouTube
アカウント:Logicool G|YouTube
チャンネル登録者数:2.05万人(※2022年7月現在)
続いてご紹介するのは「Logicool G」のYouTubeチャンネルです。
Logicool Gはゲーミング ヘッドセット、マウス、キーボードなど、今話題のeスポーツに特化したゲーミングガジェットを販売する企業です。
ゲーミングガジェットに特化しているだけあって、YouTubeにアップされている動画もeスポーツプレイヤーに特化した動画が中心となっています。
例えば上記の1本目は人気グループ「BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE」でも活躍する海沼流星さんが G335ゲーミングヘッドセットを愛用している動画、2本目はプロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」所属のRuri選手がワイヤレスマウス PRO X SUPERLIGHTのファーストインプレッションを語った動画です。
どちらもゲーミングガジェットを紹介している動画ですが、秀逸なのが動画のサムネです。
1本目はG335ゲーミングヘッドセットの特徴的な見た目が目を引くサムネ、2本目は「軽さはパワーだ」のキャッチコピーを強く訴えるサムネとなっています。
それぞれの特徴を一目で見てわかる動画にするにはどうすればいいか、がよく考えられているサムネと言えます。
さらに上記の動画は「Crazy Raccoon」所属のNeth選手とKawaseさんがドスパラ秋葉原本店に立ち寄り、デバイスについて談義している様子を撮影したものです。
プロゲーミングチームの選手が肩の力を抜きつつもデバイスについて語っている動画なので、ファンとしても普段は見られない意外な一面が垣間見れます。
さらに、動画で有名な選手がおすすめしているものはついつい欲しくなってしまうもの。
ファンの購買意欲も刺激する、企業・ユーザー双方がwin-winの理想的な動画と言えるでしょう。
AVIOT Japan Official
画像引用:AVIOT Japan Official|YouTube
アカウント:AVIOT Japan Official|YouTube
チャンネル登録者数:1.52万人(※2022年7月現在)
続いてご紹介するのは「AVIOT Japan Official」のYouTubeチャンネルです。
AVIOTは「日本のサウンドを熟知した日本人オーディオエキスパートが携わる日本発のオーディオビジュアルブランド」がコンセプトであり、高品質なイヤホンを数多く販売しているメーカーです。
「AVIOT Japan Official」のYouTubeチャンネルのまず一つ目の特徴が、下記画像のように「まるでガジェット紹介系YouTuberのような動画が多い」ことです。
画像引用:AVIOT Japan Official|YouTube
通常、企業のガジェット系YouTubeは自社CMや製品を淡々と解説した動画が多いですが、「AVIOT Japan Official」では自社のイヤホンをガジェット紹介系YouTuberに寄せた編集の動画で紹介しています。
この方法の良い点は「関連動画に出てきやすい」ことです。
例えばユーザーが新しく購入するワイヤレスイヤホンを探す際、ガジェット紹介系YouTuberの動画を参考にすることも多いはず。
動画も1本ではなく複数本見ることもあり、そのユーザーの関連動画には「ワイヤレスイヤホンを紹介する動画」が多く出てきます。
その際、候補の1つとして下記のような「AVIOT Japan Official」の動画も出てきやすくなるのです。
あえて編集を寄せることで候補に挙がりやすくするというのも1つの手と言えるでしょう。
「AVIOT Japan Official」のYouTubeチャンネルのもう1つの特徴が「現役ミュージシャンのインタビュー動画」です。
上記の動画は人気バンド「
イヤホンという音が重要なファクターを占める製品について、一流ミュージシャン目線で語ってもらう動画は、ユーザーとしても非常に参考になります。
その後も
ワイヤレスイヤホン限定の対談というニッチなインタビューは自社のYouTubeならではの企画と言えるでしょう。
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キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan
画像引用:キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan|YouTube
アカウント:キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan|YouTube
チャンネル登録者数:5.18万人(※2022年7月現在)
最後にご紹介するのは「キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan」のYouTubeチャンネルです。
キヤノンといえばカメラや複写機をはじめとしたさまざまな製品を販売しているメーカー。
ご家庭やオフィスでキヤノン製品のお世話になっている方も多いのではないでしょうか?
「キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan」のYouTubeチャンネルでは自社CMや自社製品の使用方法説明などの動画がありますが、他にも「ドラマ仕立てで自社製品をPRする」という趣旨の動画があります。
上記の2つの動画は、AEDの使い方についてシチュエーションコメディとアニメで解説した動画です。
実はキヤノンではカメラや複写機の他、法人向けにAEDも取り扱っているのです。
このように、身近にはあるけど取り扱い先を知らない製品について、自社で取り扱っていることを動画でPRできるのは公式YouTubeチャンネルの大きな強みです。
さらに上記の動画はキヤノンのホームページのAED紹介ページにも組み込まれています。
ホームページで見たユーザーにも、YouTubeチャンネルを埋め込むことででわかりやすく解説できるのも利点の1つです。
まとめ
今回はガジェット系企業の中で、YouTubeチャンネルを上手に活用しているメーカーを5社紹介しました。
ポイントとしては
- 動画撮影の強みを伝える
- ユーザーに説明書代わりに使ってもらう
- 人気クリエイターとコラボし認知度を上げる
- ガジェット紹介系YouTubeチャンネルに寄せた編集をする
- 知られていない自社製品をPRする
などが挙げられます。
自社製品の淡々としたPRをYouTubeにアップするだけにとどまる企業も多い中、上記の5社はそれぞれで効果的なPRに成功しています。
YouTubeチャンネルを運営しているガジェット系企業の方は、本記事を参考にされてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
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