近年さまざまなSNSにおいてショートムービーが流行していますが、その火付け役としていち早く人気となった「TikTok」は、2023年の第1四半期に最もダウンロードされたアプリとして高い人気を維持し続けています。
そんな勢いのあるTikTokは、一般ユーザーやインフルエンサー以外にも多くの企業が利用しており、SNSマーケティングツールとしても注目のアプリです。
しかしTikTokを使ったことがないと、
「どうやって投稿を作ればいいんだろう?」
「動画より手軽な投稿ってできないの?」
などの疑問や悩みを感じることもあるのではないでしょうか。
以上のような方には、誰でも簡単に使える「写真投稿」の機能を活用することがおすすめです。
そこで今回この記事では、TikTokで写真投稿を行う方法を実際の事例とあわせて分かりやすく解説していくので、ぜひこの記事を参考にTikTokの運用にお役立てください。
目次
TikTokでできる写真投稿とは
TikTokで写真投稿を行う方法には、大きく分けて「スライドショー」と「フォトモーション」の2種類があります。
それぞれ異なる特徴があるので、一つずつ詳しく見ていきましょう。
スライドショー
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スライドショーは、静止画をカルーセル(横スライド)で表示する機能のことで、自動的にスクロールされるだけでなく、ユーザーが自分の見たいペースで画面を操作して閲覧することも可能です。
また、スライドショーには最大35枚までの写真を選択できるほか、音楽を追加することも可能となっているので、動画に劣らないクオリティのコンテンツを作成することができます。
さらに、Instagramのようなスライド写真投稿ができる「フォトモード」では最大2,200文字の長い説明文も追加できるため、文章で伝えたい情報が多い場合にはフォトモードを活用するのがおすすめです。
フォトモーション
スライドショー機能とは別に、写真を使用して動画を簡単に作成できる「フォトモーション」は、複数枚の写真を選択するだけでアニメーションなどの編集が施された動画を作成できる機能です。
そのため、スライドショーを作ることに慣れていない方やおしゃれなスライドショーを簡単に作りたい方は、フォトモーション機能の活用がおすすめといえるでしょう。
また、フォトモーションには150種類以上のテンプレートが用意されているため、自分の作成したい雰囲気に合わせた動画を作成することが可能となっています。
さらに、楽曲数は限られているものの自動で歌詞が付いたフォトモーションを作成する「歌詞付きフォトモーション」機能も公開され、投稿のバリエーションをより増やせるようになりました。
TikTokで写真を用いてスライドショーを作る方法
ここからは、実際にTikTokで写真を使ったスライドショーを投稿する方法を解説していきます。
はじめに、TikTokのアプリを開き、メニューの「+」をタップします。
次に、画面右下に表示されている「アップロード」をタップします。
続いて、表示された写真フォルダから写真を選択します。
1枚での投稿も可能ですが、2枚以上使用したい場合は「複数選択」をタップしてください。
画像一覧からスライドショーに使いたい写真の右上をタップし、写真を選択してください。
写真の選択が完了したら、「次へ」をタップしましょう。
続いて、編集画面でBGMやテキスト、エフェクトの編集をします。
BGMは自動で設定されていますが、変更したい場合は、画面上部に表示されている曲名をタップしてBGMを変更することが可能です。
また、フォトモードへの切り替えも画面下部から設定できます。
テキストやエフェクトの編集後に、画面下部の「次へ」をタップします。
タグやテキストを入力し、右下の「投稿」をタップしてください。
以上で、スライドショーの投稿が完了です。
TikTokのフォトモーション機能を利用する方法
次に、写真を利用して簡単に動画を作成する「フォトモーション」の作成方法をご紹介します。
はじめに、TikTokのアプリを開きメニューの「+」をタップします
画面下部をスライドし、「ストーリーズ」から「フォトモーション」まで移動しましょう。
続いて、表示されたテンプレートから好きなテンプレートを選びましょう。
使いたい写真の枚数が決まっている場合、テンプレートのタイトルの下に写真の枚数が表示されているので参考にしてください。
また、「歌詞付きフォトモーション」を利用したい場合もこの画面で対象の楽曲を選択しましょう。
テンプレートが決まったら下の「写真をアップロード」をタップします。
続いて、写真フォルダからフォトモーションに使用したい画像を選択し、「確認」をタップしましょう。
選択した画像を使用したフォトモーションが作られるので、確認します。
音楽は元のテンプレートで使用されているものから変更することも可能です。
編集が完了したら、「次へ」をタップし、「投稿」を押せばフォトモーション機能を使用した動画投稿の完了です。
テンプレートを使用することで、写真を表示する長さの調節や音に合わせるタイミングなど編集するといった手間をかけずに本格的な動画を製作することが可能となります。
動画作成に自信がないという方は、是非活用してみましょう。
TikTokの写真投稿の活用事例4選
ここからは、実際に写真投稿機能を活用している事例を4つご紹介していきます。
ぜひ投稿作成の参考にしてみてください。
岡本なう さん
画像:洗濯バサミフォトグラファー/岡本なう | TikTok
上記は、洗濯バサミを用いて様々な作品を作るフォトグラファー・岡本なうさんによるスライドショーの投稿です。
投稿では、洗濯バサミで作ったコスモスの花モチーフの写真を3枚紹介しています。
花にまつわる音源「花は咲く」を使用していることもポイントです。
カグチヤマト さん
上記は「エモい」をテーマに写真や映像を投稿しているカグチヤマトさんによるスライドショーの投稿です。
画像の雰囲気に合わせた曲の歌詞がテキストで添付されている作品を複数枚紹介しています。
上記の投稿のように、ユーザーそれぞれの閲覧速度に合わせて作品を楽しんでほしい場合や、文字をゆっくり読んでほしい投稿の場合、自分でスクロールを行えるスライドショー機能を活用することはとても有効です。
映画『ホリック xxxHOLiC』公式
@xxxholic_movie♬ Habit - Sabi Version - SEKAI NO OWARI
上記は映画『ホリック xxxHOLiC』の公式アカウントによる投稿です。
映画撮影中の1コマを収めた写真を、フォトモーション機能を使用し、映画の雰囲気に合わせた妖しげな動画に仕上げています。
上記の投稿では映画『ホリック xxxHOLiC』オリジナルのテンプレートを作成しており、他のユーザーがテンプレートを使用することでアカウントや映画の認知拡大を期待できます。
Tani Yuuki さん
@yu___09___11 「もう一度」の#フォトモーション ができたよ✌️#みんなでもう一度 をつけて投稿してくれた動画の中から10名の方にコメント付けるよ📝みんなも動画作ってみてね❤️🔥#ハッシュタグチャレンジ #TaniYuuki ♬ もう一度 - Tani Yuuki
上記はシンガーソングライターのTani Yuukiさんによる投稿です。
自身の楽曲「もう一度」に合わせて作られたテンプレートで、自身の過去の写真を使用したフォトモーションを作成しています。
テンプレートの楽曲自体はユーザーが変更することも出来ますが、デフォルトの楽曲として設定されている楽曲の製作者は、様々なユーザーに楽曲を知ってもらう効果を見込めます。
テンプレートは楽曲に沿ったタイミングで写真が切り替わるため、楽曲とセットで使用することで完成度の高いフォトモーションを作成することができるでしょう。
以上のように、フォトモーションはテンプレートを使用することで簡単に完成度の高い動画を作成できることに加え、テンプレートから自分の投稿やアカウント・楽曲を知ってもらうきっかけにもなるメリットもあります。
まとめ
今回この記事では、TikTokで写真を使った投稿を行う方法や実際の写真投稿をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
写真投稿は手軽にハイクオリティな投稿を作成でき、アカウントの認知拡大も期待できることから、アカウント運用の初期段階から積極的に活用したい機能といえるでしょう。
また、TikTokを含めたSNSアカウントの運用ノウハウがない場合には、アカウント運用代行サービスを活用しながらノウハウを吸収することもおすすめです。
SNSアカウントの運用代行に興味がある方は、企業イメージを尊重しながらオリジナリティ溢れるアカウントを作り上げるFind Modelにぜひご相談ください。