TikTokといえば、Z世代をはじめとして若い世代に人気のSNSで、数多くのインフルエンサーも誕生しています。
そんな中、企業でもTikTokに取り組むことが増え、PRツールとして使われることが増えてきました。
そして企業が使う上でぜひ実施したいのが「TikTokハッシュタグキャンペーン(TikTokハッシュタグチャレンジ)」です。
ハッシュタグをうまく使うことで、より効果的なPRが可能となるのです。
本記事ではTikTokハッシュタグキャンペーンについて、その効果などを解説いたします。
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目次
TikTokでのキャンペーンの種類
認知度の向上や自社製品の売り上げアップのために企業はキャンペーンを実施するわけですが、TikTokでは特に若者をターゲットにした多くの拡散が見込めます。
そのため、企業側もTikTokのキャンペーンに年々力を入れています。
その種類として、
- プレゼントキャンペーン
- インフルエンサーを起用したキャンペーン
- ハッシュタグキャンペーン
などが挙げられます。
この中でも特にハッシュタグキャンペーンはユーザー参加型の広告で、インフィード広告の2.5倍のエンゲージメントを獲得できるとされています。
ハッシュタグキャンペーン実施の流れ
- 企業がTikTokと打ち合わせをして期間を設定
- ハッシュタグチャレンジを作成
- 広告やクリエイターを活用して告知
- ユーザー自ら参加してコンテンツを投稿
広告のため費用は掛かりますが、その相場は1,000万~2,000万円で、期間や広告を出す時期などによって金額は変動します。
金額としては決して安くはないですが、若年層ユーザーへのリーチや、他のSNSでの高い拡散力を考えると有意義な出費と言えるでしょう。
そして上記の流れでいえば、3.までの工程をしっかりと練ることで4.で参加してくれるTikTokユーザーの人数が大幅に変わります。
ハッシュタグキャンペーン成功のポイント
ターゲットに向けた広告作り
TikTokには若い世代が多いですが、その中でもさらにターゲットを絞って設定することが重要です。
例えば化粧品だと女性向けだと考えがちですが、価格帯によっては若者向けなのか30代向けなのかが変わりますし、商品によっては男性もターゲットに入れることができるかもしれません。
まずは、TikTokキャンペーンをどの層にリーチさせたいのかを考え、どんなコンテンツが刺さるのかを設定していきましょう。
ユーザーが参加しやすいイベントにする
ハッシュタグキャンペーンが成功するには、多くのユーザーが実際に挑戦してどんどん拡散させていく必要があります。
そのため、ユーザーが参加しやすいような設計にする必要があるのです。
例えばダンス動画の場合、誰でも真似しやすく、かつオリジナリティがなければなりません。
さらに、一目見てわかりやすい独自のハッシュタグを設定することも必要になってきます。
1回きりで終わらず、継続的に行う
企業のPRのためということで、「キャンペーンの時だけ頑張ればいいだろう」と考える人もいるかもしれませんが、その考えは捨てましょう。
ユーザーはキャンペーン時だけ頑張っている企業アカウントに対し、あまり良い感情を抱かないからです。
キャンペーン以外にも工夫を施したクオリティの高い動画やトレンドに合わせた動画を投稿することで、フォロワーを増加させることができ、いざキャンペーンの時により効果を発揮します。
投稿頻度も、なるべく毎日投稿すると好感が持たれ、視聴習慣も付きます。
インフルエンサーの活用
TikTokキャンペーンの項目でも紹介しましたが、インフルエンサー起用はSNS広告において絶大な効果を発揮します。
さらに、インフルエンサーはTikTok以外のSNSも活用していることが多く、TikTokでキャンペーンがバズれば、他のSNSでの口コミによるさらなる拡散も期待できます。
ハッシュタグキャンペーンの成功例
画像:メイベリンがアジア地域でのハッシュタグチャレンジを実施、メッセージ想起82%のブランドリフトに成功!|TikTok for Business
TikTokのハッシュタグキャンペーンをうまく活用している企業アカウントの事例をご紹介していきましょう。
日本ロレアル株式会社が実施した「#落ちないリップチャレンジ」は、メイベリンニューヨークの新色リップをテーマにしたハッシュタグキャンペーンです。
メイベリンニューヨークのコアターゲットは10~20代の女性ですが、外資系ブランドということもあり日本人にあまりなじみがないのでは?という懸念があり、TikTokで広告を打つこととなりました。
落ちにくいことが特徴なのでハッシュタグを「#落ちないリップチャレンジ」とし、ブランドエフェクトとしてリップを選ぶとその色のリップがエフェクトで塗られるようにしました。
さらにお手本動画も重要視し、有名TikTokerの景井ひなさんに依頼し、インフルエンサーとなってもらいました。
その結果、同ハッシュタグがついた動画の総再生回数は1,000万回を超え、同様のハッシュタグキャンペーンの中でも4倍の数値を記録しました。
さらに、ブランドエフェクトでリップを疑似体験したことで、ユーザーの購買意欲を刺激することもできました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
TikTokは今や若年層ユーザーにとってはなくてはならないものであり、それに伴い広告を打つ企業も増えてきました。
その中でもTikTokハッシュタグキャンペーンは単に見るだけの広告ではなく、ユーザーも参加できる広告なので、通常の広告と比べて拡散力が高いという特徴があります。
その拡散力をさらに高めるためには、ハッシュタグの設定などの戦略が非常に重要となってきます。
ぜひ、本記事を参考にしてTikTokを活用した効率的なSNSマーケティングを展開していきましょう。
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