空前のサウナブームが到来している現在、全国各地で様々なサウナ施設が増加しています。
銭湯や宿泊施設が併用された施設もあれば、グッズや"サウナ飯"を楽しめるサウナもあるなど、様々なジャンルのサウナ施設が多く見られます。
"サ活"はSNSにおいても話題となっており、SNS上でサウナの魅力を紹介するユーザーや、施設の魅力を発信する企業も増えています。
そこで今回は、サウナ系企業のSNSアカウント運用事例5選をご紹介していきます!
親しみが感じられるようなアカウント運用を行う企業からトンマナを意識して徹底したブランディングを行う企業まで、それぞれの投稿づくりのポイントを実際の投稿事例と共にご紹介していきます。
SNSにおいて企業のアカウントを伸ばしたいとお考えのご担当者様は、投稿づくりのご参考に本記事をお役立ていただけると幸いです。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
サウナ系企業のSNSアカウント運用事例5選
それでは早速、サウナ系企業のSNSアカウント運用事例5選をご紹介していきます。
寿湯
画像:@kotobukiyu.ueno | Instagram
最初にご紹介するサウナ系企業のSNSアカウントは、寿湯(@kotobukiyu.ueno)です。
アカウント:寿湯
フォロワー:約2.6万人(※2023年8月現在)
寿湯は、上野にあるサウナ付き銭湯で、広々とした露天風呂が魅力の施設です。
入浴520円・サウナ350円で楽しむことができ、男性側のサウナには塩を体にぬることにより発汗を促す"塩サウナ"も用意されています。
銭湯内の大きな背景画も印象的で、ストーリーズのハイライトには過去の背景画の動画も残しているなど、機能の使い分けが上手いことが伺えます。
銭湯のお湯が変わり種であることも特徴である寿湯では、入浴剤を入れる動画を数多く投稿しています。
お湯の色が鮮やかに変わる様子はユーザーの興味関心を引きやすく、動画の訴求力が高いことが伺えます。
銭湯とサウナが併設されている施設ならではの動画であり、サウナと銭湯どちらも楽しみたいというユーザーにアプローチできる投稿です。
一方、上記では施設の中を掃除する動画を作成しています。
普段見ることができない場面を残した上記のような投稿は思わず閲覧してしまうような高いコンテンツ性があるだけでなく、施設や設備への安心感にも繋がるため、とても有効なアプローチです。
寿湯ではInstagram以外でもYouTubeやX(旧Twitter)でも積極的に発信を行っています。
YouTubeではスタッフが話す動画を投稿したり、X(旧Twitter)では投稿に担当スタッフの名前を入れるなど、施設で働いているスタッフのキャラクターが分かる発信を行っているのが特徴的です。
スタッフの顔が分かることで親近感が湧くため、ユーザーは施設に対する愛着や安心感を感じることができます。
アカウント運営の際は上記のように自社がユーザーにとってどんな位置づけになりたいのかを明確にすることで、有効なアプローチを行っていきましょう。
黄金湯
次にご紹介するサウナ系企業のSNSアカウントは、黄金湯(@koganeyu1010)です。
アカウント:黄金湯
フォロワー:約1.9万人(※2023年8月現在)
黄金湯は墨田区に位置する銭湯サウナ施設です。
1932年創業、2020年にリニューアルを行い、現在は「泊まれる銭湯サウナ」として人気です。
国産木材を用いたサウナを運営しながら、ビアバーやDJブースを設けたフロント、飲食メニューにも力を入れたキッチンラウンジも併設しているなど、幅広いジャンルで楽しめるホスピタリティも魅力の1つです。
上記の投稿では、キャプション内において施設に訪れた際のあるあるエピソードを紹介しています。
銭湯に持ってくるものを忘れることの多い例として「"タオル・シャンプー・化粧落とし"この辺りが多いかな…」と共感できるようなエピソードを載せた後に、「黄金湯は全部置いているので安心してください。手ぶらでも大丈夫ですよ」と呼び掛けることで、アメニティの充実度を伝えていることが分かります。
画像に重きを置いた投稿が多いInstagramですが、上記の例のようにキャプション内文章を工夫することでユーザーに安心感を感じてもらう効果が期待できます。
一方、上記はリール動画を活用し、サウナ内の雰囲気が伝わる投稿を行っています。
上記の投稿でもキャプションで「ここのサウナは"あまみ"がめっちゃ出る!と楽しんでいるところを見ると、本当に嬉しくなります」とSNS担当者のコメントを入れることで、ユーザーからも親しみやすい投稿を行っています。
Instgramの投稿においても、キャプション文章を工夫することでユーザーとのコミュニケーションが図れるなどの様々なメリットがあるため、活用していきたい手法ですね。
上記の他にも黄金湯では施設内の設備やフードメニュー、外観など様々な場面を撮影し、フィード投稿やリール動画で発信しています。
幅広いサービスを提供している施設は、訪れることでどんな空間・時間を楽しむことができるのかが分かるような発信を行っていきましょう。
DAICHI
続いてご紹介するサウナ系企業のSNSアカウントは、DAICHI(@daichi_nature)です。
アカウント:DAICHI
フォロワー:約1万人(※2023年8月現在)
DAICHIは、自然豊かな環境に、宿泊、商業、スパ、サウナなどの施設を開設している企業です。
千葉県いすみ市に位置する宿泊施設「DAICHI ISUMI(ダイチ・イスミ)」にはプライベートプールやサウナが併設されており、洗練された空間で贅沢なひと時を味わうことができます。
サウナ室からは周囲の大自然を楽しむことができ、森や川といった大自然の音・雰囲気を感じながら"ととのう"ことができます。
神奈川県相模原市の「DAICHI silent river」も同じように豊かな自然の中に位置しており、こちらはエメラルドグリーンの川の前にある茶室のようなサウナ室を楽しむことができます。
サウナを楽しんだ後にそのまま川で涼むことができるというのは自然の中にある施設ならではの特徴であることに加え、一貫した上質で落ち着いた雰囲気が伺えます。
DAICHIのInstagramアカウントの特徴は、プロフィール画面・投稿のトンマナが揃っており、企業のブランディングをしっかりと行っている点です。
自然の景観の良さや洗練された施設の上質さが伝わるような写真を統一感を持った色味で投稿しているため、アカウントのプロフィールに飛んだ際、他の施設とは違った印象を受け、印象に残りやすい・フォローに繋がりやすいといった特徴があります。
投稿を行う際は、1つ1つの画像のことだけではなく、他の投稿とのバランスや統一感を考えることが重要となるでしょう。
上記の投稿ではシンプルな1枚の写真と共に、キャプション内で施設の魅力を伝えています。
"少し不便かもしれないこの体験が、自然の豊かさ、ありがたさを感じることにつながります。"という文章によって、自社の施設の強みや他の施設との違いをアプローチしていることが伺えます。
DAICHIのInstagramアカウントによる投稿では、細かい設備の使用法やアメニティの説明といった点はあえて説明せず、訪れることで味わえる空間や時間の演出を行っています。
Instagramアカウントを運用する際は、ユーザーがアカウントからどんなイメージを感じてほしいのか、どんなターゲット層にリーチしたいのかを明確にすることで投稿を行い、的確にアプローチしていくことが有効となるでしょう。
渋谷SAUNAS
画像:@SHIBUYA_SAUNAS | X(旧Twitter)
次にご紹介するサウナ系企業のSNSアカウントは、渋谷SAUNAS(@SHIBUYA_SAUNAS)です。
アカウント:渋谷SAUNAS
フォロワー:約1.2万人(※2023年8月現在)
渋谷SAUNASは、マンガ&エッセイ『サ道』の著者であり、日本サウナ・スパ協会任命「サウナ大使」を務めるタナカカツキさんが総合プロデュースを手掛けるサウナ施設です。
9つのサウナ室と、頭まで浸かれる深い水風呂、仕事が捗るワークスペースと会議室も完備しているサウナ好きに大変嬉しい施設です。
植物の束を用いておこなうトリートメント「ウィスキング」といったサービスや、熱波エンターテイメント「アウフグース」も提供しているほか、レストランやオリジナルグッズ施設も併設しているなど、サウナ以外も楽しむことができるエンターテイメント性の高い施設となっています。
【SAUNAS豆知識】
LAMPI / WOODSの2階にある水風呂は、
後頭部までしっかり冷やせる「MATALA」
天井には、反射する水がゆらゆらと。
寝転んで見ていただきたい水のゆらめきは、設計段階から計画されていたんです。#渋谷SAUNAS #サウナス #サ豆 pic.twitter.com/X3PtDuUW0c— 渋谷SAUNAS (@SHIBUYA_SAUNAS) July 20, 2023
渋谷SAUNASのX(旧Twitter)では、「SAUNAS豆知識」として施設の情報を紹介しています。
【SAUNAS豆知識】というタイトルがあるだけでユーザー興味関心を引く効果があり、流れてしまいがちなタイムラインにおいても注目してもらうことが期待できます。
テキストによる訴求力が高いX(旧Twitter)においては、タイトルの付け方や改行の仕方など、文章作りにもこだわるのが良いでしょう。
上記のように施設のお知らせといった情報以外の投稿を行うことで、ユーザーの日常に溶け込みながらも施設に興味を持ってもらうことができるため、とても有効な投稿です。
2階の浴室にあるウォーターサーバー、
実は、フレーバーが少しずつ変わっているのをご存知でしたでしょうか??
今回の「シナモンほうじ茶」は、ラウンジでのご提供とフロントでの販売もございますので、気になる方はチェックしてみてください! pic.twitter.com/PUZsdZSHJD— 渋谷SAUNAS (@SHIBUYA_SAUNAS) July 8, 2023
一方上記の投稿では、施設にあるウォーターサーバ―の紹介を行っています。
一度施設に訪れた方でも、利用したことが無いサービスについて知ったり、変化を知ることによって再来したいと感じることが期待できます。
また、渋谷SAUNASのアカウントは、施設に訪れたユーザーの投稿を積極的にリポストしています。
第三者によるポストはリアルな体験が伝わりやすく、ユーザーからの信頼度が高くなる傾向にあるため、とても良い試みですね。
X(旧Twitter)ではテキストによる投稿が主軸となるため、営業時間やお知らせといった情報の投稿が多くなる傾向にあります。
しかし、上記のような投稿ばかりになってしまうとユーザーから興味関心を感じてもらうことができず、新規フォローに繋がりにくいというデメリットがあります。
アカウントを運用する際は、エンタメ性の高いポストや日常的に楽しめる投稿づくりを心掛けていきましょう。
サウナ東京 - Sauna tokyo
最後にご紹介するサウナ系企業のSNSアカウントは、サウナ東京 - Sauna tokyo(@SaunaTokyo2)です。
アカウント:サウナ東京 - Sauna tokyo
フォロワー:約1万人(※2023年8月現在)
サウナ東京は、港区赤坂に位置する男性専用(レディースデーを除く)のサウナ施設であり、5つのサウナと3つの水風呂を楽しむことができます。
コンセプトの違う5つのサウナに中には瞑想を楽しめる静かな空間もあるなど、サウナへの興味関心が高いユーザーが楽しめるような施設となっています。
スープの旨みがしっかり感じられるあっさり醤油ラーメンと、サウナ後にみんな大好きなこってり醤油ラーメンが正式に販売開始してます!
あなたはどっち派!?
980円でサウナ屋さんが作ったガチラーメンをお楽しみください。#サウナ東京 pic.twitter.com/u1CHctlRh0— サウナ東京 - Sauna tokyo (@SaunaTokyo2) July 16, 2023
上記の投稿ではサウナ後のご飯として施設で販売しているラーメンを紹介しています。
"サウナ飯"はサウナ好きの間でもブームとなっており、食事が楽しめる施設であることは施設の強みであることが分かります。
また、食事の写真はサウナ好きユーザー以外からの興味を引くことができ、SNS上でも高いインプレッションが出やすい傾向にあるため、アカウントや施設の認知拡大を狙うにはとても良い投稿であると言えます。
リニューアル後、昭和遠赤のサウナはさらに熱くなりました。
特に深夜早朝の空いてる時間帯にストーブの目の前に座ってみてください。
めちゃくちゃ熱いです!#サウナ東京 pic.twitter.com/tsLq0bIlhX— サウナ東京 - Sauna tokyo (@SaunaTokyo2) July 8, 2023
一方上記の投稿ではサウナの暑さが分かる温度計の写真を投稿しています。
温度に関してはもちろんですが、"完全黙浴"という文字が印象的です。
サウナ好きの間でも話題になることが期待できる投稿となっており、実際にサウナ好きのインフルエンサーからの引用リツイートが行われています。
上記のように、サウナ東京のアカウントは拡散が狙えそうな投稿づくりが上手いアカウントであることが伺えました。
X(旧Twitter)では特に他SNSよりも拡散力が高いため、1つの投稿が多くリポストされることで一気にフォロワーが増加するといったケースもあります。
各SNSの特徴をふまえ、有効な投稿づくりを心掛けていきましょう。
まとめ
以上、サウナ系企業のSNSアカウント運用事例5選をご紹介しましたが、いかがでしたか。
企業のターゲットやSNSの種類によって、アカウントの運用方法や投稿づくりも様々であることが伺えました。
SNSを活用する際は、自社のターゲットや目的を明確にし、適切なSNSの選択・アカウント運用を行っていきましょう。
各種SNSで自社のアカウントを伸ばしたいとお考えのご担当者様はこちらからお気軽にご相談ください。
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