引越しの際に、みなさんがまずはじめにチェックする不動産の情報。
お家選びは沢山の時間とお金をかけて慎重に選びたいものですが、良いタイミングで良い物件を見つけるのはなかなか難しいもの。
そんなときに重宝されるのが不動産賃貸をしている企業のLINE公式アカウントです。
消費者としては物件情報が豊富に入ってきたり物件選びの手間が減り、企業としては物件情報を頻度高く提供できるので、集客性を高め、空室リスクを下げられるメリットもあります。
そこで本記事では、入居者を増やしたい不動産賃貸企業のLINE公式アカウントの成功事例を5つご紹介していきます。
またLINE公式アカウントの運用ポイントについても併せてご説明していきますので、賃貸の入居者を増やすヒントとしてぜひ参考にしてみてください。
目次
【不動産賃貸】LINE公式アカウント成功事例5選
アットホーム
画像:アットホーム | LINE Official Account
最初にご紹介する参考にしたい不動産賃貸企業のLINE公式アカウントは「アットホーム」です。
LINEアカウント:アットホーム | LINE Official Account
友だち登録者数:約1,177万人(2022年1月現在)
アットホームは賃貸・購入物件探しはもちろん、気になる相場情報や不動産会社検索など不動産・住宅の情報が盛りだくさんの不動産情報総合サイト。
アットホームのライン公式アカウントは、LINEサービスが大変充実しており、LINEで物件お問い合わせや新着お知らせを受け取ることができます。
画像:アットホーム | LINE Official Account
トーク下部に表示されるリッチメニューには、
- 公式サイトトップに移動できるタブ
- 賃貸検索
- マンション購入検索
- 一戸建て購入検索
の4つのタブが表示されています。
自分が知りたい情報の項目をタップすることにより、自動的に公式サイトで選択した項目に移動することができ、スムーズに物件を探せる仕組みとなっています。
公式サイトに移動すると、
- Webサイトでさがす
- アプリで簡単にさがす
- アットホームについて
- 住まいさがしのヒント
などの情報を見るとこができます。
またリッチメニューの「賃貸検索」「マンション購入検索」をタップすると公式サイトに誘導され、探したい物件の地域から絞っていくことで簡単に物件を探すことが可能です。
LINE公式アカウントの最大の特徴としては、「メッセージ機能をあえてあまり活用していない」こと。
さまざまな企業のLINE公式アカウントを見てみると、企業から頻繁に自動でメッセージが送られてくるものや、自分が何かメッセージを送ると自動で返信が返ってくるパターンをよく目にします。
しかし、アットホームのLINE公式アカウントはそういった機能を頻繁に活用しているのではなく、自分が設定した興味のある新着お知らせのみを受け取ることが可能です。
LINE公式アカウントから物件お問い合わせ等をすることも可能ですが、公式サイトへ誘導するための一つの手段となっています。
さらにアットホームの特筆すべき特徴としては、「人気キャラクターを起用することで、ユーザーの興味を引き立てている」点が挙げられます。
2022年1月の段階では、「ウォーリーをさがせ!」のメインキャラクターであるウォーリーがアットホームのイメージキャラクターに設定されています。
アットホームのLINE公式アカウントを訪れてみると、アカウント自体がウォーリーの世界観を再現していたり、アカウント内で起用している有名人がウォーリーの衣装を着用。
LINEの公式アカウント内で、全面的にウォーリーの世界観を押し出すことにより、とても可愛らしく親近感のあるイメージを与えています。
画像:アットホーム | LINE Official Account
またタイムライン投稿(現在ではLINE VOOM)の最大の特徴は、「毎週水曜日・金曜日の18時、定期的に投稿を配信している」ところです。
定期的にタイムライン投稿を行うことで、ユーザーの目に留まりやすく今後の集客にも繋がるでしょう。
内容としては、
- お部屋紹介
- 「○○の日」にちなんだお部屋の間取りやインテリア紹介
などをメインとして発信しています。
インテリアを工夫して作られたお部屋紹介では、ひとつひとつに独自の世界観が溢れており、ユーザーを飽きさせない投稿内容になっています。
また「今日は映画の日」であれば、映画に登場するお部屋の間取りやインテリアを映画の世界観とともに紹介するなど、他にはないユニークな情報も発信しています。
「賃貸物件のキッチンを使いやすくするポイント」などの情報も配信していますので、現在住んでいるお家で試してみたいという方にも必見の情報が投稿されています。
SUUMO
画像:SUUMO(スーモ) | LINE Official Account
続いてご紹介する参考にしたい不動産賃貸企業のLINE公式アカウントは「SUUMO」です。
LINEアカウント:SUUMO(スーモ) | LINE Official Account
友だち登録者数:約417万人(2022年1月現在)
SUUMO(スーモ)は全国のマンション、一戸建て、土地などの販売・売却情報から賃貸・リフォームまで住まいに関するあらゆる情報が満載の不動産総合ポータルサイトです。
アットホームの公式LINEアカウントの事例と同様、スーモのLINE公式アカウントにおいても「SUUMOで物件を探す」ボタンとともに公式サイトへ誘導したり、スーモとコラボしているキャラクターのLINEスタンプの紹介などのメッセージが送られてきます。
画像:SUUMO(スーモ) | LINE Official Account
リッチメニューには、
- 賃貸物件を探す
- 新築マンションを買う
- 新築一戸建てを買う
- 引越し業者を探す
などの項目が設定されています。
「引越し業者を探す」の項目は、他の不動産賃貸企業公式LINEアカウントではあまり見ることがありませんね。
こちらをタップすると、引越し料金を無料で見積もることができたり、一番安い引越し業者を探すことができるなど、これから引越しを考えている人に大変有益な情報提供がされる工夫がされています。
また、各項目をタップすると、LINEユーザーは公式サイトへ誘導され、物件を簡単に探すことが可能に。
リッチメニューによって、LINE公式アカウントから公式サイトへとLINEユーザーを誘導することができるようになるのです。
画像:SUUMO(スーモ) | LINE Official Account
スーモのタイムライン投稿は、スーモの公式メインキャラクターである「スーモ」や「スモミ」とコラボ中の人気LINEスタンプとのスタンプ紹介がメインとなっています。
タイムライン投稿にて、「どちらのスタンプがお気に入りか」という題目でアンケートを実施することで、LINEユーザーと積極的にコミュニケーションを取っている点が大きなポイント。
本アンケートでは、500件を超えるいいね!が押されており、SUUMOのキャラクターやコラボ中のキャラクターがいかにユーザーに親しまれ、関心を持たれているかがよく分かる結果となっていますね。
またスーモのタイムライン投稿は、2日に一回、毎回17時に定期的に配信されている点も特筆すべきポイントです。
投稿を継続して行うことは簡単な作業ではありませんが、社内で運用体制を整え毎度の投稿内容を工夫することで、ユーザーを飽きさせないコンテンツを配信し続けていることができています。
これから一人暮らしを始める方や、引越しを考えている方にはもってこいのアカウントと言えるでしょう。
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いい部屋ネット
画像:いい部屋ネット | LINE Official Account
続いてご紹介する参考にしたい不動産賃貸企業のLINE公式アカウントは「いい部屋ネット」です。
LINEアカウント:いい部屋ネット | LINE Official Account
友だち登録者数:約1,839万人(2022年1月現在)
いい部屋ネットは、大東建託リーシング株式会社が運営する賃貸(賃貸アパート・賃貸マンション)をメインとした不動産総合情報サイトです。
いい部屋ネットのLINE公式アカウントの友だち登録者数は約1,800万人を超え、不動産賃貸企業のLINE公式アカウントの中でも非常にフォロワー数の多い人気公式LINEアカウントとなっています。
画像:いい部屋ネット | LINE Official Account
いい部屋ネットのLINE公式アカウントの特徴は、企業から自動的にメッセージが送られてくることがなく、個別でのメッセージも受け付けていないため、LINE上のメッセージで企業と連絡を取るということはできない点です。
リッチメニューには、公式サイトへ移動できるタブ、TVCMサイトへ移動できるタブの2つの項目があり、どちらもタップすることで公式サイトへ誘導される仕組みとなっています。
いい部屋ネットもメインは公式サイトとなっており、LINE公式アカウントはサイトへ誘導するための手段となっているようです。
画像:いい部屋ネット | LINE Official Account
タイムライン投稿には、いい部屋ネットのメインキャラクター「いいへやラビット」が登場し、LINEユーザーに対してさまざまクイズを出題しています。
いい部屋ネットのタイムライン投稿は、多い場合で300件、400件ほどのいいね!を獲得しており、ユーザーから強い興味があることを伺えます。
また投稿頻度も一週間に一回配信されているため、LINEユーザーに定期的にいい部屋ネットの情報提供をすることが可能。
いい部屋ネットのLINE公式アカウントの運営者は、「ユーザーに飽きさせることなく、いかに興味を持ち続けてもらえるか」にこだわってたアカウント運用をしていることがわかります。
LINE公式アカウントを通してメインキャラクターに愛着を持ってもらうことで、企業に対するユーザーの興味関心を惹きやすくなり、集客にも繋がっていくのです。
CHINTAI(チンタイガー)
画像:CHINTAI(チンタイガー) | LINE Official Account
続いてご紹介する参考にしたい不動産賃貸企業のLINE公式アカウントは「CHINTAI(チンタイガー)」です。
LINEアカウント:CHINTAI(チンタイガー) | LINE Official Account
友だち登録者数:約4.6万人(2022年1月現在)
賃貸・部屋探しのCHINTAIのLINE公式アカウントです。
CHINTAIのLINE公式アカウントは、賃貸マンション・賃貸アパートなど一人暮らしからファミリー向けの賃貸住宅情報が満載で、全国の不動産賃貸の中から希望の条件にピッタリの賃貸物件を検索することができます。
今までご紹介してきた不動産賃貸企業のLINE公式アカウントは、LINE公式アカウントが公式サイトへの誘導の手段として使われていたのに対して、CHINTAIのLINE公式アカウントの最大の特徴は「LINEの公式アカウント上で簡単にお部屋探しができる」点が挙げられます。
画像:CHINTAI(チンタイガー) | LINE Official Account
まず最初に送られてくるメッセージに従って、住みたい駅名をメッセージで送ると、CHINTAIのLINE公式アカウントからすぐに駅周辺のおすすめ物件が送られてきます。
不動産賃貸企業の公式サイトに移ることなく、公式LINEアカウント上で即座に最適な情報が送られてくる点が特徴的ですね。
さらに、追加で「10万円以下」「1K」「オートロック付き」などの好きな条件を再度メッセージで送信することで、自分で簡単に好みの物件に絞っていくことができます。
リッチメニューには、
- 条件から探す方法
- 学校から探す方法
- 位置情報から探す方法
- 条件を変更する方法
- 新着お知らせ登録
の項目があり、タップすることで自分の好みの条件に合った方法で物件を探すことができます。
CHINTAIのLINE公式アカウントでは、ユーザーが簡単に物件探しできるように、LINE公式アカウント上での操作方法を分かりやすく説明してくれています。
LINEのトーク上では、自分が探したい条件を送ることですぐに企業から候補が送られてくるので、スムーズに物件探しを進めることができます。
またユーザーは自分が気になることなどを自由に送ることで企業から返信が来るので、疑問をすぐに解決でき、物件探しが初めてで不安に思われる方にとっても大変心強いでしょう。
企業としては、アンケートを行いユーザーの求める物件情報を収集できるため、データを活用してセグメント分けした広告配信を行うなども可能になります。
ユーザーとのコミュニケーションを通してマーケティングに必要な情報収集も進めていきましょう。
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賃貸スモッカ
画像:賃貸スモッカ | LINE Official Account
最後にご紹介する参考にしたい不動産賃貸企業のLINE公式アカウントは「賃貸スモッカ」です。
LINEアカウント:賃貸スモッカ | LINE Official Account
友だち登録者数:約23万人(2022年1月現在)
賃貸スモッカは、日本最大規模となる約450万件の物件データベースから賃貸住宅をまとめて探せるサイトです。
賃貸スモッカのLINE公式アカウントを友だち追加することにより、
- 最新の物件情報をいち早く受け取ることができる
- キャンペーンの最新情報をゲットできる
- 条件にピッタリの物件を配信してもらえる
- 設定した条件の新着情報を1日1回お知らせしてくれる
などのメリットを享受することができます。
画像:賃貸スモッカ | LINE Official Account
さらにリッチメニューには、
- エリアから探す
- 敷金礼金なし
- ペット可
- 初期費用10万円以下
- 保証人不要
の5つの項目がありました。
これらの項目をタップすると、賃貸スモッカの公式サイトに自動的に移動し、公式サイト上で条件に合った物件を絞って見ていくことができます。
2022年1月の段階では、「入居お祝い金プレゼントキャンペーン」が実施されていました。
当該キャンペーンは、賃貸スモッカまたは賃貸EX経由でお部屋のお問い合わせをし、事前申請を行い成約をした対象者全員に家賃1か月分が現金でキャッシュバックされる内容でした。
これから新生活が始まる人や引越しを始める人が増えてくる期間に、LINE公式アカウントや公式サイト上でキャンペーンを実施することで、より多くの集客が見込めるでしょう。
まとめ
不動産賃貸企業のLINE公式アカウント成功事例をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
LINEは日頃みなさんが使用するSNSの中で特に利用する機会が多いのではないでしょうか。
企業は、LINEを活用して自社のおすすめ情報を定期的に発信していくことで、ユーザーに興味を持ってもらい、より集客増加に繋げることができるのです。
これからLINEを活用して集客を増やしていこうと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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