Instagramでは画像での訴求力が高いことから、自身のコーディネートを紹介するユーザーやインフルエンサーが多く見られます。
アパレル企業やブランドのアカウントもInstagramの活用には力を入れており、商品や企業の認知拡大やブランドイメージの向上のために様々な戦略を行っていることが伺えます。
プチプライス・ロープライスの商品を取り入れた着回し術を紹介するインフルエンサーなども人気ですが、ビジュアル訴求ができるという強みを活かし、ハイブランドや著名アパレルブランドがInstagramを活用する事例も多く見られます。
そこで今回は、著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのInstagramタイアップ事例5選をご紹介します!
ハイブランドならではのPR投稿作成のポイントやインフルエンサーの選定における特徴などについて、実際の事例を元に細かく解説していきます。
アパレル企業はもちろん、ブランドイメージを確立させたいなどのお悩みをお持ちのSNSご担当者様はぜひ最後までご一読ください。
目次
著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのタイアップ事例5選
それでは早速、著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのタイアップ事例5選をご紹介していきます。
KENZO × EXILE NAOTOさん
最初にご紹介する著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのタイアップ事例5選は、KENZO(@kenzo)とEXILE NAOTO(@exile_naoto_)さんのタイアップ事例です。
KENZOは、デザイナー高田賢三氏が設立したファッションブランドで、現在はクリエイティブディレクターを「A BATHING APE」創業者のNIGO氏が担当しています。
メンズ・ウィメンズ・アクセサリー・香水などの幅広いジャンルのアイテムを展開しており、タイガーモチーフのデザインが特徴的です。
投稿では人気ダンス&ボーカルグループのメンバー、NAOTOさんによるPR投稿を行っています。
上記のフィード投稿ではKENZOのアイテムによる全身のコーディネートを2枚に分けて紹介しています。
少し奇抜めなアイテムでありながらも見事に着こなしているのはさすがですね。
アイテムにはブランドのアカウントとNIGO氏のアカウントをタグ付けすることでアカウントへの流入を図っていることが伺えます。
"名前は知っているけど購入したことが無い"というユーザーに対しても、アカウントの発信からアイテムやブランドのイメージを認知してもらうことで、購入に繋がるきっかけ作りを行うことができます。
ネームバリューのあるハイブランドでも、実際にどんなアイテムを販売しているかは把握していないという消費者も多いことが予測されます。
上記のような層に対しては、実際の商品やブランドについての情報をまず意識してもらうことが重要となるため、インフルエンサーの影響力を活かした発信がとても効果的であることが分かりますね。
自身のアイテムをアプローチしたい場合は、ターゲット層をフォロワーに抱えているインフルエンサーとのタイアップを積極的に行っていきましょう。
SAINT LAURENT× 冨永愛さん
上記投稿では、世界的に活躍する日本のファッションモデル、冨永愛さんとのタイアップ投稿を行っています。
パリコレなど世界のコレクションでモデル活動をされてきた冨永愛さんは、シンプルなデザインのアイテムも完璧に着こなされています。
サンローランのロゴが印象的なバッグもロゴがしっかりと目に入るお写真の撮り方をされており、ブランドのアイテムを美しく魅せる技術を持たれているのはさすがと言えますね。
クールでスタイリッシュな雰囲気を持ち合わされており、世界的にも注目されているインフルエンサーであることから、ブランドととても親和性のある存在であることが伺えます。
キャプション内でブランドや商品についての記述がほとんどありませんが、ハイブランドとしてのブランドイメージを確立させるためには、あえて上記のような投稿が好まれる場合もあります。
タイアップ投稿を行う際は、ユーザーにブランドに対してどんな印象を持ってもらいたいかを踏まえた上で投稿作成を行っていきましょう。
PRADA × 堀田真由さん
続いてご紹介する著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのタイアップ事例5選は、PRADA(@prada)と堀田真由(@mayuhotta)さんのタイアップ事例です。
PRADAは、イタリアを代表する高級ファッションブランドです。
ジュエリー・香水などさまざまなファッションアイテムを取り扱っており、ブランドのロゴマークがあしらわれたバッグが印象的です。
「日常を贅沢に飾る」をブランドコンセプトとされており、伝統と革新を両立させたデザインには男女問わず多くの層から愛されています。
カジュアル路線やスポーツラインのアイテムもリリースしており、ハイブランドでありながら普段使いできることも魅力です。
上記の投稿では女優・ファッションモデルの堀田真由さんとのタイアップ投稿を行われています。
投稿では4枚の写真が使用されています。
バッグが良く見えるように撮影されたアップ目のショットから、全身のコーディネートショット、バックのみの写真まで、アイテムの魅力や使用シーンが想像できるような工夫が行われています。
2つのバッグが重なったデザインとなっているアイテムであることから、「シーンに合わせて取り外せる」とアイテムのメリットを訴求するなど、キャプションづくりにもこだわっていることが伺えます。
20代である堀田さんがオシャレにアイテムをコーディネートに取り入れることで、同世代からの憧れの気持ちを引くことができるでしょう。
ハイブランドは特に、「このアイテムを持ってこの像になりたい」というイメージを演出することがとても重要になります。
その分インフルエンサー選定は重要なカギとなりますので、ブランドのイメージとターゲット層を明確にした上でインフルエンサーの普段の投稿を分析するのが良いでしょう。
Yohji Yamamoto × 木村なつみさん
続いてご紹介する著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのタイアップ事例5選は、
Yohji Yamamoto Official(@yohjiyamamotoofficial)
と木村なつみ | Natsumi Kimura(@natsumi__kimura)さんのタイアップ事例です。
ヨウジヤマモトは、山本 耀司氏によるファッションブランドで、世界的に有名な日本を代表するブランドの1つでもあります。
黒を基調としたアイテムがブランドの特徴で、唯一無二のモードで個性的なデザインには男性から高い支持を得ています。
現在は、女性でも着こなせるようなデザインのアイテムや、アニメとコラボした商品なども展開しており、ハイブランドでありながら若年層からも人気のブランドとなっています。
上記は、アパレルブランドのデザイナーも担当されているインフルエンサー、木村なつみさんによるタイアップ投稿です。
ヨウジヤマモトのブランドイメージでもある黒を基調としたコーディネートを紹介されており、キャプション内ではオールブラックの際のポイントについて言及されています。
ブランドデザイナ―を担当されていることから普段もファッションにまつわる投稿が多く、フォロワー層にもファッションへの関心度が高いユーザーが多いことが予測できます。
投稿の雰囲気もモード・シックにトンマナが揃えられており、ヨウジヤマモトのブランドイメージと親和性が高いことが伺えます。
また、20代前半(2023年11月現在)である木村さんが着こなすことで、ハイブランド・個性的といったイメージの強さからブランドに挑戦できていなかった若年層女性からの注目を集めることも可能となるでしょう。
キービジュアルなどで普段起用していない年齢層・テイストのインフルエンサーにも、タイアップ投稿でアイテムを着用してもらうことで、従来の顧客層以外に対してリーチを図ることができますね。
CHANEL × とんだ林 蘭 さん
最後にご紹介する著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのタイアップ事例5選は、CHANEL(@chanelofficial)ととんだ林 蘭(@tondabayashiran)さんのタイアップ投稿です。
CHANELはココ・シャネルが創業した高級ファッションブランドで、ファッション業界でも長年最先端のブランドとして全世界から愛されているブランドです。
強い女性を象徴するイメージから女性の憧れの象徴ともいえるブランドであり、シンプルでありながらも個性が見えるデザインが魅力です。
上記では、コラージュやイラストなどの作品を作成しているアーティスト、とんだ林 蘭さんとのタイアップ投稿を行っています。
とんだ林 蘭さんはInstagramで作品を次々とアップしたことがきっかけで注目を集め、ミュージシャン・アーティストのアートワークを手がけたり、ファッション業界とのコラボレーションも行うなど、幅広い活動をされています。
投稿ではCHANELのコレクションに訪れたことを紹介されています。
コレクションのフォトブースでCHANELのアイテムを着用したご自身のお写真を撮影されており、加えてコレクションの様子が分かる画像・映像を添付されています。
ブランドのコレクション発表やイベントなどにインフルエンサーを招くことで一度に多くの注目を集めることができ、ブランドの話題性を高めることにも繋がります。
ブランドのアイテムを直接紹介している投稿ではありませんが、「インフルエンサーたちが訪れている・着用している」というユーザーからブランドへの憧れのイメージを創出する効果もあるでしょう。
また、新しいコレクションやイベントの様子を発信してもらうことで今後のブランドの方向性を知ってもらうことにも繋がるなど、リアルタイムなアプローチを行えるのも魅力ですね。
まとめ
以上、著名ハイブランドのアパレル企業とインフルエンサーのタイアップ事例5選をご紹介しましたが、いかがでしたか。
ハイブランドのアパレルブランドはプチプライスのブランドとはアプローチの方法も異なり、直接アイテムの紹介や商品ページへの流入を行うよりもブランドイメージを演出するような投稿が多いことが伺えました。
ブランドイメージを確立させていくにはタイアップを行う際のインフルエンサー選定がとても重要となりますので、適切なインフルエンサーの選定を行っていく必要があるでしょう。
なお、アパレル企業はもちろん、様々なジャンルにおいて、インフルエンサーとのタイアップ投稿は企業の認知拡大を図るのに効果的です。
インフルエンサーマーケティングにご興味のある企業のご担当者様はこちらからお気軽にお問い合わせください。
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