Instagramには様々な企業のアカウントがありますが、それらのアカウントの中にはいわゆる老舗といわれる企業も数多くあります。
しかし、老舗企業にはInstagram上である共通の悩みがあります。
それは「キャンペーンのタイミングがわからない・ネタがない」ということ。
老舗企業はロングセラー商品を扱っていることが多く、「特に話題があるわけではないが、どうキャンペーンをすればいいのか?」と迷っていることが多いのです。
ただ、老舗企業もいろいろな方法でキャンペーンを実施しています。
今回は、老舗企業やロングセラー商品がどのようにキャンペーンしているのか?をご紹介いたします。
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目次
ロングセラー商品のInstagramキャンペーンアイディア
○○周年
まず、老舗企業ということで「企業創立○○周年記念」というキーワードが挙げられるでしょう。
上記の例は、2022年にdocomoが30周年を迎えるタイミングで行った「dポイント 30,000pt(期間・用途限定)」を抽選で30名様にプレゼントするというキャンペーンです。
アカウントをフォローし、投稿にいいねをするだけでキャンペーンに参加できると言う気軽さもあり、多くのフォロワーが参加しています。
このように区切りのいい周年のときにキャンペーンを行うと、同時に企業のことも覚えてもらえるので積極的に活用しましょう。
ランキング1位記念
販売している商品が何かのランキングで1位を取った際も絶好のキャンペーンチャンスです。
上記の例は、「無添加化粧品」でおなじみのファンケルが販売するマイルドクレンジングオイルと泥ジェル洗顔が@cosmeベストコスメアワード2022下半期で入賞したことを受け、抽選30名様に『毛穴ケアセット』をプレゼントしたキャンペーンです。
コスメランキングで入賞したということはいい製品の証であり、キャンペーンによってその事実も宣伝できるため、非常に効果的です。
さらにロングセラー商品によっては「○○年連続でランクイン」という記録を持っていることもあるでしょう。
上記の例は、化粧品会社C'BON シーボン.が「11年連続ブランドシェアNo.1」したことを受け、定番商品のセットをプレゼントするキャンペーンを実施しています。
こういった記録は非常に名誉なことなので、お世話になったお客様へ還元する意味でも実施する意味のあるキャンペーンです。
限定デザイン・リニューアル
老舗企業ではロングセラー製品を販売していることが多いですが、そういった商品もパッケージなどが変わるタイミングがあります。
そのタイミングはキャンペーンのチャンスとなります。
上記の例は、創業約130年余りとなる老舗化粧品メーカー明色化粧品のロングセラー製品「美顔水」のトイ・ストーリーデザインが期間限定で発売されることを受け開催されたキャンペーンです。
特にコラボでの限定デザインはもう一方のファンを取り込むチャンスとなるので、積極的にキャンペーンを行いましょう。
他にも「パッケージや内容物のリニューアル」「新色(新味)発売」など、マイナーチェンジを含めた変更も周知の意味も込めてキャンペーンのいい機会となります。
記念日制定
企業が独自で商品の記念日を打ち出し、ハッシュタグで話題にすることで覚えてもらうという戦略もあります。
上記の例は森永製菓が販売するハイチュウに関する投稿です。
ハイチュウを「812」に変換し、さらにひっくり返して日付に当てはめた2月18日を「裏ハイチュウの日」と森永製菓が制定。
ハイチュウリニューアルのタイミングで「#裏ハイチュウの日」 として宣伝することにより、周知させています。
11月11日の「ポッキー&プリッツの日」のように広く認知されるとその日の売り上げもアップするため、こういった記念日を考えるのも効果的です。
大手同士のコラボ企画
老舗企業同士で効果的なキャンペーンをすると話題にも上りやすくなります。
上記の投稿は、宅配ピザのピザーラがクリスマスに向けて行ったキャンペーンです。
クリスマスではピザ以外にキャンドルやお菓子も必要ということで、カメヤマキャンドルハウスとグリコを交えた3社間でコラボを実施しています。
ピザーラ公式アカウントをフォロー&いいねすると応募でき、抽選で10名にイルミネライトとグリコ大きなポッキー箱(ポッキー・プリッツ詰合せ5箱入)が当たるようになっています。
企業のアカウントキャンペーンで自社の商品以外だけをプレゼントするのは珍しいですが、それでも効果的なコラボといえます。
年中行事に合わせて
上記のクリスマスもそうですが、日本の年中行事に合わせたキャンペーンも効果的です。
上記のキャンペーンではロート製薬が「ハピハピ!お年玉キャンペーン」と称してリップやハンドクリームの詰め合わせをプレゼントしています。
お正月は「お年玉プレゼント」と銘打つことができるので、どの企業でも違和感なく実施できます。
年中行事は他にも「バレンタインデー」「卒業・入学」「子どもの日」「ハロウィン」など様々ありますので、自分の企業の商品に合わせたキャンペーン時期を見定めましょう。
フォロワー○○人突破記念
InstagramなどのSNSの場合、フォロワーの数をキャンペーンのきっかけにすることもできます。
上記の例は、カルビーがフォロワー9万人を記念したキャンペーンです。
「#サンキューカルビー」をつけてコメントした方の中から9名の方にカルビー9品セットをプレゼントしています。
こういったキャンペーンを定期的に行うと、アカウントの認知だけではなく、フォロワー数をグッと増やすきっかけにもなります。
思い出エピソードの募集
ロングセラー商品の大きな特徴は、「ユーザーが子どものころから使っている可能性がある」という点でしょう。
この事実を利用し、ソントンでは「ソントンのジャムとの思い出教えて!Instagramキャンペーン」を実施しています。
「この投稿に【ソントンのジャム・スプレッドにまつわる思い出やエピソード】をコメントしていただいた方の中から10名の方に「ファミリーカップ8種とオリジナルグッズ」をプレゼントする」という内容のキャンペーンでしたが、コメント欄には子どものころに使っていた思い出のキャンペーンが多数寄せられました。
さらに、ソントンの社員に思い出を実際に聞いてみた投稿もあり、ノスタルジーに浸ることができるキャンペーンになっています。
その他
キャンペーンのきっかけには他にも
- 商品のアレンジレシピコンテスト
- 期間限定グッズプレゼント
- 長年の自社のファンを「アンバサダー」として起用
など、さまざまな方法が挙げられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Instagramキャンペーンと一口に言っても、様々なアプローチがあります。
老舗企業やロングセラー商品のキャンペーンでは、「コラボ」や「フォロワー○○人突破記念」といった新興企業でもできるキャンペーンだけではなく、「○○周年」や「思い出募集」といった老舗ならではのきっかけもあり、実は老舗企業のほうがキャンペーンをするきっかけは多いのかもしれません。
老舗企業のInstagram担当者の方は、ぜひ自社の商品に合わせたキャンペーンをこの中から実施してみてはいかがでしょうか?
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