インフルエンサーの影響力を活かしたマーケティング施策にはさまざまな手法がありますが、自社製品とインフルエンサーがコラボした商品開発を行うことは、新規顧客の開拓に効果的として人気の施策の一つです。
その中でもスキンケア用品やメイクアイテムなど、新たな商品開発がしやすい美容業界は、特に積極的にインフルエンサーとのコラボ商品を販売してることをご存知でしょうか。
そこで本記事では、美容業界とインフルエンサーとのコラボ商品開発の成功事例を5つ厳選してご紹介していきます。
コラボ成功のポイントや工夫されている点も解説しているので、ぜひこの記事を参考に今後のインフルエンサーマーケティング実施にお役立てください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
【美容編】インフルエンサーとのコラボ商品開発の成功事例5選
それではさっそく、美容業界とインフルエンサーとのコラボ商品開発の成功事例を5つまとめてご紹介していきます。
順番に詳しく見ていきましょう。
1.VDL
画像:VDL | ハイクオリティなグローバルメイクアップブランド
最初にご紹介するのは、「VDL」が実施したインフルエンサーとのコラボ商品です。
VDLは、ベースメイクを中心に高品質でありながら低価格な商品展開を実現していることが特徴の韓国発のグローバルメイクアップブランド。
そんなVDLは、韓国語を話せることを活かして韓国や美容に関する情報を発信する美容系インフルエンサー「会社員J」さんとのコラボ商品開発を実施しました。
【コラボレーション事例】:VDL×会社員J
上記の投稿では、 VDLと会社員Jさんが共同開発したクッションファンデーションとパウダーの発売を告知しており、
- 商品のこだわりや特徴
- 商品開発の裏側
- メイクの落ちづらさの実証
といった内容で商品のPRをしています。
会社員Jさんは韓国コスメを多く扱うインフルエンサーであり、フォロワーにも韓国コスメ好きが多いことが推測できるため、ブランドの認知拡大や新規顧客の開拓に効果的なコラボレーションといえるでしょう。
またこちらのコラボ商品は、日本の気候やライフスタイルに合わせて開発されているため、日本人が使いやすい韓国コスメとなっており、機能性と話題性を両立していることもポイントです。
2.LoveLiner(ラブ・ライナー)
画像:Love Liner(ラブ・ライナー) オフィシャルサイト
続いてご紹介するのは、「LoveLiner」が実施したインフルエンサーとのコラボ商品です。
2023年にブランド誕生から15周年を迎えたLoveLinerは、“カワイイは、未来を変えるよ。”をコンセプトに、アイライナーやマスカラ、アイブロウなどを展開するアイメイクブランド。
そんなLoveLinerは、ヘアメイクアーティスト兼インフルエンサーとして人気を集める「河北裕介」さんとのコラボ商品開発を実施しました。
【コラボレーション事例】:LoveLiner×河北裕介
上記の投稿では、コラボ商品として開発された2種類のリキッドアイライナーが紹介されており、
- ローズピンクブラウン
- ワインブラウン
といった多くの人が使いやすいカラー展開となっています。
また動画内では、ヘアメイクアーティストとして実際に仕事をする様子を収めたシーンの中でコラボ商品を使っており、使い方のコツや仕上がりなど、ユーザーが気になるポイントも分かる動画構成にしていることがポイントです。
日本の有名ヘアメイクアーティストとしての地位を確立している河北裕介さんとのコラボ商品とあって、こちらの商品はコスメの口コミサイトなどでも好評で、発売から時間が経過しても人気を維持し続けています。
3.RAXY(ラクシー)
画像:RAXY(ラクシー) | 毎月新しいコスメを毎月お届け
続いてご紹介するのは、「RAXY」が実施したインフルエンサーとのコラボ商品です。
RAXYは、ユーザーそれぞれの肌に適したコスメを毎月届けてくれるサブスクサービスであり、お手頃価格で人気ブランドのコスメを試せることが特徴。
そんなRAXYは、コスメの解説や購入品紹介で人気を集めるインフルエンサー「コスメヲタちゃんねる サラ」さんとのコラボ商品開発を実施しました。
【コラボレーション事例】:RAXY×コスメヲタちゃんねる サラ
上記の投稿では、“コスメ狂いが作った、RAXY担当者泣かせBOX”と題して、スキンケアからベースメイク、ポイントメイクまでコスメヲタちゃんねる サラさんのこだわりが詰まったセットが紹介されています。
セットの内容としては、
- KATE ラッシュフォーマーEX (ロングWP) BR-3
- DUO デュオ ザ クレンジングバーム
- Primavista スキンプロテクトベース<皮脂くずれ防止> SPF50 メロン
など、人気ブランドを含む内容となっており、ユーザー目線で作られていることが特徴です。
上記の動画へのコメントでは「ラクシーの存在初めて知りました!」や「初めてRAXYポチりました!」など、コラボ実施による新規顧客へのリーチを実現していることが確認できました。
また、RAXYが運営するWebメディアではコスメヲタちゃんねる サラさんへのインタビュー記事が掲載されているほか、X(旧Twitter)やInstagramなど、複数の媒体でコラボの宣伝をしていることもポイントです。
さらに、コラボ商品を発売した翌月にはRAXYのYouTubeチャンネルでもコラボボックスの内容が紹介されており、インフルエンサーの影響力を活かしてサービスへの継続的な注目を集める工夫はぜひ参考にしたい部分といえるでしょう。
4.宝島社
続いてご紹介するのは、「宝島社」が実施したインフルエンサーとのコラボ商品です。
宝島社は、美容やファッションの雑誌を製作する大手出版社であり、豪華な付録付きの女性誌を中心に人気となっています。
そんな宝島社は、YouTubeで140万人以上の登録者数を誇誇る人気美容系インフルエンサー「nanakoななこ」さんとのコラボ商品開発を実施しました。
【コラボレーション事例】:宝島社×nanakoななこ
上記の投稿では、コスメの大型化に対応できる収納力とメイク用品が自立することでポーチ内を漁る必要がない機能性を両立した正方形のメイクポーチを紹介しています。
こちらのポーチは、nanakoななこさん自身が感じていたポーチへの不満点を解消するために妥協ゼロで作られたことが特徴で、メイクポーチに欲しい機能が多く詰まったアイテムとして話題となり、即完売するほどの人気を集めました。
また、上記コラボの好評を受け、約1年後には使いやすさとデザインをさらにブラッシュアップする形で再度コラボを実施しています。
一度人気となったコラボを期間を開けて再度実施することで、さらに大きな注目を集めやすくなることから、コラボ商品開発をする際の長期的な計画として参考になる事例といえるでしょう。
5.BELL PALETTE(ベルパレット)
画像:BELL PALETTE -ベルパレット- |おすすめの美容・ダイエット・コスメ化粧品の通販 BELL PALETTE【ベルパレット】
最後にご紹介するのは、「BELL PALETTE」が実施したインフルエンサーとのコラボ商品です。
BELL PALETTEは、国内で話題のコスメやスキンケア商品を取り扱うECサイトで、BELL PALETTEでしか購入できない限定アイテムも展開しています。
そんなBELL PALETTEは、美容やファッション、Vlogなどの投稿で人気を集めるインフルエンサー「水越みさと」さんとのコラボ商品開発を実施しました。
【コラボレーション事例】:BELL PALETTE×水越みさと
上記の投稿では、構想から約1年の時間をかけて実現したコラボ商品であるオリジナルアイシャドウパレットを紹介しており、全5枚の画像を使って、
- カラー展開
- 使用感
- 商品開発のコンセプト
などが分かるようになっています。
また、投稿のキャプション部分ではカラーごとの特徴など、さらに詳しい商品情報が記載されており、一つの投稿でユーザーが欲しい情報をまとめていることがポイントです。
さらにこちらの商品は、1人1個限定・数量限定販売といった販売方式を採用し、コラボ商品ならではの限定感を高めている部分も参考になるでしょう。
まとめ
本記事では、美容業界とインフルエンサーとのコラボ商品開発の成功事例をまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回ご紹介したように、インフルエンサーの特色を活かしつつ消費者需要も高いコラボ商品を販売することで、自社だけではリーチできていなかった新規顧客の獲得を期待できます。
また、コラボ商品の開発にハードルの高さを感じる場合は、インフルエンサーとのタイアップ投稿でも十分にインフルエンサーの影響力を実感できるでしょう。
インフルエンサーを起用した広告に興味がある方は、インフルエンサーの投稿をそのままバナーやLPに二次利用することが可能なFind Modelにぜひご相談ください。
▼関連記事
▼おすすめ資料をダウンロードする