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TikTokインフルエンサーによって地域の魅力が発信されたタイアップ成功事例3選

2023.05.12

インスタラボライター

特に若い世代にとって、都市部というのは非常に魅力的に映りやすくなっています。

しかし、地方自治体も若い世代に向けた発信をいろいろと画策しています。

そんな中で最近増えつつあるのが「人気TikTokerとタイアップした地域の魅力PR」です。

本記事では、TikTokerが地域について紹介したタイアップ案件を3例ご紹介いたします。

事例とあわせて工夫された点も解説しているので、インフルエンサーとのタイアップを企画する際にぜひお役立てください。

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1 TikTokインフルエンサーによって地域の魅力が発信されたタイアップ成功事例3選
2 まとめ
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TikTokインフルエンサーによって地域の魅力が発信されたタイアップ成功事例3選

それでは、TikTokインフルエンサーによって地域の魅力が発信されたタイアップ成功事例を3例ご紹介いたします。

三重県観光連盟×ぞのさんっetc.

三重県の公式観光情報サイトを運営する三重県観光連盟は2021年、 TikTokを活用することで、幅広い年代に、そして新しい表現で、三重県の魅力を伝える活動を開始しました。

TikTok人気クリエイターと連携し、三重県観光事業の促進ならびに復興と再生、観光を通じた県全体の地域産業活性化を目的としています。

新型コロナ感染症の世界的流行を受け、三重県内の観光事業も厳しい状況の中、アフターコロナに向けて県内外の方々に対して三重の魅力を発信するために動いていたのです。

@zono.sann @kankomie さんが真似してくれました♫#映像で遊ぼう #tt映画祭2021 #tiktok教室 #三重県 ♬ オリジナル楽曲 - ぞのさんっ

例えば上記の投稿は、現在300万フォロワーを抱えるTikTokクリエイター「ぞのさんっ」が投稿したものです。

「スマホで出来る簡単トランジション♫」と題し、その撮影の様子と実際にできた動画をつなぎ合わせています。

トランジションとはエフェクトの一種で、前のカットと後ろのカットをつなぎ合わせて、画面を切り替えたいときに適用する効果のことを指します。

この動画のポイントは、「三重の魅力を伝えるためにインフルエンサーに動画を依頼する」ということではなく、「著名なインフルエンサーから三重の魅力を伝える動画の撮影方法を習う」という手法をとっていることです。

三重県観光連盟は他にもあああつしさん、たけち（takechi）📸さん、にしじゅんさんにも依頼。

フォロワーは4チャンネル合計で700万人を超えています。

@aaa_tsushi_ みんなも真似してみてね！@kankomie さんも真似してくれてました！#TikTok教室 #capcut #三重 #なばなの里 #なばなの里イルミネーション ♬ オリジナル楽曲 - あああつし

@takechi0318 「360度で見えるお花の世界」@kankomie #TikTok教室 #三重 #なばなの里 #なばなの里イルミネーション ♬ オリジナル楽曲 - たけち（takechi）📸

@nishijun.1 スマホ踏みつけトランジション✨@kankomie #TikTok教室 #capcat #三重 #なばなの里 #なばなの里イルミネーション ♬ オリジナル楽曲 - にしじゅん

そして三重県観光連盟はこちらで終わらせず、得た撮影ノウハウをもとに広報担当職員が動画を制作し公開しています。

@kankomie #かざはやの里　で、あああつしさん(@aaa_tsushi_ )の動画をオマージュしました！　元動画では、制作風景も分かりやすく紹介してくれているので、是非みんなも作ってみてください✨　#コロナ後これしたい　#観光三重　#kankomie #初めての動画づくり　#tiktok教室 ♬ 空はまるで - MONKEY MAJIK

@kankomie #美濃田竹林　で、にしじゅんさん(@nishijun.1 )の動画をオマージュしました！元動画では制作風景を分かりやすく紹介してくれているので、是非みんなも作ってみてください✨　#コロナ後これしたい　 #観光三重　 #kankomie #初めての動画づくり　 #tiktok教室 ♬ Gurenge (TV Version) - LiSA

ここで大切なのは「習っているてい」ではなく「習ったことを自分たちの手でちゃんと実践している」というところでしょう。

自治体などの公共団体からインフルエンサーに依頼する場合、ほとんどが「地元のPR映像を投稿してもらうために協力する」というスタンスで依頼しています。

しかし三重県観光連盟は「今後も自分たちの手でPRを進めていく」という意思でインフルエンサーから動画の撮影方法を習っています。

観光のPRとして本気度を見せるという手法もユーザーにPRする一つの方法なのです。

神戸港×ほのぴす

神戸港では、個性豊かな遊覧船・レストランクルーズ船が合わせて５船出航しており、各船の情報を集約したポータルサイト「CRUISE KOBE」が2023年に開設されました。

神戸港クルーズ船ポータルサイト | CRUISE KOBE (cruise-kobe.com)

サイトの開設に合わせて乗船料の割引キャンペーンなどを実施していました（2023年3月まで）が、その他のプロモーションとして

PR動画の公開

JR 三ノ宮駅（南通路）での大型ポスターの掲出
TikTokタイアップ動画の投稿

も実施しています。

特にTikTokについてはインフルエンサーのほのぴすさん（ @noponopisu2 ）とタイアップし、ほのぴすさんが神戸港クルーズを満喫する動画を公開しています。

@noponopisu2 彼ぴすとクリスマスに神戸クルーズ旅行してきたの！！！こんなに彼ピス出したの初めてかも笑 #神戸港遊覧船 #bohbohkobe #ロイヤルプリンセス #安宅丸 #ルミナス神戸2 #コンチェルト #遊覧船 #神戸港 #ハーバーランド #メリケンパーク #ad ♬ オリジナル楽曲 - ほのぴす🐰👑

ほのぴすさんはフォロワー76万人の人気TikTokerで、普段は主に1人で美容動画やあるある動画など、さまざまなジャンルの動画を投稿しています。

この動画ではほのぴすさんが彼氏の彼ぴすさんとクリスマスに神戸クルーズ旅行をしてきた様子をまとめています。

彼氏との自然なデートの中でもPRは忘れず、50秒の動画の中で5種類の船を紹介し、その中でも3種類の船については中の様子もリポートしています。

無料のセーラー服のオプションや生演奏付きのディナーなど、細部についての説明もしっかりされていたので、ユーザーはこの投稿を見て神戸のクルーズに興味が湧きやすくなるのです。

神戸港が行っている施策の中で、他の施策は全世代向けに行われていますが、TikTokはZ世代に向けて行われています。

クルーズ船の客層として中高年だけではなく、若い世代にも来てほしいという意思の表れでしょう。

若い世代の集客を高めたいのであれば、動画媒体としてはやはりTikTokに一日の長があります。

京都市移住サポートセンター×ごっこ倶楽部

京都市は人口減少の歯止めと、その大きな要因である東京一極集中の是正を目指した取組として、市民団体や企業等と京都市で構成するプロジェクトチーム「チーム京都・移住応援チーム」を2016年に結成。

移住の相談対応をはじめとした総合的な移住支援を行うため、「京都市移住サポートセンター『住むなら京都(みやこ)』」を開設しました。

画像：住むなら京都 | 京都市移住ポータルサイト

その活動の一環として、京都市の魅力を発信するため、人気クリエイター「ごっこ倶楽部」さんとタイアップを行いました。

ごっこ倶楽部さんはショートドラマクリエイターとして人気で、現在ではフォロワーが100万人を突破しています。

@gokko5club 上司と部下, どっちに問題あると思いますか？ #配属ガチャ #仕事 #女上司 #子犬男子 #ショートフィルム #ドラマ #ドラマティッカー #ごっこ倶楽部　シリーズ男部下編 @【ごっこ倶楽部】 == WIN-WIN ~女上司編~ == ［出演］@大内　唯　　　　@早坂架威【ごっこ倶楽部】　　　　@榎本凛【まいはに】　　　　@後藤光輝　　　　@ポメラニアン🐶モコチャン　　　　@西村佳祐 ♬ セブンティーン - YOASOBI