TikTokは、ショート動画の投稿・共有を楽しむSNSとして、日本でも大人気の動画プラットフォームです。
TikTokの人気は世界を席巻し、全世界のユーザー数が10億人を突破しました。
最近では、マーケティング戦略としてTikTokを活用する企業が増えてきています。
他のSNSに比べるとまだまだ企業の参入数は少ないですが、言い換えれば、TikTokにいち早く新規参入することが、競合との差別化を図るチャンスに繋がるということでもあります。
実際にTikTokでは、新規事業や個人ブランドといった顧客の少ない企業が、認知・拡大に成功している事例も数多くみられ、早期参入によって得られるメリットは今なお健在と言えるでしょう。
そこで今回は、新規事業や個人ブランドの成功事例が見られるジャンルとして、「アクセサリー業界のTikTok企業アカウント」に注目。
アクセサリー業界のTikTok企業アカウント運用事例から、企業のTikTokアカウント運用において参考にしたいポイントを解説していきます。
企業ブランドの認知・拡大から売上向上に至るまで、多くの参考になるノウハウを学び取れる内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【事例】アクセサリー業界のTikTok企業アカウント運用事例5選
それでは早速、アクセサリー業界のTikTok企業アカウント運用事例5選をチェックしていきましょう!
uchimari(@uchimari_bridal)
画像:uchimari(@uchimari_bridal)|TikTok
アカウント:uchimari(@uchimari_bridal)|TikTok
フォロワー数:約2.3万人(2022年5月現在)
まずはじめにご紹介するアクセサリー業界のTikTokアカウントは、「uchimari(@uchimari_bridal)」です。
「uchimari(ウチマリ)」は、結婚指輪や婚約指輪を手作りできるアトリエを展開する企業です。
多くのカップル・夫婦に、手作りという新しいスタイルのブライダルリングの提案と素敵な思い出を提供しています。
同社の公式TikTokアカウントでは、
- 指輪の制作工程や扱う素材の紹介
- 指輪にまつわる知識
- ユーザーからの質問への返答動画
などが投稿されています。
@uchimari_bridal 大切に、婚約指輪を手作りする #手作り指輪 #婚約指輪 #ロストワックス ♬ 会いたいな - 音田雅則Otoda Masanori
上記の投稿では、手作りの婚約指輪を制作する様子が紹介されています。
バラード調のBGMとともに、気持ちを込めて手作りするという同社ならではのコンセプトが伝わる素敵な動画になっていますね。
また、コメント欄を見てみると、ユーザーから寄せられた多くの質問に対して1つ1つ丁寧にコメントを返答していることが分かり、親切なアカウント運用がとても印象的です。
更に、同社のTikTokアカウントでは、通常の投稿でもユーザーからの質問に対する返信動画が数多く投稿されています。
@uchimari_bridal @kurage914 への返信 ご質問ありがとうございます^^途中で折れてしまったとしても、こちらの青色の素材はワックスという熱で溶ける素材になっておりますので、このように簡単にくっつけて直すことができます💍 #ロストワックス ♬ I gotta go (feat. Hiplin, WILYWNKA & kojikoji) - GeG
上記は、作成途中で指輪が折れてしまった場合に関する質問に対しての返答動画です。
実際に折れてしまった素材を直す様子が動画で紹介されており、視覚的に説得力のある動画での返答により、ユーザーの疑問や不安を解決しています。
同社の運用事例では、TikTokアカウント全体がユーザーの疑問に対応する質問窓口のような役目を果たしており、信頼性の高いブランディングに成功しています。
特にTikTokでは、ショート動画を活かすことで、視覚的に理解しやすいコンテンツを手軽に作成できるので、本事例のように、ユーザーのアクションに対してレスポンスよく対応することができるでしょう。
TikTokの特徴を活かした運用事例として是非参考にしたいですね!
At the weekends(@attheweekends)
画像:At the weekends(@attheweekends)|TikTok
アカウント:At the weekends(@attheweekends)|TikTok
フォロワー数:約1.7万人(2022年5月現在)
続いてご紹介するアクセサリー業界のTikTokアカウントは、「At the weekends(@attheweekends)」です。
「At the weekends」は、オーダーメイドのアクセサリーを販売するオーダージュエリーブランドです。
ユーザーがお絵描きしたデザインでジュエリーが作れるハンドライティングジュエリーが特に人気を集めています。
実際に、同社のTikTokアカウントでも、ハンドライティングで作成されたアクセサリーの動画が人気コンテンツになっています。
@attheweekends ネックレス作ってみた🦊🖋 #ネックレス #necklace #アクセサリー #jewelry ♬ 原聲 - 喵喵也想當野王(⁎˃ᆺ˂) - 涼涼想成為大佬(◍•ᴗ•◍)
上記は、友達が描いた絵のデザインで制作するネックレスの動画です。
あえて、「友達の絵」という何気なく描かれた絵を題材にすることで、
- 「どんな絵でもデザインできる」という技術力の高さのアピール
- 「気軽に作成できる」というイメージ定着による利用者数のアップ
などに繋げています。
また、ユーザーのリクエストに応える動画も数多く投稿されており、TIkTokでのコミュニケーションを通じて上手くブランディングを行なっている点にも注目です。
@attheweekends @kurumidoll への返信 手書きで作れるアクセサリーで、自分だけのデザインが欲しいけど、デザインが書けない、、そんな方に@moto.lettering によるデザイン作成サービスをスタートいたしました🙌 #ネックレス #アクセサリー ♬ It's Been A Long Long Time - Harry James
上記では、あえてユーモア性のあるコメントを取り上げてネックレスを作成し
- 面白いコンテンツで製品に興味を持ってもらうことや
- ユーザーの望みを叶えることで、サービス精神旺盛なブランディングをアピールすること
に繋がっています。
本事例のように、自社製品やサービスの特徴が伝わるアイデアを動画コンテンツに活かすことで、多くのユーザーの関心を惹きつけ、ブランドの存在をアピールしていくことができるでしょう。
TikTokで上手に認知拡大の成果を得ている事例として是非参考にしたいですね!
Baby′s breath shop…❤︎(@babysbreath_shop)
画像:Baby′s breath shop…❤︎(@babysbreath_shop)|TikTok
アカウント:Baby′s breath shop…❤︎(@babysbreath_shop)|TikTok
フォロワー数:約1.4万人(2022年5月現在)
続いてご紹介するアクセサリー業界のTikTokアカウントは、「Baby′s breath shop…❤︎(@babysbreath_shop)」です。
「Baby′s breath shop…❤︎」は、アクセサリー作家、shimaさんが、ハンドメイド・手作り通販サイト「minne(ミンネ)」に出店しているアクセサリーショップです。
レジンやドライフラワーを使った可愛らしいハンドメイドアクセサリーが人気を集めています。
公式TikTokアカウントでは、アクセサリーを手作りする様子や、注文を受けた商品を梱包・発送する様子などが投稿されています。
@babysbreath_shop #ハンドメイド作家 #ハンドメイド #ハンドメイドアクセサリー #レジン #レジンアクセサリー #iphoneケース #レジンケース #shimaのハンドメイド #おすすめ #おすすめにのりたい #fyp #新作 ♬ オリジナル楽曲 - みさき
上記は、新作のiPhoneケースを紹介する投稿です。
リボン・かすみ草・パールといった繊細なパーツを用いて、丁寧に 丹精を込めて手作りされる様子が伝わることで、商品の付加価値を高めています。
また、動画内で発売日の告知を行い、コメントに対応する機種のラインナップを掲載するなど、興味を持ったユーザーに対して上手く商品の受注を促している点も非常に参考になります。
そして、同商品の受注後の梱包動画でも、shimaさんの丁寧な仕事ぶりがしっかりと表れています。
@babysbreath_shop iPhoneケースが売れました😭💭#ハンドメイド #レジン #iphoneケース #梱包 #梱包動画 #asmr #おすすめ #おすすめにのりたい #fyp #shimaのハンドメイド ♬ あの夏へ (Piano cover) - ALL BGM CHANNEL & sorateras & Sound Forest
本事例では、オーダーメイドアクセサリーの「制作〜受注後の梱包(発送)」という一連の流れをTikTokでオープンに発信していることが、
- ユーザーが抱くブランドに対する安心感・信頼
- 丁寧な仕事ぶりが伝わることによる付加価値の向上
といったメリットにしっかりと繋がっています。
TikTokを、企業運営や商品制作の裏側を紹介するコンテンツとして活用している点は、ブランドや商品の付加価値を押し上げる1つのアイデアとしてぜひ抑えておきたいですね!
関連記事
【業界・ジャンル別】インフルエンサーマーケティング成功事例リンク集
OWNDAYS Japan【公式】(@owndaysjp)
画像:OWNDAYS Japan【公式】(@owndaysjp)|TikTok
アカウント:OWNDAYS Japan【公式】(@owndaysjp)|TikTok
フォロワー数:6,809人(2022年5月現在)
続いてご紹介するアクセサリー業界のTikTokアカウントは、「OWNDAYS Japan【公式】(@owndaysjp)」です。
OWNDAYSは、メガネ・サングラス販売を全国チェーンで展開するメガネブランドです。
アジアを中心とした各国にも事業展開するなど、海外でも人気を集めています。
公式TikTokアカウントでは、メガネや視力に関する知識や同社のおすすめ商品の紹介など、幅広いコンテンツが発信されています。
@owndaysjp OWNDAYS SNAP(オンデーズスナップ)最新作!🌱 #OWNDAYS ♬ Talk to me - Official Sound Studio
上記は、新商品のメガネを紹介する投稿です。
店舗内や事務所での撮影ではなく、開放感のある野外で撮影することで、人気インフルエンサーが作るコンテンツのような爽やかな印象に仕上がっていますね。
更に、商品のメガネを着用するスタッフもお洒落にコーディネートされており、ファッション性の高いプロモーションが若い世代の購買欲を効果的に促します。
流行に敏感なティーン層のTikTokユーザーを意識した完成度の高いコンテンツは是非参考にしたいですね。
続いて、同社の人気コンテンツである、メガネにまつわる情報の投稿についてもご紹介します。
@owndaysjp 黒縁メガネ、今年も大人気です🖤 #OWNDAYS #オンデーズ ♬ LovingCall - Official Sound Studio
上記は、形別のおすすめ黒縁メガネを紹介する投稿です。
スタッフさんの着用例とともに、各メガネごとに、
- どんな人におすすめなのか
- どんな特徴があるのか
を分かりやすく紹介しています。
自身のブランドの商品を紹介するだけでなく、一般的なお役立ち情報を紹介するコンテンツを交えることは、幅広いフォロワーを獲得し、結果的に顧客を増やしていくことにも繋がっていきます。
本事例のユーザーがフォローしたいと思えるような完成度の高い動画や役立つ情報を発信している点は是非とも参考にしたいですね!
fashionpress.slow(@fashionpress.slow)
画像:fashionpress.slow(@fashionpress.slow)|TikTok
アカウント:fashionpress.slow(@fashionpress.slow)|TikTok
フォロワー数:5,439人(2022年5月現在)
最後にご紹介するアクセサリー業界のTikTokアカウントは、「fashionpress.slow(@fashionpress.slow)」です。
「fashionpress.slow」は、通販サイトでリーズナブルでお洒落なアクセサリーを販売するブランド「slow」の公式TikTokアカウントです。
セール情報やお得なキャンペーンの実施など、ユーザーが喜ぶコンテンツを発信している点が特徴です。
@fashionpress.slow セール中!!#セール #アクセサリー#リング ♬ ray it down - Haruto
上記は、同社のセール情報をプロモーションする投稿です。
「全て1000円以下で買えます!!」という、価格体を押し出したインパクトのある見出しを中心に配置し、投稿を目にしたユーザーの関心を惹きつけています。
また、動画のスライドでは、実際の通販サイトの販売ページを挿入し、商品の豊富なラインナップを視覚的にアピールしています。
TikTokは、ショート動画というコンテンツの特徴から、
- 手軽に投稿を作成できる利便性
- 動画による視覚情報の多さ
2つのメリットをバランスよく兼ね備えたSNSです。
本事例のように、セールの情報などを、瞬発的、且つ、分かりやすく拡散したい場面で力を発揮するという点は、TikTok運用の活用シーンとしてしっかりと抑えておきたいですね!
関連記事
SNSキャンペーン成功事例と参考にしたいポイントをまとめて解説(Instagram,Twitter,TikTok)
まとめ
以上、アクセサリー業界のTikTok企業アカウント運用事例5選をご紹介してきました。
今回ご紹介したTikTok公式アカウントの運用事例では、
- ユーザーからの質問に対する返答動画で信頼性の高いブランディングに繋げている事例
- 自社のサービスを動画コンテンツに活かすことで多くのユーザーの関心を惹きつけている事例
- あえて商品制作の裏側を見せるコンテンツで商品の付加価値を押し上げている事例
- ユーザーにフォローしたいと思わせる完成度の高い動画や役立つ情報を発信している事例
- TikTokを、セールの情報など、瞬発的且つ、分かりやすく拡散したい場面で活用している事例
など、様々な事例に着目し、参考になるポイントを解説させていただきました。
本記事が、TikTokに新規参入される企業様や、TikTokの公式アカウントを更に発展させていきたい企業様の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
あわせて読みたい▼
▼おすすめ資料をダウンロードする
SNSマーケティング専門メディア「インスタラボ」では、TikTokマーケティングのリーディングカンパニーとしてナショナルクライアントを中心に豊富な支援実績がございます。
- TikTokアカウント運用代行
- TikTok広告運用・分析改善
- TikTokキャンペーン実施
- TikTokインフルエンサーマーケティング
- ソーシャルリスニング分析レポート
など、その時必要なTikTokマーケティング支援が可能です。是非お気軽にご相談ください。
お電話でのお問い合わせはこちら▼
050-3184-0601