私たちの生活において欠かせない存在となった「SNS」。
Twitter、Instagram、YouTubeなど様々な種類のSNSが登場し、それぞれのSNSで多くの支持を集め活躍するインフルエンサーの存在をご存知でしょうか。
近年インフルエンサーは人だけでなく、キャラクターや動物などであることも多く見られるようになりました。
今回はそんなTwitter上で影響力のあるペットのインフルエンサーを4名ご紹介していきます。
Twitterアカウント運用で参考にしたいポイントやアカウントの特徴、PR事例も併せて解説していきますので、ペット向けの商品・サービスの集客や売上を上げたい企業のSNS担当者、マーケターの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
参考にしたい!Twitterで活躍するペットインフルエンサー4選
それではさっそく、参考にしたいTwitterで活躍するペットインフルエンサーを4名ご紹介していきます。
ちくわ@ねこ休み展 さん
まず最初にご紹介する参考にしたいTwitterで活躍するペットインフルエンサーは「ちくわ@ねこ休み展」さんです。
アカウント名:sktfd0310
フォロワー数:11.4万人(2022年1月現在)
ちくわ@ねこ休み展さんは、手足の短い特徴を持つ猫であるスコティッシュフォールドの「ちくわちゃん」をメインにしたアカウントです。その愛らしい姿は、マイナビニュースなどのニュースアカウントにも取り上げられる程話題を呼んでいます。
普段の投稿は、
- ちくわちゃんの写真・動画
- リツイート
- グッズ情報
このようなものがメインとなっています。
こたつに入って動けなくなる→ちくわが膝にくる→さらに動けなくなる→かわいくてマッサージ→(次のツイートにつづく) pic.twitter.com/ZPAIlVPMOk
— ちくわ@ねこ休み展 (@sktfd0310) January 23, 2022
ちくわ@ねこ休み展さんのアカウント運用で参考にしたいポイントとしては、
- 動画をメインに投稿をしている
- 動画の撮影アングルに無駄がない
という点が挙げられます。
Twitter上において、写真・動画はタイムラインのトップに表示されやすくなるという特徴があるため、文章のみの投稿よりもユーザーの目を引き付ける可能性が上がるのです。
また、パッと見て情報が分かりやすい写真・動画作りは全てのSNSにおいて非常に重要ですが、ちくわ@ねこ休み展さんの動画では、ちくわちゃんがアップで撮影されているものがほとんどを占めており、余計な情報が入ってこない作りとなっています。
このことによって、初見のユーザーにもちくわちゃんの魅力が伝わりやすくなっているのです。
動画作りにおいて「メインで撮影したいものがパッと見て分かるかどうか」という着眼点は覚えておきたいポイントです。
【PR事例】ちくわ@ねこ休み展×ユニ・チャームペット「AllWell」
こちらの投稿は、ペットフード・ペット用品のメーカーである「ユニ・チャームペット」のキャットフード「AllWell」のPRとなっています。
新商品、ユニ・チャームペット AllWellをちくわにあげてみました!普段カリカリを丸飲みしてしまうちくわにとって嬉しい小粒タイプ!グルメなちくわにも食いつきがとてもよく、吐き戻しも少なくなった気がします!お腹いっぱい食べてご満悦でした(*^-^*)#オールウェル #PR #健康にゃんです会 pic.twitter.com/XKfEYjODwf
— ちくわ@ねこ休み展 (@sktfd0310) April 22, 2020
このPR事例で参考にしたいポイントとしては、
- 商品の詳細が分かりやすいレビューを添えて紹介している
- 商品の満足感が伝わりやすい写真を投稿している
このようなものが挙げられます。
実際にちくわちゃんに商品を食べさせた時の反応、飼い主から見た商品の情報、その後の様子などが短い文章で分かりやすくまとめられています。
近年のSNSにおける多くのユーザーは、企業の商品紹介よりもインフルエンサーや一般ユーザーのレビューに信頼を置いている傾向にあるため、このように上手く商品レビューをしているPRは大きな影響力を持つ投稿として非常に参考になる事例といえます。
さらに、こちらの投稿に対するリプライでは4枚目のちくわちゃんの写真が最も人気を集めていました。
ちくわちゃんが満足していることが伝わりやすい写真を投稿することで、より商品の説得力が増していることが分かります。
ただ単に商品の写真だけではなく、商品の良さが伝わる画像作りはぜひ真似したいポイントです。
犬 さん
次にご紹介する参考にしたいTwitter上で活躍するペットインフルエンサーは「犬」さんです。
アカウント名:sss_inu
フォロワー数:15.6万人(2022年1月現在)
犬さんは、1歳の柴犬「麦くん」をメインにしたアカウントです。Twitterでは15.6万人という驚異のフォロワー数を誇っており、YouTubeにおいても初回の動画投稿では約61万回再生と非常に話題を集めました。
2021年には初の写真集を発売するなど、今大注目のペットインフルエンサーです。
普段の投稿は、
- 麦君の写真・動画
- リツイート・引用リツイート
このようなものがメインとなっています。
おはよ~~⛅⛅ pic.twitter.com/9zxRkvZgpB
— 犬 (@sss_inu) January 23, 2022
犬さんのアカウント運用で参考にしたいポイントとしては、
- 画像にアカウント名を入れて編集している
- 投稿頻度が高い
という点が挙げられます。
Twitterで人気アカウントになったり投稿がバズったりした際には、なりすましアカウントが作られることも少なくありません。しかし、犬さんのように画像にアカウント名を記載することで無断転載やなりすましのリスクを回避することができます。
アカウント運用において起こり得るトラブルを事前に知っておくことはリスクマネジメントの面で非常に重要ですので、他のリスクやTwitterユーザーの特徴をチェックしておきましょう。
さらに、犬さんのアカウントでは少なくとも1日1回は麦君の写真を投稿しています。
高い更新頻度をキープすることでユーザーを飽きさせないアカウント作りができるため、フォロワー離れを防ぐ効果が期待できます。
犬さんを参考に、なるべく更新期間が空かないアカウント運用を心がけましょう。
【PR事例】犬×まなびばsippo”犬クラス”講義
こちらの投稿は、犬のしつけ教室「スタディドッグスクール」代表の鹿野正顕先生が犬のしつけに関する講義を行っているサイト「まなびばsippo」のPRとなっています。
#まなびばsippo 様の問題行動の回を拝見しました~❗
散歩中よそのわんちゃんに飛び掛かっちゃうことが結構あるので……飼い主もダメダメ言うばかりじゃなくてお散歩をもっと楽しいものにしてあげなきゃなんですね😖😖がんばります…😌https://t.co/Yugay8HpR1#PR pic.twitter.com/DuUZ8ioPB1— 犬 (@sss_inu) December 27, 2021
このPR事例で参考にしたいポイントとしては、
- 講義の要点をおさえた興味を惹き付ける文章作り
- URLを記載してスムーズな導線作りをしている
このようなものが挙げられます。
こちらの投稿は、講義の内容・サイトを思わずチェックしてみたくなる、続きが気になる文章作りが上手く成されています。
Twitterの投稿文字数上限は全角140文字となっており、上限いっぱい文章を作り込んで伝えることも一つの方法ではあります。
しかし、ユーザーの目を引き付けるためには「いかに簡潔に魅力を伝えるか」ということは見やすい投稿作りにおいても重要なポイントです。
さらに、投稿にPRしたいサイトのURLを記載することでスムーズな誘導を可能にしており、ユーザーがわざわざサービスを検索する手間が省けるだけでなく、アクセス数もより多くを期待することができます。
サービス・商品へのスムーズな導線作りは、PRにおいてぜひ取り入れたいポイントです。
プピプピ文太 さん
続いてご紹介する参考にしたいTwitter上で活躍するペットインフルエンサーは「プピプピ文太」さんです。
アカウント名:pupipupi_pupipi
フォロワー数:11.6万人(2022年1月現在)
プピプピ文太さんは、11歳のシベリアンハスキー「文太くん」をメインとしたアカウントです。いつも平和な顔と優しい性格が文太くんの最大の魅力で、2018年には初の写真集も発売されました。
普段の投稿は、
- 麦君の写真・動画
- リツイート・引用リツイート
このようなものがメインとなっています。
完全に【気迫】が存在しないタイプ pic.twitter.com/PUJpfMaOZm
— プピプピ文太 (@pupipupi_pupipi) January 19, 2022
プピプピ文太さんのアカウント運用で参考にしたいポイントとしては、
- 画像の利用範囲を明確に提示している
- 引用リツイートでファンとコミュニケーションを取っている
という点が挙げられます。
こちらの投稿では、文太くんの画像利用の範囲について明確に設定し、お知らせしています。
ちなみに文ちゃんの画像の指摘利用の範囲については、ストーリーでも更新しましたが、以下の基準でお願いします! pic.twitter.com/0Ht0Dx1NH4
— プピプピ文太 (@pupipupi_pupipi) December 16, 2021
画像利用範囲についてはプロフィール欄にも記載しており、商業的な目的でない「私的利用」であればSNS上でも画像利用できることが分かります。また、私的利用であっても誹謗中傷や詐称を禁止する内容を提示しているため、画像利用に関するリスクヘッジがしっかりと成されている例としてぜひ参考にしたいアカウントとなっています。
さらにこちらの投稿では、以前の文太くんの写真を保存していたユーザーからのリプライに引用リツイートで応えています。
懐かしい笑笑笑
顔が死んでる🤣 https://t.co/NrbHGJH3BD— プピプピ文太 (@pupipupi_pupipi) December 24, 2021
私的な画像利用が可能であることが明確に提示されているため、ファンも安心して文太くんの画像を保存・利用することができるのです。
利用条件を提示することはユーザーに対する良い配慮であり、このことによって、この投稿のようなコミュニケーションを生み出すことが可能になっています。
SNS上においてユーザーと近い距離感でコミュニケーションが取れることは最大のメリットですので、必要な線引きをしっかりと行った上でユーザーに親近感を覚えさせるようなコミュニケーションを取るように心がけましょう。
【PR事例】プピプピ文太×NTTdocomo「ハリウッドモード写真館」キャンペーン
こちらの投稿は、2018年にNTTdocomoが行った「ハリウッドモード写真館」キャンペーンのPRに参加したものです。
なんと!文ちゃんがモフモフの魔獣になっちゃいました!😂
ハリウッドモード化で魔獣と化したはずなのに、顔から溢れ出る文太感…
絶対途中で仲間になるタイプの魔獣ですね。わかります。
皆さんのペットたちも、ぜひ魔獣体験してみて下さい!😆https://t.co/tEht25qbcU#PR #あまりにも平和 pic.twitter.com/SBRWUp7pt3
— プピプピ文太 (@pupipupi_pupipi) November 21, 2018
このPR事例で参考にしたいポイントとしては、
- 長いURLを短く変換して投稿している
このようなものが挙げられます。
前述したようにTwitterには全角140文字の文字数制限があるため、色々な情報を記載したくても文字数が足りない場合も少なくありません。
そんな中、長いURLを短縮できる「短縮URL」を始めとしたサイトが数多く存在していることをご存知でしょうか。
こちらのサイトでURLを変換すれば、短いURLで同じサイトにアクセスできるようになります。
PRしたいサービス・商品のURLは非常に重要な情報ですので、このようなサイトを利用して情報漏れがない投稿文章を作ることを心がけましょう。
むぎ さん
最後にご紹介する参考にしたいTwitterで活躍するペットインフルエンサーは「むぎ」さんです。
アカウント名:mugi411
フォロワー数:5.2万人(2022年1月現在)
むぎさんは、5歳の猫「むぎちゃん」をメインとしたアカウントとなっています。
2017年に投稿された「どう考えてもおやつの余韻が長い」というツイートは10.6万という桁外れのいいね数を獲得しており、その可愛らしい姿にファンが急増している今話題のペットインフルエンサーです。
普段の投稿は、
- むぎちゃんの写真・動画
- リツイート・引用リツイート
このようなものがメインとなっています。
どう考えてもおやつの余韻が長い pic.twitter.com/tf24hV2POw
— むぎ (@mugi411) October 3, 2017
むぎさんのアカウント運用で参考にしたいポイントとしては、
- 改行や絵文字を使って投稿文章を見やすく工夫している
という点が挙げられます。
こちらの投稿からも分かるように、むぎさんの投稿全体の傾向として、文章が区切れる位置で改行か絵文字を入れるという特徴があります。
今年もいよいよ今日で終わり!
1年間大変お世話になりました☺️
むぎは相変わらずまったりのんびり
甘えん坊な毎日を送っています💓
来年もよろしくお願いしますね😊
皆さま良いお年を〜💖 pic.twitter.com/kNDDD6UX4e— むぎ (@mugi411) December 31, 2021
Twitterのデメリットとして、タイムラインの流れが速いため、投稿が流し読みされてしまうことがあるという一面があります。
むぎさんの投稿では、文章を読みやすくすることでタイムライン上でも目を引き付ける投稿作りが成されているのです。
目立つ投稿をすることは新たなフォロワー獲得の面でも効果的な方法ですので、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。
【PR事例】むぎ×ソニー「NURO光」キャンペーン
こちらの投稿は、ソニーのサービスNURO光が行ったキャンペーンに参加したPRとなっています。
今、@NUROhikari_Sony をフォローして
みんにゃの猫ちゃんの画像を投稿すると
ソニー製品が当たるキャンペーンをやってるらしいです😸💓
みんにゃで応募しましょう✌️✨https://t.co/dyQ3nkdCqb #わが家のニャーロ#NURO光 #PR https://t.co/dvUih0f109 pic.twitter.com/GnwAretlGA— むぎ (@mugi411) September 30, 2021
このPR事例で参考にしたいポイントとしては、
- 引用リツイートを用いてPRしている
- キャンペーン参加の手順を丁寧に記載している
このようなものが挙げられます。
キャンペーンのURLを記載するだけでなく、キャンペーンの元ツイートを引用してPRすることで、むぎさんの投稿をみたユーザーがキャンペーンの詳細を視覚的にも把握することができるため、情報発信能力が上がります。
また、引用リツイートをすることでタイムライン上の目立つ投稿として目を引くため、非常に効果的な情報発信となるのです。
さらに、
- NURO光のアカウントをフォロー
- 自宅の猫の画像を投稿
- 抽選でソニー製品が当たる
という手順を丁寧に記載することでキャンペーンの内容が簡潔に伝わるようになっており、NURO光のアカウントのみからの情報発信よりもより効果的な情報拡散が期待されます。
このように丁寧な投稿文章作りができるインフルエンサーによるPRは、SNSマーケティング施策を検討する上で非常に重要です。
まとめ
今回は、参考にしたいTwitterで活躍するペットインフルエンサーを4名ご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
現在インフルエンサーの種類は多種多様となっていますが、その中でもペットインフルエンサーは多くのフォロワー数を獲得しているケースが多く見られ、影響力も絶大であることもしばしばあります。
ペット商品やペット関連のサービスのPRにおいては、実際のペットインフルエンサーにお願いして商品・サービスをレビューしてもらうことも効果的な手段の一つです。
ぜひこの記事を参考に、ペットインフルエンサーを起用した商品・サービスPRを検討されてみてはいかがでしょうか。
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