SNS全体でショート動画がブームとなっている昨今では、数多くの企業がTikTokを活用し始めています。
そして中でも、オリジナルハッシュタグを活用してUGCを誘発する事例が増えてきていることをご存じでしょうか?
TikTokは、「ハッシュタグチャレンジ」というオリジナルハッシュタグを活用した広告メニューがあるなど、UGCによる話題獲得に適したSNSです。
しかし実際には、TikTokでオリジナルハッシュタグを活用したくても、
- 具体的にどのように取り入れたらいいかわからない
- オリジナルハッシュタグを広める具体的なイメージが湧かない
など、悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、TikTokのオリジナルハッシュタグ活用手法とUGC誘発事例を5つまとめてご紹介していきます。
オリジナルハッシュタグを施策に取り入れて、UGC誘発による話題獲得、企業の認知拡大につなげていきましょう!
※本メディアの掲載事例は、弊社で取り扱っている事例以外にも他社様の事例もご紹介しております。詳細は各URLをご確認ください。
目次
TikTokでオリジナルハッシュタグを活用する2つの手法
まずは、TikTokでオリジナルハッシュタグを活用する2つの手法として、
- 広告メニュー「ハッシュタグチャレンジ」の活用
- 自社独自のオリジナルハッシュタグ施策の活用
上記2つの方法をご紹介します。
広告メニュー「ハッシュタグチャレンジ」の活用
TikTokには、「ハッシュタグチャレンジ」というハッシュタグ(#)を利用した広告メニューがあります。
「ハッシュタグチャレンジ」では企業が、
- 特定のハッシュタグ
- ハッシュタグにちなんだダンスや動き
を企画し、ユーザーを巻き込んでプロモーションしていくのが一般的です。
1番のメリットには、ハッシュタグチャレンジに参加するユーザーの投稿(UGC)がおすすめ表示されやすい点が挙げられ、フォロワーが少ない企業やブランドのオリジナルハッシュタグであっても効果的に拡散される仕組みになっています。
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自社独自のオリジナルハッシュタグ施策の活用
一方で、広告メニュー「ハッシュタグチャレンジ」を使わずとも、オリジナルハッシュタグを活用した様々なTikTok施策を打ち出すことは可能です。
代表的な例には、
- オリジナルハッシュタグで参加できるキャンペーンの実施
- インフルエンサーとのコラボにちなんだオリジナルハッシュタグでの話題獲得
などが挙げられます。
また、既にフォロワーと認知を得ている企業であれば、ファンにオリジナルハッシュタグを提案するだけでも十分にUGCを促すことができるでしょう。
オリジナルハッシュタグを活用したUGC誘発事例5選
続いて、「オリジナルハッシュタグを活用したUGC誘発事例5選」をご紹介していきます。
実際の事例からTikTokでオリジナルハッシュタグ活用する際のポイントを掴んでいきましょう。
1.キユーピー
画像:@kewpie_official|TikTok
アカウント:@kewpie_official
フォロワー数:3,032人(2024年6月現在)
初めにご紹介するのは、「キユーピー」の事例です。
キユーピー株式会社といえば、マヨネーズやドレッシングでお馴染みの食品メーカーですよね。
「キユーピー3分クッキング」の曲調も聴き馴染みがある方がほとんどなのではないでしょうか。
実際に今回取り上げる事例においても「キユーピー3分クッキング」を楽曲として使用していました。
@kewpie_official #キユーピー3分クッキング踊ってみた キャンペーン実施中! 日本テレビ3分クッキングアシスタント全員で踊ってみました💃🕺 かわいく踊る5人のダンスは息もピッタリ👌 #キユーピー#キユーピー3分クッキング #岩本乃蒼#大町怜央#川畑一志#杉上佐智枝#杉原凜 ♬ おもちゃの兵隊のマーチ - 【公式】キユーピー3分クッキングテーマ曲
キユーピーでは、「#キユーピー3分クッキング踊ってみた 」というハッシュタグチャレンジを実施。
「キユーピー3分クッキング」の認知度に、SNSで人気の「踊ってみた」のアイデアを加えることで、話題性の獲得に成功しています。
特にTikTokは、ショート動画を活かした動きのあるコンテンツが好相性なので、ユーザーが真似しやすいダンスや手遊びなど、"ミームにつながる要素"を積極的に取り入れていきましょう。
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2.ロッテ
画像:@lotte_koibito|TikTok
アカウント:@lotte_koibito
フォロワー数:約2万人(2024年6月現在)
続いてご紹介するのは、「ロッテ」の事例です。
"お口の恋人"のキャッチコピーお馴染みの菓子メーカー「株式会社ロッテ」では、人気アイス商品「雪見だいふく」のプロモーションにハッシュタグチャレンジを活用しています。
@yukiminobashi_campaign #雪見のばしチャレンジ をつけて #雪見だいふく ♬ オリジナル楽曲 - 雪見のばしキャンペーン/雪見だいふく
本事例では参加者に応募特典が用意されており、「#雪見のばしチャレンジ」をつけて、雪見だいふくにハムっとかぶりつく動画を投稿することで、抽選で100名様に雪見だいふく20個がプレゼントされました。
動画に人気女優・歌手の「森 七菜」さんを起用している点もポイントで、若い世代から人気ぶりを活かしてハッシュタグチャレンジを効果的に拡散することに成功しています。
また、食べるシーンをテーマにしたチャレンジがうまく消費を促しており、商品の売れ行きに大きく貢献したことが窺えるでしょう。
3.バイトル
画像:@baitoru_official|TikTok
アカウント:@baitoru_official
フォロワー数:約4.8万人(2024年6月現在)
続いてご紹介するのは、「バイトル」の事例です。
バイト選びでお馴染みの「バイトル」は、 「ディップ株式会社」が運営する日本最大級のアルバイト・パート求人情報サイトとして知られます。
SNSを積極的に活用しており、TikTokでは「#はじめてバイト応援 」キャンペーンが実施されました。
@baitoru_official 7/7開始!バイトルがmeiyoやMINAMIとコラボ😎✨ ダンスに挑戦してはじめてバイトを盛り上げよう!💕 #はじめてバイト応援 #バイトル ♬ バイトル - meiyo
シンガーソングライター「meiyo」さんの楽曲起用や、人気インフルエンサー「MINAMI」さんの動画起用が話題になり、主に若い世代に向けてサービスの認知拡大に成功しています。
また、同社のマスコットキャラクター「バイチュー」の赤い耳と楽曲の歌詞が表示される撮影エフェクトもポイントで、真似して撮影したくなる工夫が効果的にUGCを生み出しました。
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4.ネスレ
画像:@kitkatjapan|TikTok
アカウント:@kitkatjapan
フォロワー数:約1.2万人(2024年6月現在)
続いてご紹介するのは、「ネスレ」の事例です。
スイス発祥の「ネスレ(Nestle)」は、世界最大の食品飲料企業として知られ、日本では「ネスカフェ」「キットカット」「ミロ」などがお馴染みですね。
TikTokでは、「キットカット」の公式アカウントを運営しており、ハッシュタグチャレンジも積極的に活用されています。
@kitkatjapan 今⽇からスタート💖 『部活応援ダンス』を踊って投稿しよう。 Mayaさんの動画を参考にしてみてね!動画を投稿してくれた人の中から1名の方に、”純金キットカット”をプレゼント🎁また、この動画に部活生に向けた応援コメントを送ってくれた人の中から抽選でネスレ商品詰め合わせをプレゼント🍫詳しくはウェブサイトをチェックしてね。 #キットカットゴールド #部活応援キットカット ♬ オリジナル楽曲 - キットカット 公式
本事例は、「#部活応援キットカット 」のハッシュタグで募集されたハッシュタグチャレンジ・キャンペーンです。
ダンス動画を投稿した人の中から1名に「純金キットカット」がプレゼントされる内容になっており、豪華景品でUGCを促すことに成功しています。
また、上記動画に「部活生に向けた応援コメント」を送ると抽選で「ネスレ商品詰め合わせ」がプレゼントされるWチャンスも用意されており、部活動に励む学生ユーザーの関心を集めることや、エンゲージメントを高めて効果的にキャンペーンを拡散する工夫につながっていました。
5.丸亀製麺
画像:@udonmarugam|TikTok
アカウント:@udonmarugame
フォロワー数:約3.7万人(2024年6月現在)
続いてご紹介するのは、「丸亀製麺」の事例です。
「株式会社丸亀製麺」は、讃岐うどん専門店として全国展開している人気チェーン店で、業界トップの店舗数を誇ります。
TikTokを積極的に活用しており、オリジナルハッシュタグを活用したダンス投稿キャンペーンが話題を集めました。
@udonmarugame #シェイクうどんダンス踊ってみた🕺ダンス投稿キャンペーン開幕!💃この夏にぴったりなシェイクうどんダンス動画を募集します📣 入賞者には特別な賞品を贈呈します🎁なんと!ダンスの振り付けを担当したパワーパフボーイズさんも審査に参加👀✨詳細はプロフィール欄のURLから! ■参加方法 ①丸亀製麺公式アカウントをフォロー ② #シェイクうどんダンス踊ってみた と丸亀製麺公式アカウントへのメンションをつけて投稿 ■音源 「Shake Cup!~summer ver~」 で検索! ■期限 8/19(土)23:59まで #丸亀製麺 #原菜乃華 #パワーパフボーイズ #丸亀シェイクうどん #サマーシェイクうどん #TikTokグルメ ♬ オリジナル楽曲 - 丸亀製麺【公式】
ハッシュタグ「#シェイクうどんダンス踊ってみた 」と公式アカウントのメンションを条件に参加募集され、入選作品に特別な商品が送られる内容になっています。
また、振付を担当した「パワーパフボーイズ」さんが審査に参加する点も企画を盛り上げており、効果的にUGCを促していました。
ダンス動画が人気のTikTokでは、振付にも注目が集まりやすいので、PR依頼する際には、SNSで活躍する人気ダンサーや振付師もチェックするようにしましょう!
まとめ
今回は、「TikTokのオリジナルハッシュタグ活用手法とUGC誘発事例5選!」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ハッシュタグチャレンジやオリジナルハッシュタグでのキャンペーンを成功させるには、真似したくなる楽しいコンテンツが1つのポイントになることが分かりましたね。
特に、ダンスやエフェクトなど視覚情報で楽しめる成功事例が多く、ショート動画の特徴がしっかりと活かされていました。
TikTokは今後も市場規模拡大に期待されるSNSですので、ぜひ本記事をご参考にオリジナルハッシュタグを活用した施策を実施していきましょう!
尚、TikTokやその他のSNSでのPRをご検討の際は、サポート実績豊富な「Find Model」にお気軽にご相談ください!
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