高校生にとってInstagramやTikTok、X(旧Twitter)など、現代の高校生世代にとってSNSは生活していくうえで欠かせないものとなってきています。
しかし、SNSというのはいつまでも同じものが利用されているというわけではなく、特にトレンドに敏感な高校生は日々新しいSNSを求めてもいるのです。
本記事では、株式会社ペンマークが実施した「高校生活実態調査」をもとに、高校生がどのSNSを利用しているのかを調査しました。
企業のSNS担当者もぜひ、今後どのSNSが伸びていくか予測するためにご覧になってみてはいかがでしょうか?
調査対象
調査対象:「Penmark 公式LINEアカウント」を利用中の学生
対象エリア:日本全国
調査期間:2023年2月20日~2月28日
調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
有効回答数:138,618人(高校1年生 60,353人、高校2年生 40,096人、高校3年生 36,169人)
振興SNSの利用率トップは「Whoo」
画像:【高校生13万人調査 Vol.2】高校生が利用したことのある新SNS、1位はWhoo(42.7%)。
高校生が利用したことのある新SNSは
1位…Whoo(42.7%)
2位…NauNau(19.6%)
3位…Snapchat(8.7%)
という結果となりました。
画像:【高校生13万人調査 Vol.2】高校生が利用したことのある新SNS、1位はWhoo(42.7%)。
トップ3のアプリの特徴は上記の通りです。
WhooとNauNauは「位置情報共有アプリ」という点が共通しています。
特にWhooに関しては、友人との待ち合わせや隙間時間に開き、近くで友人が集まっていたら参加する、などの使い方があるようです。
実際、利用のきっかけも「地元や高校の友人経由」との回答が多く、新学期やクラス替えなど新しく友達を作るタイミングでダウンロードし、「友だちが入っているから」と徐々に広まっています。
3位のSnapchatも含め、「高校生の友達同士が濃密にやり取りする」ために使用されているようです。
画像:【高校生13万人調査 Vol.2】高校生が利用したことのある新SNS、1位はWhoo(42.7%)。
さらに学年別で見てみると、WhooとNauNauは1年生の時に最も利用率が高く、その後減少傾向にあります。
いっぽう、その他の新SNS(「Yay!」「Zepeto」「Bondee」「GRAVITY」「BeReal」「Hakuna LIVE」「MONIE」)に関しては利用率は低いものの、学年が上がるにつれて微増しています。
つまり、WhooとNauNauは新しい友達を利用するのに使われ、その後はそれぞれの使用用途に合ったSNSを導入していると考えられます。
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高校生が普段利用しているSNSは?
画像:【高校生13万人調査 Vol.2】高校生が利用したことのある新SNS、1位はWhoo(42.7%)。
上記の結果は、振興SNSという枠を取り去り、実際に高校生が使用しているSNSを調査したランキングです。
1位…LINE(82.9%)
2位…YouTube(76.5%)
3位…Instagram(69.3%)
比較として、下記にNTTドコモ モバイル社会研究所が調査した、全国の15~79歳男女が調査対象のSNS利用率を示します。
画像:LINE利用率83.7%:10~60代まで8~9割が利用
2つの結果を比べると、
- LINEとX(旧Twitter)はほぼ変わらず
- InstagramとTikTokは高校生のほうが30~40%利用者が多い
- Facebookを使っている高校生はごくわずか
ということが判明しました。
画像:【高校生13万人調査 Vol.2】高校生が利用したことのある新SNS、1位はWhoo(42.7%)。
さらに学年別でも詳細に調査すると、
- 1年生と2年生では「TikTok」の利用率が高い。
- 3年生では「X(旧Twitter)」の利用率が上昇しており、「TikTok」の利用率は下降している。
となり、わずか3年間とはいえその間に興味が変化していることがわかります。
SNSごとの使い分けについて学生のコメント
- X(旧Twitter)は情報収集、Instagramは発信と近況確認と連絡として使っている(高校2年生・男子学生)
- X(旧Twitter)は好きなアイドルの情報や勉強法、Instagramは友達の投稿、TikTokは美容やダンスを見ています(高校2年生・女子学生)
- X(旧Twitter)は世間で起きていることの情報収集、Instagramは友達を見るために、TikTokはひまつぶしとして利用中(高校1年生・男子学生)
- X(旧Twitter)は趣味用で、アニメとかマンガ、ゲームのアカウントとかフォローして毎日情報をチェックしてます。Instagramは友達と話したり日常を共有するために使ってました。(高校3年生・女子学生)
上記の意見をまとめると、X(旧Twitter)は情報収集、Instagramは情報発信や仲間内のやり取り、TikTokは暇つぶしやノウハウ獲得のために使われているという傾向があるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
高校生が使うSNSを調査してみると、振興SNSについては「友達同士のつながりを強くするため」に使われるものが多く、広く世間に向けてというよりは仲間内で楽しむものになっているようです。
高校生の中でも広く情報を発信したいと考えている人は、既存SNSの中でもInstagramを利用しています。
高校生にとってその時々の状況に応じてSNSを使い分ける、乗り換えることには抵抗がないようです。
もし高校生向けの商品を宣伝したいという企業の担当者の方がいらっしゃいましたら、こちらまでお気軽にご相談ください。
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