2023年11月、YouTubeは、悪質な合成コンテンツからクリエイティブを守り、判別しやすくするための「コンテンツパネル」や、クリエイター向けの新たなオプションを追加する予定であることを発表しました。
■新しいコンテンツパネル
今後数か月以内に、視聴中のコンテンツが合成コンテンツであることを表示する新しいパネルが説明欄に追加されます。
また、センシティブなトピックに関するコンテンツには、より目立つパネルを動画生成画面に表示します。
そして、AIツールなどを利用し、本物に似せた合成コンテンツを作成したクリエイターには、アップロードする際にその旨を表示させることができるようにする新しいオプションを追加する予定です。
情報開示を行わないクリエイターは、コンテンツ削除やYouTubeパートナープログラムへの参加停止、その他の罰則の対象となる可能性があります。
また、悪質な合成コンテンツに関しては、パネルの有無を問わず削除されるとのこと。
■クリエイター向けの新しいオプション
今後数か月以内に、特定の人物の顔や声などを模倣した生成AIコンテンツ・合成コンテンツに対するプライバシー侵害申し立ておよび削除要請が可能になります。
また、音楽アーティストに対しても同様に、歌声・音声を真似た生成AIコンテンツの削除要請ができる機能を追加予定とのこと。
近年の生成AI・合成コンテンツの台頭で、プライバシー侵害やクリエイティブの信頼性に不安を抱えているクリエイターにとって、YouTubeで安全にコンテンツを発信できる良い機能となりそうです。
関連記事
▼おすすめ資料をダウンロードする
あなたにおすすめの関連記事