現在、若年層を中心に大変人気を集めているInstagram。利用者数も年々増加し、全世界のInstagramユーザーは2018年6月で10億人を突破。
日本においても2019年6月の時点で3300万人を突破し、その勢いは留まるところを知りません。近年では人気の高いInstagramを集客や宣伝に利用する企業や店舗も増加している他、イベントの告知や集客にInstagramを利用するユーザーも増えています。
今回はInstagramを利用してイベントの告知と集客を成功させる6つのコツについて解説いたします。
目次
Instagramはイベントの告知と集客に最適なSNS
Instagramがイベントの告知や集客に最適なSNSである最大の理由は、Instagramが主に画像や動画を投稿するSNSである点です。
文章と比較して写真や動画はビジュアルから直感的に内容を理解することができ、雰囲気もユーザーの想像にまかせるところが大きい文章より簡単に伝えることが可能です。
イベントの告知や集客は、イベントの内容や魅力をいかにユーザーに伝えていくかが重要になるため、画像や動画を利用してビジュアルでユーザーに訴えかけることができるInstagramはイベントの告知と集客に最適なSNSであるといえます。
Instagramでイベントの告知と集客を成功させる6つのコツ
Instagramはイベントの告知や集客に適したSNSではありますが、漠然と利用するのでは高い宣伝効果を出すことは難しいです。
Instagramでイベントの告知や集客を成功させるためにぜひ押さえておきたい6つのコツについて解説いたします。
1. オリジナルハッシュタグを用意する
Instagramにはハッシュタグという機能があります。「#○○」といった形で投稿に付けるのがハッシュタグですが、Instagramユーザーはこのハッシュタグで興味のある投稿を検索したり、共通の趣味を持ったユーザーとコミュニティを形成しています。そこでぜひとも用意したいのがオリジナルハッシュタグです。
イベントの告知や集客目的の投稿をオリジナルハッシュタグを付けて投稿したり、イベントに興味を持ったユーザーにオリジナルハッシュタグ付きの投稿をしてもらうような企画を行うことで、オリジナルハッシュタグはより多くのユーザーに拡散し、ひとつのコミュニティのように機能するようになります。
ハッシュタグの効果的な使い方についてはInstagramで人気投稿になるハッシュタグの効果的な付け方・選び方を徹底解説の記事で詳しく解説していますのでご活用ください。
2. イベント告知を定期的に行う
イベントの告知は一度だけではなくイベントの開催まで定期的に行うようにしましょう。
より多くのユーザーに興味を持ってもらえるよう継続してアピールするというのはもちろんですが、一度興味を持ってくれたユーザーにも継続してアピールを行い、イベントの雰囲気や楽しさを伝え続けることが大切です。
3. Instagramストーリーズの「カウントダウン」と「質問」機能をフル活用する(日時の告知とユーザーニーズの把握)
Instagramのストーリーズには「カウントダウンスタンプ」と「質問スタンプ」が用意されています。カウントダウンスタンプを使用して開催日時の告知を行ったり、質問スタンプを使いユーザーの希望を確認すると良いでしょう。
カウントダウンスタンプと質問スタンプは、Instagramストーリーズの編集画面で下から上に画面をスワイプさせると選ぶことができます。
Instagramストーリーズのカウントダウン機能を使ってイベント日までの告知を定期的に行うことで「ワクワク感」を演出。
また、ユーザーからの意見を集うことで「イベントをみんなで作り上げている感」を演出することができるとともに、ユーザーの期待に沿った企画を取り入れることもできます。
Instagramストーリーズの「カウントダウン」と「質問」機能をフルに活用して、イベント開催までの準備期間の楽しさを演出しましょう。
4. Instagramキャンペーンを企画する
Instagramでもイベントに連動したキャンペーンを企画してみましょう。
例えば、あらかじめ作成したオリジナルハッシュタグを付けてイベントにちなんだ投稿をすることで景品のイベント前抽選に参加できるといった企画や、併せてイベントに参加するとさらに豪華な景品抽選に参加できるような企画も良いでしょう。
Instagramの特徴を活かしたキャンペーンを企画して、イベント開催前からイベント開催当日までユーザーが楽しめるようにしましょう。
5. 魅力的なフォトブースを用意する
近年、フォトブースはイベントの定番です。イベント告知・集客期間中だけではなく、イベント開催当日にもお客様が写真撮影を楽しめるよう、会場には魅力的なフォトブースを用意しましょう。
フォトブースで撮影した写真がInstagramに投稿されその他のユーザーにイベントの楽しさが伝われば、当日のイベントの楽しさが見ているユーザーに伝わり、次回以降に開催されるイベントの集客にもつながります。
Instagram:@photobusjapan
あるいは、美術館のように展示物が多数ある場合は、あえて撮影OKにするアイデアもあります。
普段は撮影できない展示品を撮影OKとすることで来場者がInstagramを通して自身の体験やイベントの感動を世界へ共有してくれるため、イベントの広告(UGC)が自然的に広がり話題を生むことができます。
「自分も体験してSNSでシェアしたい」というユーザーのニーズを上手く満たす工夫を取り入れることもイベント集客に重要ですので検討して見ましょう。
Instagram:@moriartmuseum
6. 魅力的な動画ブースや動的演出を用意する
フォトブースと併せて魅力的な動画ブースを用意すればイベントの楽しさが動画でも伝えられるようになります。
あるいは、動きがある動的な演出を用意することで、その場にいる人しか体験できない臨場感を見ているユーザーに伝えることができます。
動画投稿やInstagramストーリーズではもちろん、ライブ配信となればリアルタイムの楽しさや熱狂などイベントの魅力が伝わりやすく見ているユーザーも共感しやすくなるでしょう。
さらに、次回以降に開催されるイベントの集客につながりますし、場合によっては飛び入りのイベント参加客が現れるかもしれません。
今は文字よりも画像、画像よりも動画、というように見ている人の趣向も少しずつ変わってきていますので、イベントの魅力が伝わりやすい演出を用意することも意識しましょう。
Instagram:@silasveta
Instagramのイベント告知と集客で注意するべき点
Instagramでイベント集客をする際にはコツ以外にも注意するべき点が何点かあります。
イベント用ハッシュタグは間違いやスペルミスしにくいものを用意する
Instagramでイベントの告知・集客を行う際に大変重要なオリジナルハッシュタグですが、分かりにくかったりスペルミスしやすいものを用意してしまうと有効に働かず、結果としてイベントの告知・集客に悪い影響を及ぼしたり、失敗してしまう可能性もあります。
ユーザーが間違えやすいハッシュタグには以下のようなものがあります。
- 同じ文字を続けて使う
「#haaaaaaapy」「#booooooom」など、同じ文字を続けたものはその文字を何個付ければいいのかわかりにくく間違えやすい - 似ているアルファベット
「o(英語のオー)」と「0(数字のゼロ)」、「l(英語のエル)」と「1(数字のイチ)」など、見た目が似ているものは間違えやすい - 一般的な単語や文字列の一部を変える
「#instgram(instagramの「a」を抜く)」、「#instagarm(instagramの「a」と「r」を入れ替える)」などは、ユーザーがパッと見て認識できなかったり、先入観で元の単語を入力してしまうので間違えやすい - 似ている絵文字を使っている
「#enjoy😄 (口を開けた笑顔の絵文字)」「#enjoy😁(歯を見せた笑顔の絵文字)」などの絵文字もハッシュタグとして使うことができるが、似ているものは間違えやすい
ハッシュタグは一文字違うだけでまったく別のハッシュタグとなってしまうので注意が必要です。
イベント用のハッシュタグはすべてのInstagramユーザーにわかりやすく、スペルミスなどもしないようなものを用意しましょう。
イベントスタッフは写真の撮影テクニックを磨いてお客さんの撮影をサポートできるようにしておく
イベントに参加してくれた多くのお客様がイベント会場での写真撮影を行うでしょう。
お客様が良い写真を撮影するのをサポートできるよう、イベントスタッフはあらかじめ写真の撮影テクニックを磨き、万全のサポート体制を構築しましょう。
イベント当日にインスタグラマーを招く場合は密に連絡を取り合う
イベント当日にゲストとしてインスタグラマーを招く場合にはしっかりと連絡を取り合うようにしましょう。
イベントの開催日時はもちろんのこと、イベント当日にどのように動いてもらうかや、どのような写真を撮影してもらうか、Instagramへの投稿方法についてもしっかりと話し合い、お互いに認識の相違がないようにしましょう。
Instagramとあわせてイベントを爆発的に告知・集客する方法
単体でもイベント告知・集客に効果的なInstagramですが、他の手段と併せて利用することで爆発的に告知・集客をすることができます。
他SNS(TwitterやFacebook、SNS広告など)とも連携してイベント情報を拡散する
Instagramと他のSNSを連携してイベント情報を拡散することでより効果的にイベントの告知・集客を行うことが可能です。
なかでもTwitterやFacebookはInstagramと共に四大SNSに数えられるほど利用者の多いSNSです。
SNSによって効果的な情報拡散方法は異なるので、それぞれのSNSに合った別々の方法で投稿を行い、情報の拡散につなげましょう。
インスタグラマー(インフルエンサー)にイベント告知を依頼する
Instagramでのイベントの告知と集客をインスタグラマー(インフルエンサー)に依頼する方法も有効です。
Instagramのプロであるインスタグラマーは魅力的な写真や動画の撮影に秀でており、多くのフォロワーを抱えていることから爆発的な速度で情報の拡散を行うことが可能です。
インスタグラマーは人によって得意とするジャンルが異なるので、告知したいイベントの系統に合わせて依頼するインスタグラマーを選ぶのが良いでしょう。
プレスリリースを配信する
昔からある方法ですがInstagramでのイベントの告知・集客と併せて、インターネット上でプレスリリースを配信するのも良いでしょう。
安定して情報の拡散を図れるほか、Instagramユーザーとは異なる層の人々に対してのアピールにもなります。
また、イベントの告知プレスリリースを見た各メディアが、そのプレスリリースを記事化してさらに拡散してくれることも見込めます。
どんな層の人々が潜在的なお客様になるのかも分からないため、幅広くアピールを行える点もメリットとなります。
まとめ
Instagramを利用したイベントの告知・集客はユーザーに対して、いかにイベントの雰囲気や魅力、楽しさをアピールし興味・関心を持ってもらうかが最も重要です。
ご紹介したイベントの告知と集客を成功させるための6つのコツとInstagramのイベント集客で注意すべき点を意識し、多くのユーザーに興味を持たれる投稿を作成しましょう。
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