Instagramでは現在様々な企業がアカウントを開設し、日々新規ユーザーにリーチするためのアカウント運用を行っています。
最近ではInstagramから商品を購入するというユーザーも増加しており、アカウント運用の必要性が分かります。
アカウントのフォロワー増加、いいね数やインプレッションの増加など、行うべきアプローチは多岐に渡りますが、Instagramにおいては画像のクリエイティブが重要となります。
画像のクリエイティブを上げることで、自社のブランディングを確立させ、確実に製品やサービスのファンとなってもらうことが可能となります。
今回は、そんな画像のクリエイティブが上手い企業のInstgramアカウント5選をご紹介していきます。
画像作成や投稿の際のポイントも踏まえて解説していきますので、Instgramアカウントを盛り上げたいという企業のSNSご担当者様は是非ご一読ください。
目次
Instagramのクリエイティブはなぜ大事?
まず、Instagramでブランディングを行う際、なぜクリエイティブが重要となってくるのでしょうか。
Instagramの利用目的から考えるクリエイティブの重要性
Instagramと他SNSアプリの主な違いとして、画像での訴求が主な手段となっていることが挙げられます。
TwitterやFacebookといったSNSサービスでも画像投稿はユーザーに訴求しやすいとされてはいますが、テキストだけでの投稿も多く、画像投稿は必須ではありません。
一方、Instgramはもともと画像を投稿することが目的のアプリであったこともあり、"インスタ映え"という言葉からも分かるよう、オシャレなライフスタイル・流行を画像を通して知るのを目的としたユーザーが多いのが特徴です。
現在では"検索タブ"に投稿のサムネイルが表示される仕様になっており、画像から気になった投稿・アカウントにリーチされることも多いでしょう。
上記のような点からも、アカウントへのリーチ・フォロワー増加やブランドの認知拡大を狙うために投稿のクリエイティブが重要となってくることが分かります。
Instagramのプロフィール画面から考えるクリエイティブの重要性
また、投稿1つ1つのクリエイティブはもちろんですが、自社のブランディングを行う際には、全体の統一感も重要となります。
Instgramでは、アカウントにアクセスした際、自社アカウントの「顔」としてユーザーに表示されるプロフィール画面に過去投稿のサムネイル一覧が表示される仕組みとなっています。
数十枚の写真や画像が並べられた際のイメージや統一感がそのままブランドのイメージとなり、フォローの決め手や製品・サービスのユーザー増加へとつながることが予測されます。
投稿全体を通して自社が訴求したいイメージをクリエイティブに落とし込む必要があるでしょう。
クリエイティブが上手いInstagramアカウント5選
それでは、実際にクリエイティブが上手いInstagramアカウント5選をご紹介していきます。
YOLU
最初にご紹介するクリエイティブが上手いInstagramアカウントは、YOLUです。
アカウント:YOLU
フォロワー:3.8万人(※2023年4月現在)
YOLUは、夜の間に美を作る"夜間美容シャンプー"として、夜のイメージを訴求したブランディングを行っています。
ホームページやパッケージにも神秘的な夜のイメージを反映させており、Instagramアカウントからもその雰囲気が伝わってきます。
上記はYOLUのイメージからAIで生成されたという夜景写真と、睡眠導入音楽を掛け合わせたリール動画です。
コンテンツとして楽しめる投稿でありながら、YOLUの製品に持たせたいイメージを動画に落とし込むことで、YOLUというブランドのイメージをビジュアルと音声で創り上げていることが伺えます。
この投稿をInstagramで見る
また、上記の投稿では、"YOLU色ネイル"と題して、YOLUのビジュアルイメージと親和性のあるネイルデザインを紹介しています。
ネイルデザインの画像は、プロフィール一覧で表示されるサムネイルでユーザーにオシャレさを感じさせる効果があり、女性をターゲットとした商品特性を踏まえると有効なクリエイティブであることが分かります。
投稿のクリエイティブを行う際は、商品自体と関連性のない投稿であっても、自社のブランドがユーザーにどんなイメージを想起してほしいのか、ターゲット層の興味がどんなところにあるのかを考えていくことが重要であると言えます。
BOTANIST(ボタニスト)
次にご紹介するクリエイティブが上手いInstagramアカウントは、BOTANIST(ボタニスト)です。
画像:@botanist_official | Instagram
アカウント:BOTANIST(ボタニスト)
フォロワー:7.8万人(※2023年4月現在)
シャンプーブランドのBOTANISTは、"植物と共に生きる"というキャッチコピーを押し出し、製品の質の高さや髪への効能の高さを強みとしています。
ユーザにはボタニカルなイメージを想起させることが狙いであり、Instgramアカウントでは四季折々の自然の景色など、自然を切り取った写真を多く使用しています。
上記では、植物を楽しめるボタニカルスポットの紹介として、桜の木と菜の花の写真を投稿しています。
写真のクオリティも高く壮大な自然を感じさせる上記の投稿は、コンテンツとしても優秀でありながら、BOTANISTのブランドイメージに合ったクリエイティブであると言えます。
他にも花の紹介を行うなど自然を感じさせる投稿が多く見られますが、商品の白いシンプルなパッケージをイメージさせるような背景・衣装を使用した画像を作成していることが分かります。
クリエイティブを行う際は、商品画像と並んだ際にも統一感が出るような画像を用意することが重要となります。
実際にBOTANISTのアカウントでは、商品のパッケージが期間限定でピンクとなった際にはピンク色の背景を使用した投稿を増やすなど、統一感のある投稿を行っていたことが分かります。
基本的にInstgramでは時系列順に投稿が表示されるため、統一感のあるアカウントを作成するためには前後の投稿とのバランスを考えることも必要となってくるでしょう。
CHILL OUT(チルアウト)
次にご紹介するクリエイティブが上手いInstagramアカウントは、CHILL OUT(チルアウト)です。
画像:@chillout_official | Instagram
アカウント:CHILL OUT(チルアウト)
フォロワー:1.7万人(※2023年4月現在)
リラクゼーションドリンクのCHILL OUTは、"ストレス社会にチルでクリエイティブなライフスタイルを"というキャッチコピーのもと、生活を豊かに出来るような投稿・発信を行っています。
上記では"リラックス"というキーワードに関連してサウナの紹介を行っています。
コラムとしても楽しめるコンテンツとなっている上記の投稿ですが、サムネイルとなる投稿の1枚目には雑誌の用に文字入れを行うことで、内容が一目で分かりやすいような工夫を行っています。
一方、上記では製品パッケージをオシャレに演出した画像を投稿しています。
CHILL OUTのInstagramアカウントでは、コラムのように楽しめる投稿と商品画像のシンプルな投稿を一定の順序で行っていることが伺えます。
上記のような工夫をすることで、アカウントのプロフィールを一覧で見た際に投稿がまとまって見やすくなり、商品のイメージを訴求しながらもコンテンツ投稿を際立たせることができます。
投稿を行う際は、投稿の役割や目的を分け、一定の頻度で行うことでアカウントのプロフィールにまとまりを作ることが重要です。
また、その際には、Instagramアカウントの投稿一覧が横に3枚まで表示されることを踏まえると、3枚ごと(もしくは3の倍数ごと)にジャンルを分けて投稿を行うことで、更に投稿にまとまりが生まれるでしょう。
Celvoke
続いてご紹介するクリエイティブが上手いInstagramアカウントは、Celvokeです。
アカウント:celvoke.jp
フォロワー:16.8万人(※2023年4月現在)
天然由来成分をベースにしたことを強みとした化粧品ブランド、Celvokeは、洗練されたモードなイメージを演出したInstagramアカウントを作成しています。
印象的なのはグリッド(分割)投稿です。
1枚の写真を複数に分けて投稿することで、アカウントにアクセスした際にインパクトを持たせる効果があり、より自社のブランドイメージを印象付ける狙いがあります。
1投稿のいいね率は下がりますが、アカウントのプロフィール画面の洗練されたイメージからフォロワー増加やブランドのイメージ確立を図ることができます。
グリッド投稿以外の投稿を行う際も、広告感の強い商品投稿は少なく、商品やブランドのイメージを想起させるアイテム画像を投稿することで統一感を持たせています。
また、CelvokeのInstagramアカウントでは、上記のようなグリッド投稿以外の投稿を必ず3枚同時に行うことで、グリッド投稿が常に崩されないという徹底した工夫を行っていることも分かりました。
印象付けたい画像投稿がある場合は、是非グリッド投稿を活用してみましょう。
ゼスプリキウイ公式
最後にご紹介するクリエイティブが上手いInstagramアカウントは、ゼスプリキウイ公式です。
アカウント:ゼスプリキウイ公式
フォロワー:27.7万人(※2023年4月)
キウイフルーツの中でも圧倒的な知名度とブランド力を持つゼスプリキウイの公式アカウントでは、公式キャラクターであるキウイブラザーズを活用した投稿を行っています。
上記ではキウイフルーツを使用したレシピ紹介を行いながら、画像内にはキウイブラザーズを入れることで、投稿にオリジナリティを持たせています。
ジンプルな仕掛けにも思えますが、投稿一覧でプロフィールを見た際に、キャラクターが居ることで圧倒的な"ワクワク感"を演出していることが伺えます。
他にも、イベントや四季にまつわる投稿をカラフルな色彩で投稿することで、まるでカレンダーのように楽しめるクリエイティブを行っていることが分かります。
Instagramアカウントの運営を行う際はは、キャプション内に情報性のある投稿を行う際も、画像1つ1つに自社のオリジナリティやユーザーが楽しめる工夫を行うことで、フォローすることのメリットをビジュアルで分かるよう心がけましょう。
まとめ
以上、画像のクリエイティブが上手いアカウント5選とそのポイントを御紹介しましたが、いかがでしたか。
Instgramアカウントを伸ばすには、画像の質や遊び心、プロフィールの画像一覧を考慮した投稿の方法など様々な工夫が必要であることが分かりました。
もちろん、画像のクリエイティブ以外にもアカウント運用の際に重要なポイントは多岐に渡ります。
InstagramをはじめとするSNSのアカウントを伸ばしたいとお考えのご担当者様はこちらからお気軽にご相談ください。
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