Instagramでは、自社の認知拡大に向けて様々な企業がアカウントの運用を行っています。
Instagramを活用することで今までリーチできなかったターゲットに自社の製品やサービスを知ってもらうことができる一方、現在は投稿数も多く、自社のアカウントが他のアカウントに埋もれてしまうとお悩みの企業のSNSご担当者様も多いのではないでしょうか。
Instagramでは画像や動画のフィード投稿を行う際にキャプション内でテキストの文章を加えて投稿を行うことができますが、皆さんはどんな文章を記載していますか?
画像や投稿のコンテンツ作りも重要なポイントとなる一方、キャプション内文章を工夫することでエンゲージメント増加を目指すことも可能です。
今回は、そんなキャプション内の文章を活用する際のポイントと、活用が上手いアカウント5選をご紹介いたします!
自社のInstgramアカウントを盛り上げたいという企業のSNSご担当者様は、是非ご一読ください。
目次
Instagram投稿のキャプションを活用する重要性と方法
Instagramのアルゴリズムは現在明らかにされていませんが、エンゲージメント率が高いユーザーの投稿がおすすめの投稿として検索タブに表示されやすいと言われています。
エンゲージメントには「いいね」の数、保存数、コメント数など様々な要素が影響しています。
エンゲージメントを上げることで、
・ウェブサイトへのアクセス数を増やす
・より多くのインスタグラムのフォロワーを獲得する
・売上を向上する
といったメリットがあります。
Instagramが画像での訴求が主な方法となるため、質の高い画像の作成やコンテンツの制作が必要となりますが、企業やブランドの特性上企業との差別化が難しい・コンテンツ作成に手間やコストを割けないという場合もあるのではないでしょうか。
上記のような場合には、エンゲージメントを上げる手段として、キャプション内のテキストでエンゲージメントを上げる工夫を行っているアカウントも多く存在します。
キャプション内のテキストでエンゲージメントを上げる工夫として、
・ハッシュタグの活用
・アクションの訴求
・企業やブランドに合った文章の作成(絵文字を活用した親しみのある文章・アカウント運用者のキャラクターが分かる文章など)
が挙げられます。
キャプションを活用する際の注意点としては、
・文字数の上限が2,200文字
・ハッシュタグは30個まで
・キャプションに記載したリンクには遷移不可
といった点が挙げられます。
上記の点を踏まえ、キャプションでエンゲージメントを上げる工夫を行っていきましょう。
Instagramのキャプションを活用しているアカウント5選
それでは、Instagramのキャプションを活用しているアカウント5選をご紹介していきます。
セブン‐イレブン・ジャパン
最初にご紹介するInstagramのキャプションを活用しているアカウントは、セブン‐イレブン・ジャパンです。
画像:@seven_eleven_japan | Instagram
アカウント:セブン‐イレブン・ジャパン
フォロワー:84.5万人(※2023年4月現在)
セブンイレブン・ジャパンのInstagramアカウントでは、プライベートブランドの商品以外にも、セブンイレブンで取り扱っている様々な新商品の紹介投稿を行っています。
投稿では、
・絵文字や顔文字を使用してワクワク感を演出
・砕けた文章でユーザーに親しみを感じさせている
・「食べたいと思ったらコメントで〇〇」「食べたことがある人はコメントで○○」などの文章でコメントを訴求
・「気になる商品があったら"保存"を押して」といった文章で保存を訴求
といった工夫が見られました。
コメントや投稿の保存はエンゲージメントを上げることに直結するため、実践しやすく効果の高い方法です。
実際に投稿には商品に対する様々なコメントが寄せられていました。
また、コンビニエンスストアという形態の特性上、ユーザーは気軽に楽しめる投稿を求めていることが予測されるため、絵文字を使った親しみのある文章を使用するのもブランドイメージと相性が良いと言えるでしょう。
キャプション内の文章でも、自社のブランディングを確立できるよう心がけていきましょう。
「お、ねだん以上。」ニトリ公式|インテリア・家具
次にご紹介するInstagramのキャプションを活用しているアカウントは、「お、ねだん以上。」ニトリ公式|インテリア・家具です。
画像:@nitori_official | Instagram
アカウント:「お、ねだん以上。」ニトリ公式|インテリア・家具
フォロワー:134.7万人(※2023年4月現在)
家具ブランドのニトリのInstagramアカウントでは、商品を使った収納の裏技や部屋作りのポイントを紹介しています。
投稿では、
・1文目には見出しとなるような簡潔な文章を入れる
・段落や項目に分けて分かりやすい商品紹介を記載
・キャプション内で他商品の訴求をすることで、プロフィールへの導線を設計
・自社アカウントのリポストを訴求
といった工夫が見られました。
Instgramでは、キャプション内の文章が長い場合「もっと見る」をタッチしなければ途中からの文章が見られない仕組みとなっているため、最初の文章で興味を持ってもらう必要があります。
上記のように1文目に簡潔で内容が分かりやすい文章を入れることは重要なポイントとなるでしょう。
また、「より良い生活」を求めて商品を購入するユーザーが多いことが予測されるニトリでは、商品の情報が分かりやすくまとめられていることは、ターゲットとなる層へのフォロー訴求として重要なポイントとなります。
他にも、リポストを行ったユーザーをストーリーズで紹介すると記載することでリポストを訴求し、より多くのユーザーにリーチできる工夫を行っているのも良い点ですね。
丸亀製麺【公式】| ここのうどんは、生きている。
次にご紹介するInstagramのキャプションを活用しているアカウントは、丸亀製麺【公式】| ここのうどんは、生きている。です。
アカウント:丸亀製麺【公式】| ここのうどんは、生きている。
フォロワー:6.1万人(※2023年4月現在)
うどん専門飲食店として全国に多くの店舗を持つ丸亀製麺のInstagramアカウントでは、新商品の紹介やトッピングの活用方法などの様々な投稿を行っています。
投稿では、
・「食べたいと思ったら「🙌」で教えてください!」という文章でコメントの訴求
・ストーリーズの回答を行うことでユーザーとのコミュニケーションを図る
・メニューの紹介で「空腹レベル:★★★★★」など、ユーモアを踏まえて紹介
といった工夫が見られました。
コメントの訴求でエンゲージメント増加を図ることに加え、ユーザーからの質問回答をキャプション内で行うことで、ユーザーに親しみを感じさせていることが分かります。
また、画像自体はシンプルなうどんの写真を使用しながらも、キャプション内文章にユーモアを加えることでユーザーに投稿を楽しんでもらえる投稿を行っている工夫が伺えました。
ティファール公式アカウント
次にご紹介するInstagramのキャプションを活用しているアカウントは、ティファール公式アカウントです。
アカウント:ティファール公式アカウント
フォロワー:20.6万人(※2023年4月現在)
キッチン用品の製造・販売を行っているティファールのInstagramアカウントでは、商品自体の紹介投稿のほか、商品を使用した料理のレシピを紹介しています。
投稿では、
・レシピの記載など、保存して見返したくなる内容の投稿
・「「おいしそう!」や「作ってみたい!」と思ったら、コメントに【🐟】の絵文字で教えてくださいね💬」といった文章でコメントの訴求
・#ティファール のハッシュタグを付けた投稿の訴求
といった工夫が見られました。
キャプション内で有益な情報を提供することで、後で見返したいと感じさせることができるため、保存数の増加を訴求することができます。
また、ハッシュタグを付けた投稿を訴求することでフォロワー外のユーザーにアカウントを認知させるきっかけ作りを行っていることもポイントですね。
サントリー(SUNTORY)
最後にご紹介するInstagramのキャプションを活用しているアカウントは、サントリー(SUNTORY)です。
アカウント:サントリー(SUNTORY)
フォロワー:19.2万人(※2023年4月現在)
洋酒、ビール、清涼飲料水の製造・販売を行うサントリーのInstagramアカウントでは、商品紹介・商品を使用したレシピの紹介・商品に合った料理のレシピ紹介・雑学紹介等、幅広いジャンルの投稿を行っています。
投稿では、
・社員(アカウント運用者)の名前を入れて親しみやすさを感じさせる
・保存・コメントの訴求
・コメントへの返信
といった工夫を行っていました。
"中の人"のキャラクターや人間性が分かることで、ユーザーはアカウントに親しみを感じ、投稿への興味・関心が高まることが予測されます。
上記の方法は自社のブランドイメージやターゲットによって使い分けていく必要がありますが、イメージとマッチすればとても有効な方法であると言えます。
また、サントリーのInstagramアカウントでは、投稿へのコメントに対しての返信も頻繁に行っています。
返信を行うことで更に多くのコメントを訴求できるだけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを図ることも出来るため、活用していきたい方法ですね。
まとめ
以上、Instgramで投稿のキャプションを活用するポイントとアカウント事例5選をご紹介しましたが、いかがでしたか。
キャプション文章の内容を工夫することは、コストや手間も少なくエンゲージメントを上げることができるため、アカウント運用の際に是非活用していきたい方法です。
本記事を参考に、自社のInstgramアカウントの投稿のエンゲージメント増加を目指していきましょう。
また、InstgramをはじめとするSNSのアカウントを伸ばしたいとお考えのご担当者様はこちらからお気軽にご相談ください。
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