Instagramから発表された最新情報を紹介。
今回、以下の情報が新しく発表されました。
- パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)をリールに拡大
- アフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できる機能テスト開始
- ブランドとクリエイターが相互に見つけやすくなる機能「ブランドコンテンツパートナーシップ機能」のテストを米国で開始
詳しく紹介していきましょう。
「リール」の作り方を動画でわかりやすく解説▼
目次
Instagram、パートナーシップ広告をリールに拡大
Instagramリールにてパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の配信が可能となります。
パートナーシップ広告とは
Instagramのパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)とは、自分以外の人(たとえばインスタグラマーなど)が投稿した自社ブランドに関するコンテンツを、自社の広告として配信できるInstagramの広告機能です。
インスタグラマーなどのクリエイターがつくったコンテンツはクオリティや共感性が高く、消費者への訴求力の高い広告としてパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の注目が高まっています。
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Instagramリールとは
リールは、スマホ全画面のショートムービー配信機能で、爆発的に閲覧されトレンドを生み出せる可能性のある点が大きなメリットです。
フォロワー以外にも大きくリーチしやすく、24時間で動画が消える「ストーリーズ」とは異なり、投稿したリール動画はプロフィールに表示される点も特徴です。
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Instagramリールでもパートナーシップ広告が可能に
画像:Instagram、ブランドコンテンツ広告をリールに拡大、米国ではアフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できるテストを開始|Facebook Newsroom
今回のアップデートにより、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)がInstagram「リール」でも利用可能になります。
つまり、自社ブランドに関する他の人のInstagramリールの投稿を、自社の広告としてさらに広く配信できるようになります。
Instagramリールは自身のフォロワー以外へのリーチ力があり、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)としてさらにリーチの範囲を拡大することで、コンテンツをより多くの人に見てもらえるようになります。
広告として配信することでターゲット範囲(年代、性別、趣味趣向、地域など)を広げるといったことも可能ですので、ブランドの魅力を多くの人に届ける手法として有用なものとなるでしょう。
パートナーシップ広告の配信も簡単に
Instagramのパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は従来は「広告マネージャー」にて作成が必要でしたが、今後は「投稿を宣伝」というオプションが表示され、簡単に広告として配信することが可能となります。
また、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の配信には投稿ごとにクリエイターとブランドが承認し合う必要がありました。
しかし今後はクリエイターがブランド自体を承認すれば、クリエイターのブランドに関連する投稿(タグ付けされた投稿)を一つ一つ承認しなくても、企業はパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)を配信できるようになります。
つまり、今までは
- 企業「あなたの投稿を広告として配信したい」
- クリエイター「この投稿はOK、この投稿は、、、」と一つ一つチェックして承認
これからは
- 企業「あなたのこの投稿を広告として配信したい」
- クリエイター「あなたのブランドは信頼できるので、関連する投稿は全部広告配信OK」
となります。
この機能は今後数ヶ月以内に導入が進められ、世界中のブランドとクリエイター(インスタグラマー)とのシナジーを目にする機会が増えていくことになるでしょう。
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アフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できる機能テスト開始
Instagramのアフィリエイト機能とは
Instagramのアフィリエイト機能とは、クリエイターがお気に入りの商品を紹介し、その商品の売り上げに応じて報酬が得られるクリエイターの収益化サポートツールです。
※商品タグとは、タップすることで商品名、価格、詳細ページを表示することができ、さらにそのままECサイトへも誘導できる機能
現在は米国の一部のクリエイターがテストとしてInstagramのアフィリエイト機能を利用できます。
今後、アフィリエイト機能に参加しているクリエイターは、テストとしてプロフィール画面に「ショップ」を開設し紹介した商品をまとめて表示できるようになります。
画像:Instagram、ブランドコンテンツ広告をリールに拡大、米国ではアフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できるテストを開始|Facebook Newsroom
通常、ショップタグのついた投稿はプロフィールの中に分散してしまいますが、ショップ機能を活用することで一カ所に集約することができ、利便性が向上します。
他ブランドの商品を紹介する場合はもちろん、クリエイターが自分自身のパーソナルブランドを展開する際にも役立つ機能となるでしょう。
ブランドとクリエイターが相互に見つけやすくなる機能「ブランドコンテンツパートナーシップ機能」のテストを米国で開始
Instagram上でブランドとクリエイターがそれぞれ見つけやすくなる「クリエイターパートナーシップ」機能のテストが米国の一部のクリエイターとビジネスで開始しています。
【クリエイター側のメリット】気になるブランドリストを作っておくと優先的に表示してくれる
画像:Instagram、ブランドコンテンツ広告をリールに拡大、米国ではアフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できるテストを開始|Facebook Newsroom
パートナーシップ機能では「協業(コラボ)したいビジネスリスト」を作成することができるようになります。
たとえば、「憧れのブランドA」を協業したいビジネスリストに入れておくことで、憧れのブランドAが協業したいクリエイターを探しているときに自分が検索結果に優先的に表示されるようになります。
コラボしたいブランドに見つけてもらいやすくなる機能といえます。
【ブランド側のメリット】
画像:Instagram、ブランドコンテンツ広告をリールに拡大、米国ではアフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できるテストを開始|Facebook Newsroom
先に紹介している「協業したいビジネスリスト」から、自社ブランドに対して熱量の高いクリエイターを見つけやすくなります。
また、フォロワー数や年齢などフィルタリングすることでブランドと親和性の高いクリエイターを発見しやすくなります。
同時にいくつものキャンペーン(インフルエンサーマーケティング)を実施する場合は、それぞれキャンペーン別にクリエイターの候補者リストを作成・整理することも可能です。
クリエイターとビジネス双方のメリット
InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)も、フォルダ分け機能が追加され、整理しやすくなります。
今までは企業からクリエイターへ協業のオファーを出しても、クリエイターの受信箱で膨大な量のDMに埋もれてしまうケースも多々ありました。
しかし、企業からクリエイターへの協業の連絡はDMリクエストフォルダではなく、専用フォルダに表示されるようになるため、
- 企業は協業のオファーを見てもらえるようになる
- クリエイターは協業のオファーを見逃しにくくなる
のように両者にとってメリットとなります。
まとめ
今回、以下の情報について紹介しました。
- パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)をリールに拡大
- アフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できる機能テスト開始
- ブランドとクリエイターが相互に見つけやすくなる機能「ブランドコンテンツパートナーシップ機能」のテストを米国で開始
ブランドとクリエイターのコミュニケーションが円滑になる機能がどんどん増やされており、今後もInstagram上でのインフルエンサーマーケティングは引き続き活発になりそうです。
また、アフィリエイト機能はクリエイターの活動に大きく貢献してくれるでしょう。
現在はテスト段階のものが多いですが、今後のアップデートに備えて今からInstagramでユーザーとのコミュニケーションを行い、ファンとなってくれるフォロワーを獲得しておきましょう。
参考:Instagram、ブランドコンテンツ広告をリールに拡大、米国ではアフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できるテストを開始|Facebook Newsroom
「リール」の作り方を動画でわかりやすく解説▼