様々なイベントや行事が集中している年末年始。年末商戦という言葉もあるように、企業にとっては絶好のアピールタイミングです。Twitterにおいても毎年、多くの企業がキャンペーンやプロモーションを展開しています。
今回は年末年始をテーマに開催されたTwitterキャンペーンやプロモーションの事例をご紹介してまいります。
工夫されているポイントも併せて解説していますので、自社でTwitterキャンペーンをご検討の際にはぜひお役立てください。
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目次
年末年始をテーマにしたTwitterキャンペーン・プロモーション事例
それでは早速、年末年始をテーマにしたTwitterキャンペーン・プロモーションをご紹介してまいります。昨年2018年末から今年2019年始めに開催されたキャンペーン・プロモーションの中から5つの事例をご紹介いたします。
1. Tポイント お年玉 Twitterキャンペーン
画像:お年玉 Twitterキャンペーン|T-POINT/T-CARD
はじめにご紹介するのは、カルチュア・コンビニエンス・クラブのポイントサービス「Tポイント」が開催した「お年玉 Twitterキャンペーン」です。
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フォロー&リツイートで#お年玉が毎日その場で当たる
\Tポイント15周年を記念して、総勢3万名様にTポイントのお年玉をプレゼント🌟
1月1日、今日のお年玉は?!
参加方法
1⃣ @tpointをフォロー
2⃣ このツイートをRT
3⃣ 結果がメンション(@返信)で届く!— Tポイント【公式】 (@tpoint) January 1, 2019
Tポイントの公式Twitterアカウント(@tpoint)をフォローし、上記のキャンペーンツイートをリツイートすることでキャンペーンに応募することができ、応募者の中から抽選で8名に「Tポイント(10,000ポイント)」が、29,992名に「Tポイント(15ポイント)」がプレゼントされました。
公式アカウントをフォローの上、対象ツイートをリツイートするだけで応募できるという応募の手軽さ、応募後すぐにメンションが届き抽選結果がその場でわかる「インスタントウィンキャンペーン」を活用している点が特徴的なキャンペーンです。
当選人数が合計30,000名と多く、1日1回応募することができたため、期間中複数回の抽選機会があった点も好評のキャンペーンでした。
Twitterキャンペーンの当選者が多く期間内であれば毎日抽選できるため、ユーザーが広告を見る回数も増えることが期待できます。
ブランド認知とブランド想起を促すことができる効果的なキャンペーンといえるでしょう。
2. LINEモバイル 年末年始大感謝祭 Twitterキャンペーン
画像:豪華賞品当たる!年末年始のTwitterキャンペーン始まります!|LINE MOBILE 公式ブログ
続いてご紹介するのはMVNOの「LINEモバイル」が開催した「年末年始大感謝祭 Twitterキャンペーン」です。
このキャンペーンは「リツイートキャンペーン」と「クイズキャンペーン」の2段構えになっているのが特徴的なキャンペーンです。
リツイートキャンペーンはLINEモバイルの公式Twitterアカウント(@LINEMOBILE_JP)をフォローし、下記のキャンペーンツイートをリツイートすることで応募することができました。応募者の中から抽選で3名に人気ゲーム機「Nintendo Switch」がプレゼントされました。
▼▼▼▼▼▼▼▼
フォロー&RTで
Nintendo Switch
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クイズキャンペーンは公式Twitterアカウントをフォローの上、公式アカウントからキャンペーン期間中毎日投稿されるクイズツイートの回答をハッシュタグでツイートすることで参加できました。
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フォロー&クイズ正解で
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こちらもリツイートキャンペーン同様手軽に応募することができました。「Nintendo Switch」や「PlayStation®4 ジェットブラック 500GB」、「LINEポイント」や「旅行券」など、日によって異なるプレゼントが設定されているのも魅力的です。
クイズツイートには問題の答え(サービス特徴)が書かれたページへのリンクがヒントとして記載されており、ユーザーの理解を促しています。ユーザーは正解することでプレゼントをゲットできる可能性が高まるわけですから、ヒントページを見て製品の理解を深めようとしてくれる構図です。
Twitterキャンペーンを通して自社サービスの特徴をユーザーにさりげなく教育し顧客獲得へつなげているアイデアは大変参考になります。
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3. 月桂冠 飲みたいのはどっち? フォロー&リツイートキャンペーン
画像:SNS フォロー&RT・リポストキャンペーン|和酒らぼ
次にご紹介するのは、日本酒を中心に酒類の製造・販売を行う酒造メーカー「月桂冠」が開催した「飲みたいのはどっち? フォロー&リツイートキャンペーン」です。
このキャンペーンは月桂冠の公式Twitterアカウント(@GEKKEIKAN_SAKE)をフォローし、下記のキャンペーンツイートをリツイートすることで応募することができました。
キャンペーンでPRされている「月桂冠『特選』」か「うたかた」どちらのお酒が飲みたいかのコメントを付けてリツイートするという点が一般的なリツイートキャンペーンと少し異なる点です。
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☆フォロー& #RT で当たる!
\20名様にお好きな方をプレゼント♪
1 @GEKKEIKAN_SAKE
をフォロー
2 どちらが飲みたいか「コメントをつけてリツイート」詳しくはこちらhttps://t.co/9SAi94xvQG#月桂冠特撰 #月桂冠うたかた #月桂冠 pic.twitter.com/g44GzWhvVx
— 月桂冠 (@GEKKEIKAN_SAKE) November 26, 2018
SNSマーケティングでは、いかにユーザーの共感を得るか、ユーザーを巻き込みファン化するかが大切になります。この事例のように「どちらがいい?」といった問いかけをユーザーへ投げかけることでコメントが活性化し、話題を生みやすくなる点は参考にしたいポイントです。
また、キャンペーンはInstagramからも応募することができ、TwitterとInstagramでそれぞれ20名に応募の際に選んだお酒がプレゼントされました。複数のSNSプラットフォームを活用して集客することでキャンペーン参加者の幅を広げることができるメリットがあります。
さらに、このTwitterキャンペーンは年末年始をテーマにしたその他多くのキャンペーン・プロモーションよりも早い11月中から12月初めに開催されました。抽選とプレゼントの配送が年末年始時期になっており、ちょうど年末年始にプレゼントのお酒を楽しめるというユニークな工夫が特徴的です。
Twitterキャンペーンに参加したユーザーを巻き込みつつ、参加者が一番飲みたいタイミングでお酒が届くという顧客ファーストなキャンペーンといえるでしょう。
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4. るるぶ&more. 年末年始 Twitterリツイートキャンペーン
画像:<無料ID登録で当たる!>Amazonギフト券500円分を1000名様にプレゼント|るるぶ&more.
次にご紹介するのは、出版社「JTBパブリッシング」が運営する女性向けウェブメディア「るるぶ&more.」が開催した「年末年始 Twitterリツイートキャンペーン」です。
るるぶ&more.の公式Twitterアカウント(@rurubu_info)をフォローし、上記のキャンペーンツイートをリツイートすることでキャンペーンに応募することができました。
お特1.【1月7日までAmazonギフト券500円分が1000名様に当たる♪】るるぶ&more.では無料ID登録キャンペーン実施中♪
お特2.期間中にフォロー&この投稿のリツイートで一度に2つの味が楽しめる「二色鍋」を16名様にプレゼント!→ 詳しくはhttps://t.co/D9CjRnwPw5— るるぶ&more. (@rurubu_info) December 14, 2018
プレゼントには一度に2種類の味が楽しめ、寒い冬や年末年始のパーティーなどにもぴったりの「二色鍋」が用意され、応募者から抽選で16名にプレゼントされました。
Twitterキャンペーンと同時に「Amazonギフト券(500円分)」が1,000名に当たる、るるぶ&more.の無料ID登録キャンペーンも開催されており、異なるキャンペーンの同時開催でオウンドメディアの集客と登録者増加を図る工夫がされているのが特徴です。
また、本メディアはSNSで人気の「インフルエンサー」を記事のライターとして起用するなど、SNS経由の集客を意識した運営をしています。
SNSは利用者数が多く拡散性も高いことから、TwitterをはじめとしたSNSを通してキャンペーンサイトや記事への流入も多く見込めるため、効果的な集客手法として多くの企業が活用しています。
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5. モンスターストライク モンスト年末年始キャンペーン’18‐’19
画像:モンスト 年末年始キャンペーン’18‐’19|モンスターストライク
最後にご紹介するのは、株式会社ミクシィ内のスタジオ「XFLAG」が開発・運営している人気ゲームアプリ「モンスターストライク」が開催した「モンスト 年末年始キャンペーン’18‐’19」です。
【年末年始もヤバババーン!!】#モンスト年末年始 キャンペーン'18- '19開催🎉
今年もモンストの年末年始はヤバババーンなイベントが満載!
銀だこキャンペーンやモンともチャンスなど✨
今後も続々登場するイベントにみんなで参加しよう😊— モンストキャンペーン(公式) (@monst_campaign) December 6, 2018
有名タレント「タモリ」さんをキャンペーンキャラクターとして起用、「年末年始も、ヤバババーン」というキャッチフレーズで開催されたこのキャンペーンでは、身の回りで見つけた「ヤバババーン」なものが募集されました。
キャンペーンにはモンストキャンペーンの公式Twitterアカウント(@monst_campaign)をフォローし、指定のハッシュタグ「#ヤババプロジェクト」「#ヤバババーン」を付けてツイートをすることで応募でき、当選者には
- ヤバい海外ペア旅行(3組6名)
- ヤバい国内ペア旅行(5組10名)
- ヤバい家電(大型液晶テレビ)(3名)
- ヤバい美味い冬の味覚セット(30名)
という豪華な内容の賞品がプレゼントされました。
うちの自慢のペット#ヤババプロジェクト#ヤバババーン pic.twitter.com/3GpTsuMZFt
— Mille Swift ♂ (@lovelove_bunny) December 22, 2018
#ヤバババーン なお肉をいただきましたっ🐃🍴✨
さっそく、すき焼きにして食べたけど口の中で溶けた~😍
#ヤババプロジェクト pic.twitter.com/cj1dAsXQ9A— 🌻カオチャイ🌻 (@Kaochai2yk) January 1, 2019
超獣神祭新キャラ!ソロモン!!#モンスト#ヤバババーン#ヤババプロジェクト#超獣神祭#ソロモン pic.twitter.com/w4Vqoc5Q8h
— ★まっさん★ (@massan0320) December 27, 2018
身の回りのものや出来ごと、ゲームに関するものなど様々な内容のツイートが多数投稿され、多くの応募者でキャンペーンは賑わいました。もともと人気の高いゲームということもありますが、投稿写真の条件は簡単で応募ハードルが低く設定されていた点もキャンペーン成功のポイントと言えるでしょう。
Twitterキャンペーンの他に「モンスターストライク」のゲーム内イベントも同時開催されており、新規顧客獲得と既存顧客のロイヤルティ向上の両方を狙ったプロモーションを行っている事例です。
キャンペーンの一環として、日本各地の街中にタモリさんに扮したキャラバンが登場したり、様々な企業と「ヤバババーン」でコラボしたりと、人ならず街や社会を巻き込んだ施策も行っています。
【ヤバババーンプロジェクト キャラババーン✨】
10/6(土)からヤババ隊が全国7都市を行脚する、ヤバババーンなキャラバンを開催!
新作の運極Tシャツなどの物販コーナーもあるよ!詳細はこちら! #モンスト #ヤババプロジェクト https://t.co/VTklHT1PzE pic.twitter.com/SKkQnNDt0u
— モンストキャンペーン(公式) (@monst_campaign) October 5, 2018
さらに、一連の「ヤバババーン」関連キャンペーンの認知獲得のためにYouTubeフォロワー数476万人(2019年10月)を超える人気のユーチューバー「東海オンエア」とコラボして情報を一気に拡散し、マーケティングの土台をつくっている点も見逃せません。
ユーチューバーやインスタグラマーなど、SNSで人気の「インフルエンサー」にキャンペーンをPRしてもらうことでキャンペーン情報を効果的に拡散させているため、インフルエンサーマーケティングを上手く取り入れている事例とも言えるでしょう。
TVCM、SNS広告、街頭看板、企業、SNS、人など、オンラインとオフラインをフル活用したマーケティングによって「モンスト」が世間に与えた影響は非常に大きいものとなりました。
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まとめ
年末年始をテーマに開催されたTwitterキャンペーン・プロモーションの事例を5つご紹介いたしました。Twitterは利用の手軽さや簡単さが人気を集めているSNSです。開催されるキャンペーンも参加・応募が手軽にできるものが好まれる傾向が感じられ、今回ご紹介した事例からもユーザーが手軽に参加できる内容のものがほとんどです。
手軽に参加できるというTwitterユーザーの需要を押さえた上で、他SNSとのキャンペーン・プロモーションの同時開催やオウンドメディア・自社サービスとの連動といった工夫が今回ご紹介した事例では多く見られました。
多くの企業によって様々なキャンペーン・プロモーションが展開される年末年始には、独自の工夫がTwitterキャンペーンを成功させる上で重要なポイントとなります。
他社とは違う魅力を持ったTwitterキャンペーン開催を目指して、年末年始をテーマにしたTwitterキャンペーン・プロモーションを企画される際にはぜひ、今回の記事を参考としてご活用ください。
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