2023年、TikTokは若い人を中心に広く知られるようになり、TikTok発信のブームも生まれるようになりました。
そんな中、2023年もTikTokでは多くのアップロードが実施され、様々な新機能が追加されました。
本記事では、
- 2023年にTikTokに追加された新機能・アップデート
- 新機能・アップデートがユーザーや企業に与えた影響・変化
をまとめてご紹介します。
企業アカウントの運営に役立つ新機能も公開されていますので、ぜひとも今後のアカウント運用にお役立てください。
目次
2023年のTikTokの主なアップデート&新機能一覧
2023年、TikTokに追加された新機能・アップデートを時系列順に掲載しております。
内容をクリックするとTikTok公式のオリジナルニュースがご覧いただけます。
まずは2023年の上半期です。
続いては2023年の下半期です。
次項では、主なアップデート&新機能をピックアップし、テーマごとにまとめてご紹介します。
クリエイター向けの収益に関するアップデート&新機能
画像:TikTok、クリエイターがクリエイティブなオリジナル動画を通して報酬を得られる新たな収益化プログラム「Creativity Program Beta」を公開!|TikTokニュースルーム
2023年は、クリエイター向けのアップデート&新機能が見られ、特に収益につながるような機能が拡充しました。
TikTokがマネタイズしやすくなったことは、
- インフルエンサーの活動の活発化
- 投稿するコンテンツの質の向上
などにつながり、インフルエンサーマーケティンを施策する企業のメリットが増えることにもなりました。
【6月】TikTokのプレミアムコンテンツ投稿で収益化!新サービス「シリーズ」の導入が開始
6月、クリエイターが有料プレミアムコンテンツを投稿することで、収入を増やすことができる新機能「シリーズ」を追加することを発表しました。
公開されると、視聴者がプロフィールからシリーズの動画を視聴した場合とTikTok動画の1つにシリーズをリンクした場合に、シリーズに料金を支払い、アクセスすることが可能です。
クリエイターの収益化のチャンスが更に広がっていくでしょう。
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【8月】オリジナル動画から収益化できる新プログラム「Creativity Program Beta」の提供開始
8月には、一定条件を満たしたクリエイターが、自身のオリジナル動画を通じて収益化できる新たなプログラム「Creativity Program Beta」の提供を開始したことを発表しました。
フォロワー数が1万人以上・過去30日間の動画視聴数が10万回以上など、18歳以上のクリエイターが条件を満たしていれば申し込みが可能です。
広告収入以外でも収益化できるようになってきているのです。
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広告に関するアップデート&新機能
2023年は、広告に関しても数多くのアップデート&新機能が追加され、ユーザーと企業を結びつけやすい要素や効果測定の結果が見やすいようになっています。
クリエイター側・企業側の双方にとって利益のあるアップデートです。
【1月】TikTok Ads Managerの新機能「Search Ads Toggle」のリリースを発表
2023年8月には、企業・ブランドがTikTok検索結果に広告を配信できるようにする「TikTok Ads Manager」の新機能「Search Ads Toggle」のリリースを発表しました。
Search Ads Toggleは、広告主の既存のインフィード広告クリエイティブを利用して、関連するユーザークエリからのオーガニック検索結果と並行して広告を配信することが可能です。
また、広告は既存の広告コンテンツを使用して自動的に作成されます。
広告は「スポンサー付き」コンテンツとしてラベル付けされ、関連性、ユーザーの意図、および他のユーザーの行動からの広範な学習に基づいて、結果ページ上のさまざまな位置に表示されます。
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【9月】TikTok広告マネージャーで「アトリビューション分析」による広告キャンペーンの結果測定が可能に
9月には、TikTok広告主が広告キャンペーンの結果を測定し、TikTokユーザーの行動についてより深い洞察を得ることが可能になる「アトリビューション分析」の機能を追加したことを発表しました。
アトリビューション分析は、顧客の購入までの経路をより明確に把握できるようにすることで、広告主がTikTok でのカスタマージャーニー (認識、発見、行動) を理解できるようにするファーストパーティの測定ソリューションです。
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【11月】効果測定の分野で実績のあるエージェンシーを公式認定する新しいエージェンシーカテゴリーを導入
11月になると、TikTokマーケティングパートナープログラムに、TikTokマーケティングの専門知識を持ち、実際に効果測定の分野で実績のあるエージェンシーを公式認定する新しいエージェンシーカテゴリーを導入したことを発表しました。
TikTokファーストのキャンペーン戦略を策定できる認定バッジ付きエージェンシーパートナーに依頼することで、企業・ブランドはパフォーマンスの高いTikTokキャンペーンを構築・最適化できるようになります。
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【11月】TikTok広告のパフォーマンスを高度標準化する運用手法「TikTok Quest」が新たにリリース
12月、TikTok広告のパフォーマンスを高度標準化する運用手法「TikTok Quest」を新たにリリースしたことを発表しました。
「TikTok Quest」は、アカウント構築から予算設定、ターゲティング設定、クリエイティブ作成まで、広告出稿の目的を問わずベストプラクティスを提供してくれます。
TikTokの広告運用の要となる「初期設定」に重点を置き、推奨設計を段階的にクリアしていくことで、その先の広告最適化や認知拡大をスムーズに行うことが可能です。
「TikTok Quest」のリリースによって、TikTok広告運用の初心者でも、効果的なアカウント運用を行うことができるでしょう。
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視聴者のためのアップデート&新機能
画像:テレビの大画面でTikTokを楽しめるTikTok TV、日本で提供開始!|TikTok
2023年は、視聴者の使い勝手が良くなるような機能も追加されました。
大画面で見ることができるような利便性に関する機能や、保護者が子どものために視聴制限をかけられる機能など、さまざまです。
【2月】テレビ画面でTikTokを楽しめる「TikTok TV」アプリが日本で提供開始
2023年2月には、テレビ画面にTikTokを表示して楽しむことができる「TikTok TV」アプリの提供を日本でも開始しました。
TikTok TVアプリでは、テレビの大きい画面でTikTokに投稿されている幅広いカテゴリの人気コンテンツを視聴することが可能です。
TikTok LIVEの視聴はできませんが、「おすすめ」と「フォロー中」のTikTokコンテンツを楽しむことができます。
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【3月】18歳未満のユーザーは1日60分までの視聴時間制限がデフォルト設定に、DMは16歳以上から
3月には、10代の子どもたちと保護者のための機能改善・拡張を行ったことを発表しました。
下記3つの機能が追加・改善されています。
- 10代の子どもたちのアカウントに新たなデフォルト設定を導入
- 視聴時間管理ツールに多くのカスタムオプションを追加
- ペアレンタルコントロールの管理拡充
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【4月】「おすすめ」フィードをリセットできる新機能の提供を開始
4月には、「おすすめ」フィードに表示された投稿が不適切だと感じた場合、「おすすめ」フィードをリセットできる新機能の提供を開始しました。
おすすめ表示された投稿が関連性を感じないものであったり、テーマの種類が不十分と感じた場合に、この関連付けをリセットし、TikTok登録時のようなコンテンツを視聴することができるようになります。
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【6月】ペアレンタルコントロールにコンテンツカスタマイズ機能を追加し「TikTokユースカウンシル」の設立を発表
6月になると、10代の若者の保護者が「ペアレンタルコントロール」を通じて、お子さまの視聴コンテンツをコントロールできる新機能を追加し、若者の意見できる機会である「TikTokユースカウンシル」の設立を発表しました。
TikTokでは2022年に「おすすめ」「フォロー中」などのフィードで、見たくないキーワードやハッシュタグを含む動画を表示できないようにフィルタリングできるコンテンツカスタマイズ機能の提供を開始していました。
アップデートにより、それぞれのお子さまについて最もよく理解している保護者の方々が、お子さま一人一人のニーズに合ったコンテンツのフィルタリングが可能になり、以前よりもさらに不快なコンテンツの視聴を軽減できるようになります。
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【12月】TikTok画面のお気に入りの動画を大画面で視聴可能に
12月には、スマートフォン画面からの視聴だけでなく、タブレット端末や折りたたみ式ガジェットなどの大画面でも快適に視聴できるようにアップグレードしたことを発表しました。
アップグレードの主な機能は以下の通りです。
- より鮮明な動画フィード
- 合理化されたナビゲーションバー
- 横向き・縦向き両方で視聴可能に
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音楽に関するアップデート&新機能
画像:TikTok、「Artist Impact Program」を発表。企業向けの商用音楽ライブラリに100万曲以上のグローバルアーティストの楽曲が拡充|TikTok for Business
2023年は、TikTokの要ともいえる音楽についてのアップデート&新機能も数多く搭載されました。
【5月】楽曲と企業をつなげる新しいプログラム「Artist Impact Program」を発表
2023年5月には、楽曲と企業をつなげる新しいプログラム「Artist Impact Program」を発表しました。
世界中のアーティストから多くの楽曲を提供してもらい、企業が安全に使える音楽を簡単に検索・使用できる「商用音楽ライブラリ」に100万曲以上の楽曲が追加されました。
また、アーティスト側も広告コンテンツに楽曲が使われることで収益化することができ、自身の楽曲が世界中のユーザーにリーチできる新たな機会を獲得できます。
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【7月】「テキスト投稿」の共有機能が提供開始!物語、詩、歌詞などが共有可能に
7月には、テキスト投稿機能によって、物語や詩、歌詞などを共有することができるようになりました。
クリエイターの表現の幅は更に広がりをみせるでしょう。
本機能は、新たにコンテンツ作成のオプションに新たに追加されています。
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【12月】見つけた楽曲を音楽ストリーミングサービスに保存できる機能「音楽アプリに追加」を新たに追加
12月になると、TikTokで見つけた好みの楽曲をSpotifyやAmazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスに保存できる新機能「音楽アプリに追加」を追加したことを発表しました。
本機能は、米国・英国に続き、日本を含む19か国で新たにローンチされています。
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LIVE配信に関するアップデート&新機能
2023年は、TikTokの機能「TikTok LIVE」に関しての機能も数多くアップデートされています。
LIVE配信の進化により、クリエイターとファンの接点が増える機能は今後もさらに注目を集めそうです。
【3月】LIVEクリエイター向け公式ポータルサイト「LIVE Creator Hub」を公開
3月には、TikTok LIVEクリエイターの活躍の支援を目的とする公式ポータルサイト「LIVE Creator Hub」を公開したことを発表しました。
「LIVE Creator Hub」では、
- TikTok LIVEの知識やコツ
- TikTok LIVE最新イベント
- プロダクト更新情報
- TikTok LIVEクリエイターのインタビュー
など、クリエイターに役立つ最新情報を発信していくことになっています。
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【6月】優れたTikTok LIVEクリエイターの証「LIVE Pro」認定制度を開始
6月には、TikTok LIVEにおける優れたクリエイターへの認定制度「LIVE Pro」を開始したことを発表しました。
「LIVE Pro」は、多くのユーザーを魅了するTikTok LIVE配信を継続して行ってきたクリエイターを、TikTok LIVEのプロフェッショナルとして認定し、証明する制度です。
「LIVE Pro」に認定されたクリエイターは、
- プロフィールに認証マーク付与
- TikTok LIVEのオフラインイベント出場
- 公式アカウントへの出演
などの特権が与えられます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、2023年にTikTokに追加された新機能・アップデートをご紹介させていただきました。
TikTokはZ世代を中心に人気ですが、2023年はさらに広い世代に浸透していった年だと考えられます。
さらに、ユーザーの使いやすさに関する機能や、収益化のための動きには今後も目が離せませんね。
尚、アカウント運用やSNSを活用したPRをご検討の際は、是非とも「Find model」にお気軽にご相談ください。
インスタラボ編集部の公式記事。
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ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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