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今や日常のコミュニケーションツールとして、なくてはならない存在であるLINE。

どんな人でも、LINEを開かない日なんてないくらい、日本のコミュニケーションツールとして定着していますね。

そんなLINE上に広告を出せるのが、LINE広告です。コスパよく広告配信ができるので、企業の担当者さんにとっては非常に魅力的なのではないでしょうか。

今回はそんなLINE広告について、どのようなものかご紹介します。

LINE広告とは

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冒頭でもお伝えした通り、コミュニケーションアプリであるLINEに広告を出すことができるのが、LINE広告です。

LINEの月間利用者数は、9,200万人*(2022年3月末時点)で、幅広い年代層の方がLINEを利用しています。

他のSNSは使っていなくても、LINEだけは毎日使用しているという方も多いですよね。

このような背景から、LINEに広告を掲載することには大きなメリットがあります。

*参考:LINEのユーザーはどんな人?

LINE広告のメリット

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LINE広告のメリットを4つご紹介します。

幅広い層にアピールできる

LINE広告のメリット一つ目は、幅広い層にアピールできることです。

LINEの月間利用者数は8900万人(2021年9月末時点)であり、利用者の年代層も10代から60代までとかなり幅広いです。

また、TwitterやFacebookに馴染みのないユーザーでも、LINEだけは毎日使っているという人も少なくありません。

LINEが公式で発表している情報によると、LINEのみを利用しているユーザーは、SNS利用者の約40%にもなります。

このような背景から、他のSNS広告では取りこぼしてしまうようなユーザーにも、LINE広告を利用すればリーチすることができる点が大きなメリットです。

画像:【公式】LINE広告 | LINE for Business

詳細なターゲティングが可能

2つ目のLINE広告のメリットは、詳細なターゲティングが可能なことです。

LINE広告では、ユーザーのバックグラウンドや興味関心ごとに分けられたまとまり(=セグメント)を指定して、広告の配信ができるようになっています。

商材と相性の良いセグメントを指定することで、効率よく、高い広告効果を得ることができということです。

指定できるセグメントは以下の図に含まれる6つです。

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画像:LINE Business Guide 2022年1月-6月期

  • 属性セグメント
    結婚、子供、携帯キャリア、年収などを指定
  • 行動セグメント
    テレビの視聴頻度、ゲーム、モバイル端末や利用状況、高価格商品の購買意欲などを指定
  • 年齢セグメント
    5歳刻みで年代を指定(14歳以下、65歳以上はそれぞれひとまとめ)
  • 性別セグメント
    性別を指定
  • 興味関心セグメント
    ゲーム、スポーツ、ファッション、美容など18種類のインタレストから指定
  • 地域セグメント
    47都道府県に加え、市区町村から地域を指定

セグメントを複数複数指定することもできるので、特定のターゲット層に絞って広告を配信することもできます。

少額からでも広告配信ができる

LINE広告の3つ目のメリットは、少額からでも掲載可能であるということです。

各種SNSも同様ですが、少額から広告が掲載できる点はLINE広告の大きなメリットと言えるでしょう。

LINE広告では、初期費用なし、最低出稿金額なしで広告の配信ができます。

各企業、自由に予算を設定して広告の配信をすることができるので小回りの利く広告運用が可能です。

少額からでもLINEに広告が出せるというのは嬉しいポイントですよね。

また、申し込みはオンラインで完結しますので、非常にお手軽です。

LINE公式アカウントの友だちを増やせる

LINE広告の4つ目のメリットは、LINE公式アカウントの友だちを増やせるということです。

LINE公式アカウントで運用やコンテンツ配信は、定期的なプロモーションとユーザーとのエンゲージメント強化のために欠かせないものです。

LINE公式アカウントの友だち数がなかなか増えなくて困っている…という担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

LINE広告には「友だち追加広告」というものがあります。

「友だち追加広告」は、LINEアプリ内に、友だち追加を促すような広告を配信できるサービスです。設定した費用の中で広告を掲載することができるので、比較的安価に新規の友だちを獲得することができます。

また、広告のバナーとなるイメージ画像(クリエイティブ)も、LINE広告の管理画面から簡単に作成できるようになっています。

LINE広告の配信先

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では、LINE広告はどのような媒体に配信されるのでしょうか。配信先をご紹介します。

LINEアプリ内

LINE広告は、LINEアプリ内の様々な場所に配信されます。LINEアプリ内の主な配信先は以下の通りです。

  • ホームタブ
  • トークリスト
  • LINEクーポン
  • LINE NEWS
  • ウォレット
  • LINE VOOM
  • LINE Monary

配信イメージは以下の通りです。

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画像:【公式】LINE広告 | LINE for Business

LINEファミリーアプリ

LINE系列のアプリでも配信することができます。主な配信先は以下の通りです。

  • LINEマンガ
  • LINE BLOG
  • LINEポイントクラブ
  • LINEショッピング
  • LINEチラシ
  • LINEマイカード
  • LINEクーポン

掲載イメージは以下の通りです。

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画像:【公式】LINE広告 | LINE for Business

外部アプリ

LINE広告を利用すれば、LINEアプリやLINE系列アプリ以外にも広告を配信することができます。

具体的な配信先をいくつか箇条書きでご紹介します。

  • DELISH KITCHEN
  • LOCARI
  • あすけんダイエット
  • トクバイ
  • マンガワン
  • サンデーうぇぶり
  • クラシル
  • クックパッド
  • マネーフォワード

など

ご紹介したもの以外にも配信できる媒体が豊富にあり、商材に合ったユーザーへリーチできる可能性が高くなるのが魅力です。

なお、LINE公式は外部アプリとLINEファミリーアプリをまとめて「LINE広告ネットワーク」と呼んでいます。

課金の方法

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LINE広告への課金の方法は3種類あります。いずれもリーズナブルな値段設定となっているので、気軽に始めることができます。

クリック課金(CPC課金)

一つめは、クリック課金です。

クリック課金は、広告がユーザーによってクリックされるたびに料金が発生する課金方式です。

LINE広告では、最低入札価格が1クリックあたり24円に設定されています。

インプレッション課金(CPM課金)

二つ目は、インプレッション課金です。

インプレッション課金は、広告の表示回数ごとに料金が発生する課金方式です。

LINE広告では、広告が1000回表示されるごとに料金が発生します。

最低入札価格は1000インプレッションあたり200円に設定されています。

友だち追加課金

三つ目は、友だち追加課金です。

友だち追加課金は、増えた友だちの人数ごとに料金が発生する料金形態です。

友だち追加課金の最低入札価格は友だち追加1件あたり50円に設定されています。

LINE広告の成功ポイント

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ここまでで、LINE広告の概要をご説明しました。次に、LINE広告を成功させるためのポイントについてご紹介します。

リーチしたい層に合わせたセグメントを指定する

LINE広告を効果的に利用するためには、商材やターゲットに合わせたセグメントを指定することが重要です。

事前に想定しているターゲット像に合わせたセグメントを指定して、リーチしたい層に対してしっかりプロモーションしていきましょう。

例えば、想定しているターゲットが「30〜40代の趣味が旅行の既婚女性」だとすれば、その層に合わせたセグメントを設定する必要があります。

逆に、商材を広く幅広い層に知ってほしいということであれば、あまり細かく設定せず、広告配信の対象となる範囲に幅を持たせた方が良いでしょう。

いずれにせよ、リーチしたい層に効率的に配信できるようなセグメントを選びましょう。

クリエイティブを工夫する

クリエイティブの工夫も重要です。

LINE広告は、豊富な配信先がありますが、どこに掲載されたとしても目に飛び込んでくる、分かりやすいクリエティブにすることが重要です。

インパクトのある画像や、見やすいサイズのテキストを使って、商材を魅了的にアピールしましょう。

テキストでのアピール方法としては「商品訴求」「価格訴求」「限定訴求」「メリット訴求」などがあり、それぞれ

  • ○○ランキング第1位
  • 通常価格から半額
  • 今月末までの期間限定
  • 友だち限定で無料クーポン配付中

などが当てはまります。

また、LINEは毎日利用するものですので、ユーザーを飽きさせないために、クリエイティブを何パターンか用意しておくとよいでしょう。

動画広告を取り入れてみる

動画広告はユーザーの注目度を高める効果的な広告クリエイティブになります。

動画を活用することでユーザーの興味をひきやすく、クリック率の向上やブランド理解を促進できるなどのメリットが魅力です。

様々な調査でも、動画広告が画像広告に比べて優秀な成果を出していることがレポートされていますので、広告の最適化を進める上で動画の活用も検討するとよいでしょう。

LINE公式アカウントと連携させる

LINE公式アカウントと連携させておくのがおすすめです。

LINE広告を見てブランドに興味を持ったユーザーはランディングページはもちろんですが、ブランドの公式アカウントにも興味が湧きます。

LINE公式アカウントを開設・連携しておくことで、友達追加してもらい長期的に情報を届けることができたり、アンケートをとってフォロワーに関するリサーチを行うことも可能になります。

リサーチ結果を広告運用に取り入れるなど広告最適化のサイクルを回しやすくなるため、LINE広告を配信する際はLINE公式アカウントも解説しておきましょう。

関連記事
LINE公式アカウントとは?メリットや開設方法、企業の成功事例まで詳しく解説

LINE広告の成功事例

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最後に、LINE広告の企業事例を2つご紹介します。

嘉穂無線ホールディングス株式会社 さん

一つ目は、北部九州を中心に展開しているホームセンター「グッデイ」を経営している「嘉穂無線ホールディングス株式会社」さんの事例です。

当初、LINE公式アカウント「ホームセンターグッデイ」の友だち追加を促すため、店頭レジやサービスカウンターでのスタッフによる声がけを行っていました。

その後方支援として、2021年10月よりLINE広告で「友だち追加」を配信開始。

リニューアルした店舗のLINEの友だち限定のキャンペーンを行い、その周知を目的に店舗の半径数キロに住むコアターゲットに『友だち追加』の広告を配信しています。

広告は

  • グッデイの広告だとひと目でわかること(オリジナルキャラクターの使用、特徴的なオレンジ色の店舗外観など)
  • リニューアルに伴うキャンペーンの告知だとひと目でわかること

を重視し、わかりやすさを重要視しました。

その結果、2019年10月には1万6,000人だった友だち数は、2022年9月に30万人を超え、約20倍を記録。

さらに、LINE公式アカウントの友だちは通常の顧客より購買単価、来店頻度が高いことが判明しています。

LINE広告の「ともだち追加広告」があるからこそLINE公式アカウントのフォロワーも増え、継続的にユーザーへアプローチできる体制づくりに貢献した事例と言えるでしょう。

参考:LINE for Business | 事例一覧より「友だちは「高LTVのロイヤルカスタマー」。友だち30万人を集めたグッデイのLINE広告活用」

株式会社スナックミー さん

二つ目は、おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me(以下、スナックミー)」を運営している「ラズホールディング株式会社」さんの事例です。

2020年3月からLINE広告を導入し、

  • LINE側の保有する年齢・地域・性別・興味関心などのオーディエンスデータを用い、25歳以上の女性をターゲットにした「LINEターゲティング配信」
  • ユーザーのオンライン行動データを基に、より精緻なターゲティングが行える「オーディエンス配信」
  • 自社の保有する電話番号やメールアドレスなどのオーディエンスデータに類似するLINEユーザーを見つけ出し、広告を配信する「類似配信」

の3パターンの配信を活用しました。

その結果、配信開始から半年でCV数は8.4倍に伸長し、本来のターゲット層からは外れていた40代・50代の新規顧客も獲得することができました。

さらに広告に載せる内容では

  • カメラマンが撮影した綺麗な構図ではなく、ユーザーがスマートフォンで撮影したような親近感のある写真のほうが、クリック率が3.6倍と圧倒的に高い
  • テキストは「毎月届く自分専用のおやつの定期便」のようなプロダクトの機能や魅力の紹介よりも、「私がコンビニのおやつを買わなくなった理由」のようなプロダクトによってユーザーが得られる具体的な変化や効果を謳うほうが新規獲得率が約2倍高くなる
  • 動画は静止画と比べると広告費は1.7倍かかるが、それ以上にクリック率が5.4倍ほど高く、最終的な顧客獲得単価を約30%抑制することができる

などの知見を得ることに成功しました。

魅力的なクリエイティブの作成と、リーチしたい層に合わせたターゲティングは参考にしたいポイントですね。

多種多様の広告配信が可能なLINEで様々な広告配信をすることにより、広告としての効果は何倍にも高まっていくのです。

参考:LINE for Business | 事例一覧より「新規集客の30%がLINE広告経由!半年でCV数を8.4倍にしたスナックミーの運用ノウハウ」

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、LINE広告についてご紹介しました。

幅広い層のユーザーにとって、すっかり欠かせない存在となったLINE。

そのLINEに広告を掲載できるLINE広告は、企業側としてはぜひ利用したいサービスですよね。

今回の記事をぜひご参考に、今後のマーケティングにお役立てください。

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