フェイスブックの子会社「インスタグラム」は写真や動画投稿がメインのソーシャルメディアです。10代~20代の比較的若い女性ユーザー層が多く、インフルエンサー(インスタグラマー)とコラボするなど最新のトレンドを生み出す媒体となっています。
今多くの企業でマーケティングメディアとして活用されていますが、自社の公式HPで自社のインスタグラムを紹介したりフォローして欲しいと宣伝したりする際に、インスタグラムのロゴ使用を考えている企業もあると思います。
その際に、インスタグラムのロゴをHPやパンフレットなど自社の媒体に使用するにあてって、各種の規定があり知らないうちに規約違反を犯さないように気を付ける必要があります。今回はインスタグラムのロゴを使用する際の利用規約や、ロゴの利用方法などを解説していきます。
目次
ロゴの利用規約について
カメラマークでお馴染みのインスタグラムのロゴは2022年5月にリニューアルされました。
画像:一新されたInstagramのビジュアルのご紹介|Instagram
2022年5月のリニューアルでは、色、書体、ロゴなどのビジュアルアイデンティティが一新されました。
インスタグラムロゴの利用規約については以下の公式サイトで詳しいガイダンスが英語で説明されています。
https://www.instagram-brand.com/
ロゴやその他スクリーンショット等の素材はこの公式サイトからダウンロードしたものを使用するよう定められています。ここに掲載されている既定のデザインを規約に沿って使うならば、インスタグラムに許可を取る必要はありません。
一般的な利用規定
デザインの変更についての規定
インスタグラムのロゴアイコンはAPPアイコンとグリフアイコンの2種類があります。インスタグラムのAPPアイコンの色やデザインを変えることはいかなる場合でも許可されていません。グリフアイコンについては縦横比を変えなければ色の変更が可能ですが、他のSNSアイコンと並べて表示するとき以外は常に「Instagramでフォロー」のようなコールトゥアクションボタンと組み合わせて使います。
使用目的についての規定
承認されたアセットとしてダウンロード可能なグリフアイコンは、Instagramアカウントへのリンクを示すときに使います。
アプリアイコンは、他のアプリがインストールされているデバイスで、Instagramアプリのダウンロードへ誘導したい際に使用します。他の方法でInstagramを表示したい際はグリフを使いましょう。
キャンペーン利用での規定
インスタグラムでキャンペーンを行い、ロゴを使用する場合は、そのキャンペーンにおいてインスタグラムがスポンサーや後援、支持などで関わっていないことを明示する必要があります。
媒体で使用する際の比重について
インスタグラムが自社のパートナーやスポンサーであると誤解や混同させないようにしなければならないので、コンテンツ内で自社ブランドのコンテンツとのバランスをとる必要があります。例えばインスタグラムのロゴや名称を使用する際は、媒体やデザインにおいて、50%以上の割合でインスタグラムブランドの素材が超えないようにしてください。
類似や混同の回避
自社のロゴや会社名、トレードマークやドメイン等がインスタグラムに類似した紛らわしいものにすることは避けるよう定められています。
「Instagram」というワード表記の一貫性
「Instagram」というワードを変更、省略、翻訳することはできません。また、英語アルファベット以外の文字で表現したり、ロゴを使って置き換えたりすることは禁止されています。
利用申請が必要なケース
テレビやラジオなどのマスメディアで使用する場合や、A4サイズ以上の印刷物で使用する際は、上記の公式ガイダンスサイトから使用許可の申請を行わなければいけません。申請は英語のみの受付で、どのように使用するのかわかるように仮作成したものを提出するか、使用する目的を説明する必要があります。もし放送用や高画質の印刷素材が必要な場合は、利用申請した上でリクエストすれば公式ガイダンスサイトより提供されます。
インスタグラムのロゴアイコンの入手方法
インスタグラムロゴのはパソコンのみからダウンロード可能となっています。
1.https://www.instagram-brand.com/ にアクセスし、「ブランド要素のセクション」について一読した上で、ガイドライン・利用規約に同意するチェックボックスにチェックをします。
2.ダウンロード(画像矢印)をクリックします。
ロゴの種類と使用例
Glyph Icon(グリフアイコン)
通常自身のインスタグラムアカウントを示す際はグリフアイコンを用います。グリフアイコンは背景が白でブラックカラー(PNG形式)/(EPS形式)の2種類とカラーバージョン(PNG形式)の合計3種類があります。
白黒カラーはPhotoshopやIllustratorなどに対応可能なファイル形式である「EPS形式」でも保存できるため、高画質のロゴデータを使用したい場合にはこちらを使用しましょう。
グリフアイコンはデザインやロゴの比率さえ変えなければ好きな色に変更することも可能ですが、公式ガイダンスでは白または黒単色が推奨されています。使用する際はCall To Action/CTA(コールトゥアクションボタン)と一緒の使用が義務づけられています。
コールトゥアクションボタンとはボタン(アイコン)をクリックすると問い合わせや購入などのアクションをユーザーにとってもらうためのものです。インスタグラムのロゴアイコンを設置する際は何らかのアクションを促すようにします。(例:「インスタグラムをフォロー!」)
なお背景がグラデーションで塗りつぶされたインスタグラムのAPPアイコンについては、アプリのダウンロードを促す目的に使用が限定されています。グリフアイコンの使用については他に下記のような細かい規定があります。
以前まではInstagramの関連アプリである
- Boomerang(ブーメラン)
- Layout(レイアウト)
- Hyperlapse(ハイパーラプス)
のロゴもダウンロード可能でしたが、2022年7月現在は提供されていません。
・余白
アイコンの周りはロゴの最低限半分サイズの余白(14.5px以上のスペース)を上下左右に取らなければいけません。
・サイズ
アイコンの最少サイズは29x29 pixelsを下回ってはいけません。
・よい使用例
・NGな使用例
こちらは規定余白より中に文章などが入り込んでいるのでNGです。
上記のように形を勝手に変えたり回転したりして逆さまなどにしてはいけません。
インスタグラムのロゴダウンロードについてまとめ
Instagramのロゴは指定されたレギュレーションを守り、正しく利用しましょう。
Instagramのロゴをキャンペーンやホームページ等に使う予定でしたら、以下のリンクにてInstagramキャンペーンの事例や成功のコツについてまとめておりますので併せてご活用ください。
また、本メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでは、人気インスタグラマーを起用したキャンペーン拡散やブランディングなどお力添えできますので、お気軽にご相談ください。
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