インスタグラムの運用をしているとエンゲージメントという言葉をよく聞くと思います。
ユーザーとの繋がりや反応を示すエンゲージメントはインスタグラムをはじめとするSNS運営では不可欠のものです。エンゲージメントなしにはどのような目標も達成できないと言っても過言ではありません。
エンゲージメントを計る指標やエンゲージメントをあげるための具体的事例の他、インスタグラムのマーケティングで抑えておくべきポイントを解説します。
目次
エンゲージメントの計算の仕方
インスタグラムにおけるエンゲージメントとは「いいね!」や「コメント」といったフォロワーの反応のことです。エンゲージメント率が高いアカウントはブランド好意度や純粋想起率が高い傾向があると言われています。エンゲージメントは以下のように計算することができます。
エンゲージメント数(反応数)
=(いいね!数+コメント数)÷投稿数
またアカウントの運営担当者は単純にエンゲージメント数だけでなく、投稿ごとのエンゲージメント率がどのように変化しているかも日々チェックしたい項目の一つです。
1投稿あたりのエンゲージメント率(反応率)
=(いいね!数+コメント数)÷投稿数÷フォロワー数
月ごとにエンゲージメントが高いか低いか、増加率はのびているのかといった結果に応じて運用を見直し、次回以降の投稿時間やハッシュタグの付け方などの改善へとつなげていきます。
インスタグラムが無料で提供しているインサイト機能を使うことで、自身のインスタグラムアカウントのエンゲージメントを確認することができます。
【徹底解説】instagramインサイトの分析で過去最大の効果を出す具体的な技術の記事で詳しく解説していますので是非ご覧ください。
エンゲージメント率をあげていくには
それではエンゲージメント率をあげていくための具体的な方法についてまとめていきます。
ペルソナの作成
エンゲージメントをあげるにはユーザーに自社や製品への愛着を持ってもらうことですが、そのためには運営側の企業もユーザーを理解しユーザーの好むようなコンテンツを発信することが大切です。そのために必要なことが、どんなユーザーがファンになってくれたら理想なのかを設定する「ペルソナ」の作成です。ペルソナによって、マーケティング活動で優先すべきコンテンツを絞り、エンゲージメントの高いファンとなってくれるフォロワーを獲得していきます。
ユーザーとコミュニケーションをとる
ユーザーがコメントを書いてフォローしてくれたら、そういったユーザーの行動に対してこまめにリアクションをとるようにすることが望ましいです。コメントに返信したり、こちらからもフォローをしかえしたりするなど、運営側からもコミュニケーションや繋がりを取ることでユーザーとの関係性が深まります。フォロワーの投稿に対してこちらからもいいね!をすることもよいでしょう。
競合相手の分析を行う
これまでの記事でもアナリティクスによる自社の分析の必要性を説明してきました。分析は自社だけでなく競合他社の分析も行えばより客観的に測定とフィードバックが行えます。アナリティクスツールの中には競合分析機能がついているものもあり、常に競合相手の動向が一目でわかります。
「コムニコ マーケティングスイート」インスタグラム競合分析機能
競合相手のいいね!といったエンゲージメントが急増したら、相手がどのような投稿やキャンペーンを行って成果をあげているのかリアルタイムでチェックできます。自社のエンゲージメントを同様にあげるためのヒントを得ることができるでしょう。
キャンペーンを行う
多くのユーザーと繋がりをもつのに効率的なのは景品を用意したキャンペーンを打つことです。多くの企業が予算を計上して各種キャンペーンをインスタグラムでも展開しています。次の項目で実際に行われているキャンペーンをご紹介します。
エンゲージメントを高めるキャンペーン事例
ハッシュタグ&フォローキャンペーン
「ときめきメイク」応募キャンペーン(http://tokimeki-encounter.jp/insta/)
ハッシュタグ付きで写真を投稿するコンテストは、定番のキャンペーンとしてよく用いられています。こちらは大丸松坂屋百貨店が主催するハッシュタグをつけてインスタグラムに写真を投稿してもらうキャンペーンです。さらに公式アカウントをフォローしてもらうことが応募条件になっています。フォロワーの獲得がエンゲージメント率を伸ばす効果につながりそうです。
CHECK HOUSEInstagramのいいね!獲得数キャンペーン
コンテストによっては投稿者に付いたいいね!の数が一番多い人がグランプリにするとする抽選制ではなく投票制で入賞を決めるものもあります。投票者も参加できてコンテストを盛り上げる工夫といえます。
動画投稿でシェアキャンペーン
ランドセルを販売しているセイバンによる動画の投稿キャンペーンです。インスタグラムやTwitterでセイバン「天使のはね」ダンスを踊る動画を投稿してもらうユーザー参加型キャンペーンを展開しています。お子さんに参加してもらうことでキャンペーンを盛り上げてアカウントへのエンゲージメントも期待できます。
こうしたキャンペーンを行う場合は、次のようなポイントを工夫して企画してみてください。
- テーマやハッシュタグなどユーザーが参加しやすい工夫
- アカウントの認知アップにつなげる工夫(例:フォローを参加条件にする)
- 拡散されていくための工夫(例:TwitterやFacebookなどの他のSNSと連携させる)
エンゲージメント率が高ければ高いほど自社の製品やサービスに対するユーザーの愛着度が高いと言えます。自社の製品を気に入ってもらい購入につなげる、自社ブランドを多くに人に知ってもらって来店につなげるなどエンゲージメント率をあげる工夫をしながらインスタグラムの運用を行うようにしましょう。
SNSマーケティング専門メディア「インスタラボ」では、Instagramマーケティングのリーディングカンパニーとしてナショナルクライアントを中心に豊富な支援実績がございます。
- Instagramアカウント運用代行
- Instagram広告運用・分析改善
- Instagramキャンペーン実施
- Instagramインフルエンサーマーケティング
- ソーシャルリスニング分析レポート
など、その時必要なInstagramマーケティング支援が可能です。
是非お気軽にご相談ください。
お電話でのお問い合わせはこちら▼
050-3184-0601