昨年2019年11月より続く世界規模での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行。人々の健康面はもちろん、社会や経済にも多大な影響を及ぼしています。

日本においても2020年4月に緊急事態宣言が発せられ、5月25日に至りようやく全国的に緊急事態宣言の解除が行われました。国民の外出自粛や企業・店舗の営業自粛や休業など社会や経済に与える影響は大変大きなものであり、その影響は今でも続いています。

その様な中、人気SNSであるTwitterでも新型コロナウイルスに関連する様々な動きが見られ、その影響は企業・店舗のTwitter施策にも表れています。今回は新型コロナウイルスに関連する企業や店舗によるTwitterキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介してまいります。

「#コロナに負けるな」をテーマにしたTwitterキャンペーン・プロモーション事例

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それでは早速、新型コロナウイルス関連のTwitterキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介してまいります。

1. トヨタ自動車「#トヨタのぬり絵」

はじめにご紹介するのは、日本最大手の自動車メーカーであるトヨタ自動車株式会社が行った「#トヨタのぬり絵」です。

新型コロナウイルスの影響で外出自粛を強いられている人々に向けて行われたこちらのプロモーションでは、トヨタ自動車が製造・販売を行っている自動車や過去に製造・販売を行っていた自動車のぬり絵が配布されました。

ぬり絵はトヨタ自動車株式会社の公式Twitterアカウント(@TOYOTA_PR)にて複数公開された他、公式キャンペーンページにおいても多数公開されており、誰でも自由に様々な自動車のぬり絵を楽しめます。

公式キャンペーンページはぬり絵の他にペーパークラフトも公開されている他、クイズやゲーム、絵本といったコンテンツもある非常に充実した内容となっています。

twitter-campaign-covid19-toyota画像:トヨタ おうちで過ごそう|TOYOTA

 

 

 

さらに、トヨタ自動車株式会社のレーシング部門である「TOYOTA GAZOO Racing(@TOYOTA_GR)」でもレーシングカーのぬり絵が配布された他、トヨタ自動車が運営するクルマ情報ポータルサイト「GAZOO.com(@gazoo_news)」でもペーパークラフトが配布されています。

 

暇を持て余したりストレスが溜まりがちな外出自粛や休校という状況において、大人から子どもまで家族皆が一緒に「おうち時間」を楽しめるぬり絵というコンテンツを提供したこのプロモーションは非常に好評を博しました。

結果、Twitter上では多数の「#トヨタのぬり絵」が投稿され、大変多くの自社ブランドに関する投稿(UGC)の獲得につながっています。

検索エンジンだけでなくSNSからの情報収集が一般的になっている現代では、SNS上に自社ブランドに関する投稿(UGC)が増えることは、ブランド認知拡大・ブランド想起率の向上など、マーケティング効果が見込めます。

さらに、SNSを通して消費者とブランドとの接点が増えることで信頼感が増し、購入時に自社ブランドを選んでくれることも期待できます。

本事例ではぬりえによる車の紹介にもなっており、「カッコいい車」「乗ってみたい車」など、家族内での会話にもよい影響を与えることも狙えるため、Twitterユーザーへの自社ブランド理解にもつながります。

エンターテインメントとともに、生活に寄り添う「自動車」を提供している企業として丁寧に練られたTwitterキャンペーン事例と言えるでしょう。

2. チロルチョコ株式会社「外出自粛中のお家にほんの少しの楽しみを『#コロナに負けるな』 プレゼントキャンペーン」

続いてご紹介する新型コロナウイルス関連のTwitterキャンペーンは、日本においてロングセラーのチョコレート菓子「チロルチョコ」の製造・販売を行っているチロルチョコ株式会社が行った「外出自粛中のお家にほんの少しの楽しみを『#コロナに負けるな』 プレゼントキャンペーン」です。

こちらのキャンペーンはTwitterキャンペーンにおいてポピュラーな「フォロー&リツイート」形式のキャンペーンであり、ユーザーはチロルチョコ株式会社の公式Twitterアカウント(@TIROL_jp)をフォローの上、上記のキャンペーンツイートをリツイートするだけで簡単にキャンペーンに応募することができました。

キャンペーンの賞品は「チロルチョコ320個」となっており、応募者の中から抽選で100名にプレゼントされるというもの。

フォロー&リツイートキャンペーンは参加ハードルの低さから、多くのTwitterキャンペーン参加者が見込め、フォロワーも獲得しやすく、さらに自社のキャンペーンツイートを拡散してもらえるメリットもあり多くの企業が導入しています。

「外出自粛中のお家にほんの少しの楽しみを」というテーマで行われたこちらのキャンペーン。キャンペーンの内容自体はシンプルなものとなっていますが、本キャンペーンをきっかけにお菓子業界を巻き込んだ大きなつながりと流れが生まれることとなりました。

次の事例へとつなげつつ、内容をご紹介していきましょう。

3. 有楽製菓株式会社「『#コロナに負けるな』 サンダーセットプレゼントキャンペーン」

続いてご紹介する「#コロナに負けるな」をテーマにしたTwitterキャンペーンは、「ブラックサンダー」や「ビッグカツ」といった駄菓子の製造・販売を行っている有楽製菓株式会社が行った「『#コロナに負けるな』 サンダーセットプレゼントキャンペーン」です。

キャンペーンの内容は先にご紹介したチロルチョコ株式会社の事例と同じく「フォロー&リツイート」キャンペーンであり、有楽製菓株式会社の公式Twitterアカウント(@Black_Thunder_)をフォローの上、上記のキャンペーンツイートをリツイートすることでキャンペーンに応募することができました。

賞品は同社の製品「ブラックサンダー」各種をセットにした「サンダーセット」で、応募者の中から抽選で100名にプレゼントされるという内容です。

本キャンペーンは先にご紹介したチロルチョコ株式会社よる企画「#おかしつなぎ」に賛同して開催されたもので、有楽製菓株式会社以外にも「サッポロポテト(@CalbeeSapporoCP)」や「ブルボン(@Bourbon_JP)」、「ジャパンフリトレー(@Fritolay_JP)」をはじめとした有名各社が参加。

さらにその流れは全国各地の大小問わず多数の菓子メーカーに広がっており、多数の企業が企業の壁を越えて「#おかしつなぎ」に参加することとなりました。

 

 

世の中を盛り上げようと実施された一連のTwitterキャンペーンはお菓子業界全体を大いに盛り上げました。

人と人とのつながりを生み出すTwitterをはじめとしたSNSは、世の中をより良くしようという思想に共感してさらに拡散し、大きなコミュニティが形成されやすい特徴もあります。

ユーザーが参加しやすい雰囲気のテーマも大切ですが、社会的意義や世の中へのメッセージ性をキャンペーンのテーマとして取り入れるなど工夫してみると、ユーザーの共感を生みやすいユニークなTwitterキャンペーンを実施してみるのもよいでしょう。

4. 「#食べてもらえる」有名飲食店合同キャンペーン事務局「『#食べてもらえる』豪華プレゼントキャンペーン」

twitter-campaign-covid19-tabetemoraeru画像:「#食べてもらえる」有名飲食店合同のSNSキャンペーン開催!|PRTIMES

次にご紹介する「#コロナに負けるな」をテーマにしたTwitterキャンペーンは、「#食べてもらえる」有名飲食店合同キャンペーン事務局が開催した「『#食べてもらえる』豪華プレゼントキャンペーン」です。

こちらのキャンペーンは「ウェンディーズ・ファーストキッチン」「魚民」「牛角」「くら寿司」「小僧寿し」「備長扇屋」「やきとり家すみれ」という有名飲食店が合同で開催しているキャンペーンです。

参加飲食店各店でテイクアウトやデリバリーを注文し、写真や画像をハッシュタグ「#食べてもらえる」を付けてTwitterに投稿することでキャンペーンに応募することができ、抽選で70名に参加飲食店で利用できる商品券や無料券といった賞品がプレゼントされます。

 

 

感染拡大防止策や外出自粛など新型コロナウイルスによるダメージが大きい外食産業。テイクアウトやデリバリーの仕組みを作るなど企業や店舗は様々な工夫や努力を行っています。

企業の壁を越えて協力し新型コロナウイルスによる業界の危機を乗り越えようという本キャンペーンは多くのTwitterユーザーにとっても好印象を受ける大変良い施策であると言えるでしょう。

先にご紹介した「#おかしつなぎ」の例など、同様の流れは多くの企業に広がりを見せています。

一社での取り組みに留まらず、他社や他店舗と協力して施策を行うことで業界全体のトレンドを作り出すことは新型コロナウイルスによる危機を乗り越える上でも重要なファクターとなるでしょう。

もちろん、新型コロナウィルスの終息後も、他社とのコラボによりお互いの抱えるファンへアプローチできるなどシナジー効果によるメリットもありますので、Twitterキャンペーン企画時に検討してみてはいかがでしょうか。

5. 株式会社クオカード「『#コロナに負けるな』 医療従事者応援メッセージ募集&寄付 キャンペーン」

最後にご紹介する「#コロナに負けるな」をテーマにしたTwitterキャンペーンは、株式会社クオカードによって行われた「『#コロナに負けるな』 医療従事者応援メッセージ募集&寄付 キャンペーン」です。

こちらのキャンペーンは新型コロナウイルス感染拡大を防止、感染者の命を守るため自身も医療現場の最前線で命がけで闘う医療従事者への応援メッセージを募りつつ、キャンペーンツイートのリツイート数に応じて株式会社クオカードが募金を行うという内容のキャンペーンです。

この取り組みは大変大きな反響を呼び、非常に多くのTwitterユーザーからの共感を集めました。共感や賛同の声が多数寄せられ、キャンペーンツイートのリツイート数はキャンペーン終了時点で34万リツイートという膨大な数を獲得しました。

こうした社会に対してポジティブな影響を与える「ソーシャルグッド」な活動をTwitterキャンペーンのテーマとして取り入れるのであれば、企業理念やすでに会社として行っている社会活動をもとにするのも、自社と親和性が高くなるため企画しやすくなるでしょう。

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まとめ

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新型コロナウイルス関連のTwitterキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介いたしました。

新型コロナウイルス流行下で暮らす人々や最前線で闘う人々を応援する施策や、協力して新型コロナウイルスによる危機を乗り越えようというキャンペーンやプロモーションが多く見られました。いずれも新型コロナウイルスの流行によって沈みがちな社会の雰囲気を明るくしようというポジティブな内容のものであり、「コロナに負けない」という強い意志を感じられるものばかりです。

安易に新型コロナウイルス関連のTwitterキャンペーン・プロモーションを実施することは新型コロナウイルスの流行という危機を利用したPRと受け取られかねず、ユーザーに悪印象を与えてしまったり最悪炎上してしまうリスクもあるため注意が必要です。

しかしながら、Twitterキャンペーン・プロモーションの成功は自社や自店舗だけでなく業界全体、ひいては経済全体を盛り上げるきっかけにもなり得ます。

検討や工夫を重ね、リテラシーを高め、場合によっては他社や他店舗との協力も視野に入れて多くのTwitterユーザーから共感を得られる施策の実施を目指しましょう。

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