皆さんは、LINE VOOM(ラインブーム)をご覧になったことはありますか?
LINE VOOMは、2021年12月にLINEが新しくリリースした、写真・ショート動画を閲覧・投稿できる動画サービスです。
TikTokはじめとし、Instagramのリール機能などからも、ショート動画機能の勢いが伺えます。
一方LINE VOOMに対しては、「LINEアプリのタブに表示されているのは気づいているけど、いまひとつ活用の仕方がわからない...」というユーザーも多いのではないでしょうか。
また、以前からあったタイムライン機能との違いが分からないという声も多く見受けられます。
今回は、そんなLINE VOOMについてご紹介していきます!
企業が活用するメリットや機能、使い方についてもご説明していきますので、ぜひ最後までご一読下さい!
目次
LINE VOOM(ラインブーム)とは?
LINE VOOM(ラインブーム)とは、写真やショート動画といった動画コンテンツを投稿・閲覧できるLINEの動画サービスです。
LINEのアプリを開くと、画面下部真ん中に「VOOM」というタブが表示されており、そちらをタップすると閲覧することが出来ます。
以前まで「タイムライン」機能が表示されていた場所です。
タイムライン機能との違いとして、LINE VOOMには「フォロー」機能が追加されました。
タイムライン機能では、投稿を閲覧できるユーザーとして「友だち」が存在しておりましたが、こちらもLINE VOOMの中で引き継がれている機能となっています。
タイムラインの投稿は、原則友だち追加をしているLINEアカウントの投稿が表示される仕組みとなっていましたが、LINE VOOMの投稿は友だち追加をしていなくともフォローを行うことで投稿を閲覧することが出来ます。
企業の公式アカウントの友だち追加を行うと、お知らせやクーポンの通知などが届くことも多いため、興味・関心がかなり高いアカウント以外は友だち登録をためらうというユーザーも多いことが伺えます。
しかし、LINE VOOMのフォロー機能なら、メッセージ上で通知が届くこともないため、ユーザーは気軽にフォローを行いやすくなることが予測できます。
企業側はタイムライン機能よりもより多くのユーザーにリーチできることが期待できますね。
企業がLINE VOOMに投稿するメリット
LINE公式アカウントを設けている企業は多く存在するかと思いますが、まだLINE VOOMを活用しているという企業は少ないのではないでしょうか。
そこで本章では、企業がLINE VOOMに投稿するメリットをご紹介していきます。
不特定多数のユーザーにリーチできる
LINE公式アカウントは、公式LINEを友達追加しているユーザーに対して1対1のアプローチを行うことが目的となっているため、クローズドなコミュニケーションが特徴となっています。
一方LINE VOOMは、アカウントの友達追加を行っていないユーザーにも投稿を閲覧してもらうことが可能となっており、不特定多数に対してのアプローチを行うことが可能なオープンSNSとなっております。
そのため、X(旧Twitter)やInstagramのように、全世界へ向けて自社商品・サービスの魅力を認知拡大を図ることを目的とした投稿を行うことができるのが大きなメリットであると言えるでしょう。
投稿からLINE公式アカウントの友達追加を呼び掛けることで、クローズドなアプローチに繋げることも可能となります。
クーポンの配布などアカウントの友達追加を行うメリットを投稿内で知らせることで、公式アカウントの友達増加を図りましょう。
ユーザーとのコミュニケーションが図りやすい
LINE公式アカウントでユーザーにアプローチを行う際、ユーザーにはメッセージ通知が送られるため、あまり頻繁なアプローチは面倒に感じられてしまう可能性があります。
一方LINE VOOMではユーザーのLINE VOOMタイムライン上に投稿が表示されるだけであることから、まだ自社への興味関心度が低いユーザーにも面倒に感じられにくく、公式LINEアカウントでのメッセージ機能よりも気軽に投稿を行うことができます。
ユーザーとの良い距離感を保ちながら少しずつアプローチを行うことが可能となるでしょう。
また、LINE VOOMでは、投稿に「いいね」やコメントをする機能が存在しています。
投稿へのいいねの数でユーザーからのリアクションを図ることができるだけでなく、コメントへの返信を行うことでユーザーとコミュニケーションを行うことも出来るでしょう。
無料で何度も投稿できる
LINE公式では、無料プランの場合、ユーザーへのメッセージがひと月1,000通までしか送信することができません。
さらに、アカウントの友だち数が1,000人を超えている場合には友だち全員への一括送信ができない仕様になっています。
また、有料プランの場合も無料で送れるメッセージは15,000通~45,000通であるため、それ以上にメッセージを送りたい場合は有料となります。
一方LINE VOOMでは利用料自体が必要ないため、無料で情報を発信することができ、投稿数の制限もないため何度も投稿することが可能です。
自社の認知拡大を行いたい場合や数多くアプローチを行いたい場合にはLINE VOOMの活用が有効となるでしょう。
上記のように、LINE公式アカウントからのメッセージ機能とLINE VOOMでの投稿を使い分けることで新規顧客の増加を狙ったり、公式アカウントの友達増加を図ることができます。
LINE公式アカウントとLINE VOOMそれぞれのメリットを理解して、相乗効果を狙っていきましょう。
LINE VOOMの機能
次に、LINE VOOMの機能をご紹介します。
・ショート動画及び写真・文字の投稿
・投稿へのいいね・コメント
・「おすすめ」投稿の表示
・投稿のシェア
・「検索」機能
・収益化
特徴的な機能を解説していきます。
「おすすめ」投稿の表示
VOOMタブを開くと、「おすすめ」と「フォロー中」2つの種類の投稿を選んで表示させることが出来ます。
「おすすめ」はユーザーにの趣味嗜好に合ったコンテンツ・人気コンテンツが表示され、「フォロー中」にはユーザーがフォローを行っているアカウントの投稿だけが表示される仕組みになっています。
「おすすめ」機能があることにより、投稿を行うアカウントは新たなユーザーに発見してもらいやすいというメリットがあります。
「検索」機能
画面上の検索タブから、気になるワードやアカウント名を検索することで結果を閲覧することが出来ます。
検索結果は期間を絞り込んで行うことも可能です。
検索機能を活用することで、ユーザーは友だちになっていないアカウントの投稿を楽しんだり、自分の趣味嗜好に合ったアカウントを見つけることが出来ます。
収益化
LINE VOOMには、収益化の機能があります。
LINE VOOM投稿に広告を掲載することで、広告収入を得ることができる機能です。
収益化を行えるアカウントとして、以下の条件があります。
①LINEビジネスIDにLINEアカウントを連携している
②LINE VOOMのフォロワー数が500人以上
③1ヵ月以内の動画の累計再生時間が50時間以上
YouTubeの収益化条件がチャンネル登録者数1,000人以上・12ヶ月の動画再生4,000時間以上という点をふまえると、LINE VOOM の収益化条件は比較的達成しやすいと考えられるのではないでしょうか。
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LINE VOOMの使い方
では実際、LINE VOOMを使ってみましょう。
投稿する
「LINE VOOM」タブを開き、「フォロー中」を選択しましょう。
右下にある緑の「+」ボタンから「投稿」をタップすることで投稿を作成できる画面になります。
投稿したい動画・画像の選択や文字の打ち込みを行います。
最後に右上の「投稿」ボタンを押すことで投稿が完了です。
投稿の公開範囲を設定
LNE VOOMでは、投稿を行う際に、公開したい範囲を設定することが出来ます。
設定範囲としては、
①全体公開
②自分のみ
③すべての友だち
④親しい友だちリスト
などがあります。
企業やインフルエンサーの公式アカウントなどであれば①の全体公開で使用することがほとんどだと思いますが、ユーザーが個人的な内容を投稿するのにも安心な機能であるといえますね。
フォローする
気になるアカウントを見つけたら、フォローを行ってみましょう。
フォローを行う際は、おすすめに表示されたアカウントや、検索して見つけたアカウントをフォローする方法と、既に友だちになっているアカウントをフォローする方法があります。
友だちになっているアカウントは、以下の手順でフォローを行うことが出来ます。
VOOMタブの自分のアカウント設定を開き、「フォローリスト」をタップします。
「フォロー中」の欄の「友だちリストを見る」ボタンをタップすると、フォローしていないかつフォローを許可している友だちのアカウント一覧が表示されます。
(フォロー設定でフォローを許可していないアカウントのフォローを行うことはできません)
「フォロー」ボタンをタップすればフォローが完了し、タイムライン上に投稿が表示されるようになります。
LINE VOOMに関するよくある質問
最後に、LINE VOOMでよくある質問についてご紹介していきます。
LINEのタイムラインとの違いとは?
LINE VOOMが登場するまで類似した機能として利用されてきたタイムラインの機能ですが、LINE VOOMの投稿とタイムラインでは違いが存在します。
タイムライン機能ではLINEの友達追加を行っているアカウントの投稿のみが閲覧できる仕様になっていましたが、LINE VOOMではユーザーがフォローしているアカウントに加えて、おすすめ機能やシェア機能によるフォローしていないアカウントの動画投稿を閲覧することが可能となります。
従って、投稿に拡散性があり、これまで訴求できていなかったユーザーに対しても企業アカウントの認知拡大を図ることが可能となるのです。
友だちとフォローの違いは?
友だち機能とフォロー機能は明確に違いがあります。
友だち追加を行っているユーザーに対しては、1対1のチャットでLINE公式アカウントからのメッセージを送信することができます。
一方、フォローを行っているアカウントに対してはLINE VOOMからの投稿がLINE VOOMタイムライン上で閲覧できる仕組みとなっています。
つまり、LINE公式アカウントの友だちとなっている場合も、フォローを行っていないユーザーにはLINE VOOMの投稿が表示されることはありません。
LINE VOOMの投稿から友だち追加は可能?
ユーザーは、LINE VOOMで投稿を閲覧したLIN公式アカウントを友だち追加することが可能となっています。
アカウントの友だち追加を行いたい場合は、公式アカウントのLINE VOOMプロフィール画面を開き、右上の「メニュー」から「公式アカウントを見る」をタップし、公式アカウントからプロフィールに移動して「追加」ボタンを押しましょう。
LINE VOOMのおすすめに表示される投稿の条件とは?
どの投稿が「おすすめ」に表示されるのかといった詳しいロジックは現時点で非公開となっていますが、必要不可欠な条件として、LINE VOOM上で全体公開した投稿を行っていることが挙げられます。
また、静止画のみの投稿、もしくは静止画と動画の両方を投稿した場合は、「おすすめ」に表示されません。
「おすすめ」表示を狙いたい場合は、動画を活用していきましょう。
まとめ
以上、LINE VOOMのメリットと投稿・公開設定などの使い方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
LINE VOOMはまだあまりなじみがないというユーザーも多くいることが予測されますが、日本国内の10~50代で8~9割以上が利用していると言われている(※2024年現在)LINEが提供するショート動画サービスであれば、これからどんどん普及していくことが期待できます。
LINE VOOM上を活用することで、ほかSNSアプリではリーチできなかった層への認知拡大も期待できます。
自社の認知を拡大したい・新規顧客にアプローチしていきたいという企業のSNSご担当者様は、是非LINE VOOMに挑戦していきましょう!
もし「なかなか難しい…」と感じる方がいらっしゃいましたら、こちらまでお気軽にご相談ください。
インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFind Model(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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