インスタグラムでは画像などにどの場所で撮影されたものか位置情報を使って発信することができます。便利そうな機能ですがプライバシーなどの安全面が気になりますし、位置情報を使うことでどんなメリットやデメリットがあるかよくわからないという人も多いと思います。今回はインスタグラムでの位置情報について徹底的に最新情報をまとめてみることにしました。
目次
位置情報とは
インスタグラムの機能のひとつに位置情報を付け加えることができます。ところでインスタグラムの位置情報とは何でしょうか?インスタグラム公式ヘルプセンター内での説明を見てみると次のように説明されています。
Instagramによる位置情報へのアクセスを許可している場合、現在地に基づいて投稿に位置情報を追加したり、スタンプを使用するときなど、アプリを使用しているときにのみこの情報が使用されます。
Instagramによる位置情報使用の許可は、いつでもオフにすることができます。
引用:インスタグラム公式ヘルプセンター『Instagramで私の位置情報はどのように使用されますか。』
位置情報付きでインスタグラムに投稿すると上の投稿例(和歌山マリーナシティ)のように撮影した場所が表示されます。さらにこの場所名をクリックするとgoogle1マップで場所の位置、同じ位置情報を使った他の人の投稿が出てきます。
自分が位置情報をつけて投稿すれば、その位置情報で検索をした他の人の目に止まりやすくやすくなります。位置情報を設定しておけばそこから検索して自分の投稿を見つけてもらえるチャンスが増えるので、「いいね!」が増える可能性が高まります。
フォトマップ廃止によりデフォルトはOFF
元々インスタグラムには「フォトマップ」という位置情報付きで投稿された写真をマップ上に公開する機能がありました。
画像引用:http://goryugo.com/20120817/instagram_3/
この機能は2016年の12月2日で廃止となり現在は自分や他人のフォトマップを見ることはできません。フォトマップがあった頃は「フォトマップに追加」機能がONになっていることに気が付かず、ついうっかり投稿してしまい、自宅で撮影した写真が地図上に出てしまい自分の家の住所が流出してしまう、内緒にしたい旅行先が公開されてしまう等のトラブルもありました。
現在は位置情報を合わせて載せたい人は、投稿する時に自分で位置情報の一覧(スポット)を選ぶようになっているので特にスポットを選択しなければ位置情報が掲載されてしまうことはありません。企業の利用の場合、運用担当者の自宅等の住所が露出してしまうというような事態さえ防ぐよう注意をすればメリットの方が多くなります。
活用メリット
1.ユーザーに見つけてもらいやすくなる
位置情報はスポット情報とも言われます。店舗や施設などのスポット情報に関連付けて写真を投稿することで、その投稿を位置情報から検索できるようになり、近くにいるユーザーが自社の店舗を発見できるようになります。
また自社のお店を訪れたお客さんにも自分の店舗を位置情報付きで写真を投稿してスポットを共有してもらえば、店舗情報の拡散→宣伝につながります。
スターバックスコーヒー 新宿サザンテラス店
こちらの店舗のように自社店舗を訪れてくれたお客様が位置情報をつけて投稿すると、自社スポットのカテゴリーリンク集ができあがります。投稿者の友人も位置情報をクリックすることで自社のアカウントへ誘導され集客につながります。
2.位置情報を使ったキャンペーン企画で集客をはかる
画像引用:https://www.picportal.net/landscape/toyama-wan-photo-contest/
こちらの事例のように位置情報をつけて投稿してもらうフォトコンテストの開催では、実際に現地に来てもらって地元の活性化につなげ、位置情報を共有する人の繋がりからの集客が見込めます。自社の店舗等をスポットにしてキャンペーンを打てば実際に来店してもらえるというメリットが見込めます。
実践編 Facebookからのスポット追加方法
オリジナルスポットを登録する
自分の使いたいスポットがない場合は自分でスポットを作ることもできます。店舗運営者の方は上記のメリットのためにも、もし自分の店舗がスポットに登録されていなかったらぜひ自分の店舗をスポットとして追加してみましょう。
1.スポットを追加したい場所に行きFacebookを起動してチェックインをタップ
2.上にスポット名を入力し新しいスポットを追加をタップ
3.カテゴリを選択
4.今ここにいますをタップ
5.地図上にスポットが作成されます。
新しく追加されたスポットをインスタグラムからみつけて位置情報をつけてアップしてみましょう。
インスタグラムでの位置情報の載せ方
1.位置情報を追加をタップ
2.検索欄にスポット名を入力。スポット名の候補一覧から使用したいものを選ぶ
(Facebookでスポットを作成した場合ここにスポット名が候補として出てきます)
検索できない時は端末の「位置情報サービス」を確認
ここで位置情報の検索ができない場合は端末の位置情報設定がオフになっています。その場合は設定画面で位置情報をONにしてください。
3.位置情報と一緒に投稿されました
まとめ
集客や宣伝をしたい人にとっては位置情報(スポット情報)を活用することはデメリットよりメリットの方が多くあります。個人のプライバシー問題も、自分から敢えて位置情報をつけて発信しない限り問題ありません。
企業アカウントを運営する場合は、自社の宣伝と集客をはかるために位置情報も活用したインスタグラムの運用は不可欠となります。ここで述べた手法を積極的に取り入れてみてください。
位置情報の活用をはじめとしたインスタグラムキャンペーン事例集は以下のページにまとめていますのでご活用ください。