動画配信サービスは、スマートフォンやインターネットの普及によって年々利用者・人気が増えています。その中でもYouTubeは基本的に無料で観ることができると共に、コンテンツが豊富であることから、たくさんの人が閲覧しており、全世界で人気のコンテンツです。
最近では、YouTubeでの動画投稿者である「Youtuber」は非常に人気が高く、テレビにも出演しているなど、ますます盛り上がりを見せています。
そんなYouTubeの中でも、今回ご紹介するのはヘア用品を扱う企業のYouTubeアカウントです。
「動画を作成する」という点で手間のかかるYouTube。このことからInstagramよりも運営や企業のPRをしにくい、と思われる方もいるかもしれません。
しかし、動画での細かい訴求ができるという点など、YouTubeならではの良さはたくさんあります。
うまく有効活用すればYouTubeは企業の認知拡大に貢献してくれるでしょう。それでは、早速紹介していきます。
【ヘア編】企業のYouTubeチャンネル活用事例5選
ギャッツビー
最初にご紹介するのは株式会社マンダムのブランド、ギャッツビー(【公式】GATSBY/ ギャツビー)です。
スタイリングするワックスをイメージする方が多いかもしれませんが、最近では汗拭きシートや脱毛クリームなど、メンズ化粧品において幅広い商品を展開しているブランドです。
そんなギャッツビーのアカウントにおいて、注目すべきポイントは「ハウツー系動画」を多くアップしている点です。
ハウツー系動画とはYouTubeをはじめとする動画のジャンルの一つです。
ギャッツビーのアカウントでいうと、実際に商品を用いてヘアセットする様子などを動画で訴求していく、というものになります。
その中でも、300万以上再生されている「ナチュラル眉毛お手入れ」の動画は非常に人気が高いといえるでしょう。
他にも、お家で出来るメンテナンスカットの方法など、ハウツー系の動画が盛りだくさんになっています。
コロナ渦で、美容室になかなか行きにくい、という方にも非常に有益な動画になっています。
ミルボン
次にご紹介するのは、株式会社 MILBON(milbon ミルボン)です。
画像:milbon ミルボン
ミルボンは、美容サロン用のヘア化粧品を販売している会社です。
一般向けの商品展開も多くされており、特に「エルジューダ」はヘアオイルやヘアミルクなど、非常に人気のシリーズになっています。
そんなミルボンのアカウントは、YouTubeの特性をうまく生かした動画投稿をしています。
ミルボンのアカウントでは、美容室でやってもらうようなシャンプーの様子の動画を公開しています。
その中でも、マッサージの様子やシャンプーをする際のポイントなど細かく紹介しています。
YouTubeは無料で視聴可能な点に加えて、普段は知ることのできないような情報が満載の動画は「特別感」を得ることができます。
ミルボンのアカウントのように、ハウツー系動画の中でも、特別感のある動画を出すというのもポイントです。
花王
次にご紹介する花王(KaoJapan)は、日本の大手の消費財化学メーカーです。
画像:KaoJapan
ハンドソープやシャンプーなど、誰しも一度は商品を使ったことがあるメーカーなのではないでしょうか。
そんな花王は、「中の人」が実際に動画にでているという点がポイントになります。
企業の広報SNSの運用担当者を俗に「中の人」と呼びます。
SNSアカウントの方向性決めから日々の投稿、リプライやコメントへの対応など、一般的に中の人が行います。
花王はそんな「中の人」、PR担当者が実際にやってみた系やチャレンジ系の動画を投稿しています。
花王の商品である、シャンプーを10秒で詰め替えられるか?というチャレンジ企画は、観る側からしても面白い内容だと思います。
また、同時に商品への認知拡大にもつなげることが可能です。
このように、エンタメ性のある「やってみた動画」「チャレンジ企画」と商品を掛け合わせた動画を作成してみるのも、YouTubeとの親和性は高いといえます。
got2b
次にご紹介するのは、ヘンケルジャパン株式会社のブランドである「got2b」(got2b official)のYouTubeアカウントです。
サロンで話題の、傷みにくくも色が抜けやすいブリーチ剤ということで、人気が広がりつつあるブランドです。
そんなgot2bは、ブリーチした髪に、さらに色を加えてアレンジするよう動画を多く投稿しています。
例えば、セルフで今人気のユニコーンカラーに染めてみた動画などがあります。
お家でブリーチをしたり、髪を染める方からすると、失敗できないという思いや、せっかくだから上手に染めたい!という思いもあるでしょう。
そのようなユーザーからすると、実際に商品を使って染めているという内容は、非常に有益な動画であるといえます。
このように、商品の先にあるユーザーのニーズをしっかりと汲み取って、コンテンツとして発信していくことは、YouTubeでも大切になってきます。
リップス
最後にご紹介するのは、株式会社リップス(LIPPS HAIR TV【美容室LIPPS 〈リップス〉】)です。
表参道や銀座、梅田など様々な街にお店を構える美容室、LIPPSの運営会社になります。
画像:LIPPS HAIR TV【美容室LIPPS 〈リップス〉】
LIPPSは美容室の運営もそうですが、ヘアワックスや洗顔フォームなども販売しており、全年代から非常に人気の美容室です。
そんなLIPPSのYouTubeアカウントのポイントは、投稿の幅広さです。商品のヘアワックスを使用した、ヘアセットの方法など比較的シンプルな動画から、目隠ししながらスタイリングしてみた!などのエンタメ性が高い動画まで様々な動画投稿がされています。
また、ユーチューバーとコラボした企画動画など、幅を決めずに活動していることが分かります。
このことで、普段あまり美容やヘアスタイルに興味のない層にも企業の名前を広げる、認知拡大のきっかけになっていくのではないでしょうか。
まとめ
5つの企業のYouTube活用事例をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
コロナ渦でのSNSの大幅活用などの背景により、SNS活用したPRは一般的になりつつあります。
しかし、YouTubeは動画作成、というひと手間があることから、活用している企業はまだまだ少ないです。
しかし、近年Youtuberの人気が顕著であるように、今後YouTubeでの活動に参入してくる企業は多くなってくるでしょう。
自身でYouTubeを見たときに面白いと感じた動画や、各々トレンドを取り入れて、そして是非、本記事を参考にしながら、有益な動画を作っていきましょう。
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