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SNS等インターネットを通じた動画で商品をライブで紹介し、商品を販売する「ライブコマース」。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」 は、「ライブコマース」について調査を実施しました。

調査条件は以下の通りです。

有効回答者数:スクリーニング調査20,644名、本調査566名

対象者:スクリーニング調査は登録モニターのうち全国の15歳以上の男女

本調査はライブコマース認知者

調査期間:令和4年12月7日(水)~令和5年1月17日(火)

回答者属性

スクリーニング調査

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本調査

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画像:https://research.nttcoms.com/database/data/002208/

以下、アンケート調査結果画像は全てhttps://research.nttcoms.com/database/data/002208/からの引用です。

 

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調査結果

ライブコマースの認知度

https://research.nttcoms.com/database/data/002208/

まずライブコマースの認知度を調査したところ、認知度は31.9%でした。

内訳は、「聞いたことがある程度」が20.4%、「知っているが視聴したことはない」が7.6%、「知っており視聴したことがある」と回答したのは3.9%にとどまりました。

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ライブコマース視聴経験者のうち、実際に商品を購入したことがある人は54.8%と半数を占めました。

特に20代と30代はその傾向が強く、ネットに慣れ親しんでいて自由に使える金額も多い世代でライブコマースは支持を得ていると考えられます。

なお、非視聴経験者のうち、利用意向がある人は19.8%でした。

ライブコマース視聴媒体・視聴プラットフォーム

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ライブコマース視聴者を対象にどの端末で視聴するかを調査したところ、スマートフォン(73.7%)・PC(47.0%)の順となりました。ただ、年齢層が上がるにつれPCで見る人の割合が多くなるという傾向があります。

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視聴したプラットフォームは動画プラットフォームのYouTubeが68.7%でトップとなり、普及率が高いInstagramやTwitterでも3割前後はいるという結果に。

さらに購入者と非購入者で比較すると、購入者は「企業の運営するECサイトなどのWEB」よりもTwitterやInstagram、LINE LIVEなど配信プラットフォームサービスの利用率が高いことがわかりました。

商品カテゴリ

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視聴したことのある配信主体企業は「アパレル企業」(47.4%)、「化粧品ブランド企業」(30.5%)、「家電量販店」(30.2%)の順でした。

20代や30代の利用者が多いことを考えると、コスメに関心のある層や主婦層に人気が高いと考えられます。

店舗別でみると、全体では「BEAMS(ビームス)」(20.3%)、「ビックカメラ」(18.6%)、「エディオン」(17.8%)、「GU(ジーユー)」(17.6%)、「ユニクロ」(17.6%)、「ABC-MART」(17.1%)、ヤマダ電機(17.0%)が上位。

カテゴリ別でみると化粧品企業では「@COSME」(48.0%)がトップ。次いで「資生堂」(41.0%)、「ANNA SUI(アルビオン)」(32.4%)。

電気量販店では「ビックカメラ」(61.8%)、「エディオン」(58.9%)、「ヤマダ電機」(56.4%)の順。

総合小売りでは「Yahoo!ショッピング LIVE」(40.2%)がトップ。次いで「イオン」(34.8%)、「楽天ライブショッピング」(32.1%)、「auコマース&ライフ(auCL)「ライブTV」」(31.3%)、「セブン&アイHLDGS.」(30.4%)の順でした。

ライブコマース視聴のきっかけ・目的

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ライブコマース視聴のきっかけは「登録している媒体からメールで送られるニュース」(49.6%)、「利用しているSNSで見たニュース(広告)」(36.4%)、「企業のウェブサイトでのお知らせ、バナー」の順。

リツイートやレコメンドではなく、広告としてお金をかけたほうが知られやすいという結果となりました。

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なぜ視聴しようかと思ったかという要因については、「紹介される商品」(39.8%)、「動画を配信している企業」(39.0%)、「紹介されるブランド」(34.6%)が上位。

製品の良さやネームバリューがきっかけになるというのは普通の買い物と同様の傾向といえます。

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購入の目的は「購入を決めていないが、購入する可能性のある商品について確認するため」(39.4%)、「購入を決めている商品について確認、購入するため」(20.7%)、「商品を購入する目的というよりは、トレンドなどを知るウィンドウショッピング的な意味合いのため」(17.0%)と続きました。

やはり少なからず購入の意思がある人が多い傾向です。

アドバイスを参考にするか

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通常商品を購入する際に、与えられるアドバイスや評価をどの程度参考にするかを確認すると、ライブコマースの視聴・購入経験がある人は「販売する企業のスタッフや店員の、口頭による直接的なアドバイス」が93.3%で最も高く、「販売する企業のスタッフや店員の記事などによる一般的なアドバイスや評価」(91.8%)、「口コミなどの一般使用者が評価している評価」(87.2%)と続きました。

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一方、ライブコマース視聴経験はあるが商品購入をしたことのない人は、「口コミなどの一般使用者が評価している評価」が82.7%で最も高く、「販売する企業のスタッフや店員の記事などによる一般的なアドバイスや評価」(78.9%)、「販売する企業のスタッフや店員の、口頭による直接的なアドバイス」(77.5%)と続きました。

つまり、店員や専門家の意見を重視する人はライブコマースで購入するが、一般人の口コミなどを重視する人は購入を控えるという傾向にあるようです。

ライブコマースでの購入のきっかけ

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ライブコマース購入者の購入の決め手は「商品に詳しいコマーサーの説明内容による安心感」(47.5%)、「商品に詳しいコマーサーの出演による安心感」(44.3%)、「双方向のコミュニケーションで視聴者側の疑問が解決される安心感」(35.8%)、「ライブ配信による臨場感」(32.3%)となりました。

共通して言えるのは、「視聴者に安心感を与えると購買につながりやすくなる」という点です。

ライブコマースの評価・他者へのおすすめ度

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ライブコマースの評価ポイントとしては「分かりやすく商品について紹介される点」(45.0%)、「安心感が持てる点」(38.3%)、「便利な点」(37.9%)、「臨場感がある点」(35.1%)となりました。

こちらも購入のきっかけと同じく、商品への信頼感や安心感が大きなポイントであることがわかります。

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ライブコマース視聴者に「他者に推奨した経験はあるか」を尋ねたところ、55.5%となりました。ネット上の推奨が33.3%で、ライブコマース購入経験者では79.1%に達します。

ネットでの販売のため、推奨もネット上で行う人が大半のようです。

ライブコマースの興味深い点

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最後に、ライブコマースを見たことがない人に「なぜ気になるのか」を調査したところ、「分かりやすく商品について紹介される点(静止画や文字でなく動画である等)」(66.4%)がトップ。次いで、「安心感が持てる点(視聴者の質問にその場で回答され、疑問がすぐに解決される等)」(32.5%)、「商品の信頼感が増す点(商品に詳しい人が説明をする等)」(29.8%)と続きました。

やはりここでも安心感や信頼感などの要素が強く出ていることがわかります。

まとめ

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ライブコマースは通常のECサイト上の商品販売とは異なり、動画で商品紹介をすることでテキストや写真だけでは伝えきれない情報を視聴者に伝えられます。

チャットを使って視聴者と双方向のリアルタイムのコミュニケーションが可能ですし、紹介された商品はネット上でリアルタイムに即購入できます。

ネット上での購買ですが、ライブコマースの視聴きっかけや視聴決定要因は、SNSやリアルのコミュニティ、インフルエンサーによる推奨よりも、企業・ブランド、配信プラットフォームなど送り手側からのアプローチが中心という結果に。

視聴目的も、既に検討している商品が実際にはどういうものか確認することがメインとなっています。

つまり、ゼロから購買意欲を沸かせるというよりも、今ある1の購買意欲を増幅させる意味合いが強いのです。

そしてライブコマース利用者が求めるものは「分かりやすさ」「安心感」であり、普段店頭で買う際も店員さんの意見を聞きたいという人に向いています。

また、SNSの推奨はメインではないと伝えましたが、ライブコマース利用者はSNSを使ってライブコマースを拡散しているため、企業やブランドにとっても魅力的なターゲットといえます。

今後ライブコマースを始めたいと思う企業は、「商品のネームバリュー」や「視聴者に安心感を与える配信」を心がけてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

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