Instagram、YouTube、FacebookなどSNSを活用するユーザーは増えており、SNS広告はマーケティングを行う上で重要な存在となってきています。
そんな中、「Instagram広告・Facebook広告を出稿したい」というご相談を弊社でもいただくことが非常に多くなっております。
その際「費用対効果はどのくらいなのでしょうか」「どのくらいの広告費用をかけていいか悩んでいます」といったご相談をよくいただきます。
実は、Instagram広告やFacebook広告の広告費用に対するリーチ数やクリック数は、概算ですが、公式の広告作成ツールを活用してある程度試算することができます。
今回はInstagram広告・Facebook広告の費用対効果の参考値を試算するための簡単な方法をご紹介します。
自社で広告費用の想定ができると、予算の組み立ての参考にすることができますので、ご活用いただければと存じます。
目次
Instagram広告・Facebook広告とは?
Instagram広告やFacebook広告は、世界的な人気SNSである「Instagram」「Facebook」上で主に表示される広告です。
InstagramはFacebook傘下のサービスであり、広告作成のための広告マネージャーが一元化されているなど、実質的にはFacebook広告とInstagram広告は同じものとなります。
Facebookは実名登録制のSNSであり、趣味趣向はもちろん、住居、学歴、職歴、ライフイベントなどを任意でアップデートできるようになっています。
個人の属性データが他のSNSよりも詳細にわかるため、狙ったターゲットに的確に広告を配信できることが魅力です。
Instagram広告とFacebook広告についての詳しい解説は
の記事にてまとめていますのでご活用ください。
Instagram広告・Facebook広告の費用と効果を試算する方法
では、Instagram広告・Facebook広告の費用対効果を試算する方法を紹介していきましょう。
Instagram広告とFacebook広告の、自身の予算や配信期間に対するリーチ数やクリック数といった効果は、広告作成の流れの中ででチェックすることができます。
以下で手順を解説していきましょう。
Facebook広告(Instagram広告)マネージャーから広告作成画面を表示
まず、Facebookのメニューボタンから、広告管理画面を表示させます。
広告マネージャーが起動しますので、「+作成する」ボタンをクリックします。
すると、広告作成画面に移ります。このとき、以下の画面ではなく「クイック作成」画面が表示される場合は「ガイドツールによる作成に切替」ボタンを押すことで、以下の画面に切り替わります。
今回広告を配信する目的を選択しましょう。
オーディエンス、予算、掲載期間を設定することで広告効果を確認
次に表示される広告セット画面にて「オーディエンス」「広告予算」「掲載期間」を設定することで、広告で見込まれる効果が自動的に試算され右側に表示されます。
尚、先に設定している広告配信の目的により、表示される推定結果の内容が変わります。
- 画像左:目的を「動画の再生数アップ」とした場合
- 画像右:目的を「トラフィック」とした場合
「オーディエンス」「広告予算」「掲載期間」の条件を変えるごとにリアルタイムで数値が再計算されますので、要素を細かく変えながら最適な条件を探し出しましょう。
以下、各条件について紹介していきます。
オーディエンス(ターゲット)設定
オーディエンス設定では、国や地域、年齢、性別、言語など、狙っているターゲット層を設定します。
「詳細ターゲット設定」では趣味や興味関心や性質をあらわすカテゴリーの中からさらに細かくターゲティングすることができます。
リストの項目にマウスカーソルを合わせると右側に詳細が表示されます。「サイズ」にて広告配信ボリュームを確認できますので、一つの目安にしましょう。
予算と掲載期間を設定
配信する広告の予算と掲載期間を設定することができます。
予算は「1日の上限金額」もしくは「通算予算」から選べます。すでに広告予算が決まっている場合は「通算予算」として金額を入力し、配信期間を設定して効果を試算するとよいでしょう。
配信期間は「広告セットを今日から継続的に掲載する」か「開始日と終了日を設定」を選べるので、例えばキャンペーンの告知なら、そのキャンペーン実施の手前に配信期間を設定することができます。
以上の「オーディエンス」「広告予算」「掲載期間」を設定し、Instagram広告・Facebook広告の効果を試算することができます。
この数値を加味したうえで、自社で目標とする数値と対比させ、広告配信の費用対効果を算出していきましょう。
配信した広告の費用対効果を確認するには
実際に広告を配信した結果はFacebook広告マネージャーの「広告セット」や「広告」タブにて確認することができます。
配信した広告セットや広告クリエイティブごとに結果を確認できます。
予算、リーチ数、クリック数、クリック単価などから実際の費用対効果を算出し、改善点を抽出して次回の広告配信に向けたPDCAサイクルを回し効果を最大化させましょう。
Instagram広告・Facebook広告の費用対効果の試算で注意すべき点
Instagram広告・Facebook広告の効果を試算する方法を紹介してきましたが、注意すべき点がありますので以下に列挙していきます。
あくまで過去のデータにもとづく大まかなシミュレーションであり、結果を保証するものではない
広告作成画面で表示された1日の推定結果は、過去のキャンペーンデータ、入力された予算、マーケットデータなどの要素に基づいて算出されたものとなります。
推定結果の数値の幅が大きいことからもわかるように、あくまで指定された条件での大まかな推定値であり、広告の掲載結果を保証するものではないことを留意しておきましょう。
広告クリエイティブにより費用対効果は大きく変わる
本記事で紹介している広告効果試算は広告クリエイティブの要素が無視されている点に注意しましょう。
いくらシミュレーション上の結果が良くても、実際に配信する広告がターゲットユーザーの興味を強く引くものでなかったら広告効果は薄れてしまいます。
広告クリエイティブが費用対効果を決める重要な要素であることを忘れないようにすることが大切です。
過去にSNS広告の運用実績がなく広告予算を検討する場合に活用できる
過去、Instagram広告・Faceboook広告といったSNS広告の運用実績がない場合は、指標となるものがないため予算を組みにくいことも考えられます。
広告代理店などにSNS広告の運用を委託する場合は、ノウハウが蓄積されているため予算を最適化してくれますが、自社で経験のない場合は予算を検討する材料として、今回紹介した広告効果の試算を活用することができます。
広告を運用しながら予算や広告クリエイティブを最適化していくことが基本
Instagram広告やFacebook広告などのSNS広告は小額から始められることがメリットの一つとして挙げられます。
広告を配信してからもターゲットや予算や配信期間を柔軟に変更でき、場合によっては配信を停止することもできます。
まずは小額の予算で運用してみて効果を実感しつつ配信する広告をブラッシュアップさせていくことが長期的な費用対効果の最大化につながります。
ただし、経験やノウハウの蓄積がない状態で運用しても効果を実感できないことも多いので、知見のある方にアドバイスをもらうようにするとよいでしょう。
本メディア「インスタラボ」を運営しているFind ModelでもSNS広告についてのアドバイスやSNS広告運用代行を承っていますのでお気軽にご相談ください。
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Instagram広告・Facebook広告の費用対効果の試算についてまとめ
世界で見ると、Instagramは10億人、Facebookは23億人のユーザーをかかえているビッグSNSです。
デジタルネイティブ世代の割合が増えている中、SNS広告の活用の場面も今大きくなっています。
SNS広告を上手く活用して、ユーザーとの接点を増やし、自社ブランディングや売り上げ拡大につなげましょう。
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