ショートムービープラットフォームTikTokが、2024年のトレンドをまとめた「Year on TikTok 2024」を発表しました。
2024年、日本を含む世界中で最も印象に残ったTikTokのトレンド、クリエイター、ムーブメント、コミュニティなどジャンルは様々です。
楽曲の使用回数に基づく「Top 10 Songs」や、アーティストアカウントの再生回数でランク付けされた「Top 10 Artists」など、TikTokを席巻した音楽とアーティストに関する情報も明らかになりました。
目次
TikTokがもたらす経済効果
TikTokをきっかけに商品が売れたり、お店に行列ができたりと、TikTokは今や経済効果を生み出しています。
そんな中で、今年大きなインパクトを生み、話題になった事例が紹介されました。
まいひめおじさんのトマトジュース
熊本県にあるトマト農家の「まいひめおじさん」が製作したトマトジュースがTikTok内外で話題に。
厳選されたトマトだけで作られた、添加物不使用のトマトジュースは、1本6,000円にも関わらず、3日間で100本が完売。TikTokでの大きな反響が売り上げに貢献しました。
フーフー飯店
テーブルの真上からの新鮮な画角で撮影ができる話題の中華料理店。
クリエイターが荷物置き場にスマホを置いて投稿した動画が話題になり、同じ撮り方をする動画が急増しました。
「#フーフー飯店」を付けて投稿された投稿の総再生回数は約4,000万回に到達しました。
また、実際にTikTokが日本へどれほど経済的・社会的効果をもたらしているかを総合的に分析する初めてのレポート「TikTok Socio-Economic Impact Report 2024〜日本における経済的・社会的影響〜」も公開されました。
本レポートによって、TikTokが日本の国内名目GDPに4,741億円貢献しており、26,000人の雇用を支えているということなどが分かりました。
モーメントからムーブメントへ
2024年、TikTokはコミュニティの創造性を刺激し続け、国境や世代を超えたトレンドやモーメントを生み出し、トレンドの発信源としての地位を確固たるものにしました。
そんな中で、日本からグローバルへ広がりを見せた動画や、日本で社会現象を巻き起こしたトレンドを紹介しました。
ごっこ倶楽部
2024年は、縦型ショートドラマやショートフィルムが急増。「ショートドラマ」は、「TikTok上半期トレンド大賞2024」でも大賞を獲得。
縦型の特徴を捉えた編集技術や映像表現を駆使しながら、短い時間で感動や笑いを届ける新たなエンターテインメントが話題になっています。
ごっこ倶楽部は、縦型ショートドラマのパイオニアとして知られ、これまでにさまざまな企業とコラボしています。
オリンピック
今年の夏には、世界中のファンがオリンピックとパラリンピックを楽しむためにTikTokに集まりました。
2024年7月26日から8月11日の期間に、オリンピック関連のハッシュタグは約190万投稿、約5000万再生を記録し、TikTokのオリンピック公式アカウントは約2億再生を記録しました。
そして、150万人以上が@ParalympicsのTikTok LIVEを視聴し、未来のアスリートをサポートするパラリンピックのスポーツ開発プログラムへの募金に50万ドル貢献しました。
日本でも、スポーツ観戦の魅力を伝えるクリエイターが活躍しました。
TikTokを通じた社会貢献
公的な取り組みへの関心のきっかけを提供するため、第三の居場所をつくるため、地元の中小企業を盛り上げるためなど、公的セクターや企業、NPO法人、個人によって様々な形でTikTokが活用されています。
社会にとって良いインパクトを与える活動の数々を紹介しました。
【公式】広島県
広島県広島市で毎年8月6日に開催される平和記念式典の様子をより多くの方々に見てもらうため、2020年よりTikTokと協働し、広島県公式TikTokアカウントにて毎年TikTok LIVEを配信しており、今年で5回目の実施となりました。
初回から毎年数万人単位の方にご覧いただき、今年は過去最高となる7万5千人の方が視聴。
アカウントの新規フォロワー数も1300人にのぼり、多くのユーザーに平和への関心を持つきっかけを提供しています。
【公式】モアドア
漫画で考える「心とからだ」をテーマに、TikTokに画像を手軽に何枚も投稿できる「フォトモード」機能をうまく活用し、ジェンダー、こころ、からだなどの多様なジャンルのオリジナル漫画作品を発信しています。
TikTokの音楽: 2024年のサウンドトラックとアーティスト
TikTokは革新的な音楽プロモーションを牽引する存在として地位を確立し、TikTok上でのヒットにより多くの楽曲が外部チャート上位を獲得するケースが見られました。
TikTokは人々が好きな音楽を発見できる重要なプラットフォームとなっており、新人アーティストを含むたくさんのアーティストの活躍に貢献しています。
「TikTok Top 10 Songs Japan 2024」
『Bling-Bang-Bang-Born』、『一目惚れ』『しかのこのこのここしたんたん』などの楽曲がランクインしました。
「TikTok Top 10 Artists Japan 2024」
『NiziU』、『ME:I』『なにわ男子』などのアーティストがランクインしました。
そんな中でも、K-POPアーティストの躍進が目立った一年でした。
クリエイティブなキャンペーンやトレンドを生み出す振り付けで世界中のファンを魅了し、TikTokにおけるK-POPの影響力の大きさを改めて証明しました。
TikTokは、音楽プロモーションとファンコミュニティ形成の場としての役割をさらに強化した一年だったといえるでしょう。
「音楽アプリに追加(Add To Music App)」機能など、TikTokで発見した音楽を他の音楽配信サービスで手軽に楽しめる機能も登場し、音楽体験のシームレス化を推進しています。
2025年もTikTokは音楽シーンの中心地として、アーティストとファンをつなぐプラットフォームであり続けるとしています。
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