3月3日は桃の節句です。桃の節句に行われる「ひな祭り」は、女の子の健やかな成長を祈る節句の行事として大変親しまれており、日本中がひな祭りムードで賑わいます。
Instagramにおいても賑わいは同様で、たくさんのユーザーがひな祭りに関する投稿を行うほか、企業や店舗などがひな祭りにちなんだキャンペーンを開催していたりもします。
今回はひな祭りをテーマにInstagramで行われたキャンペーンの事例をご紹介してまいります。
工夫されている点や参考になるポイントも解説していますので、自社キャンペーン企画のヒントとして是非ご活用ください。
その他のInstagramキャンペーン事例や役立つ記事へのリンクは【年間・シーズン】Instagramキャンペーン・プロモーション事例リンク集の記事にてまとめていますので是非ご活用ください。
目次
ひな祭りをテーマにしたInstagramキャンペーン事例
それでは、企業や店舗によって行われたひな祭りをテーマにしたInstagramキャンペーンをご紹介してまいりましょう。昨年2018年に行われたキャンペーンから5つの事例をご紹介いたします。
1.「#ぎゅってひな祭り」で投稿しよう!Instagramキャンペーン(株式会社サンケイリビング新聞社)
働きながら子育てをしている母親向けに、育児や家事などについての様々な情報を発信するフリーマガジン「ぎゅって byあんふぁん」の出版や、Webサイト「ぎゅってWeb」を運営している、株式会社サンケイリビング新聞社が行ったInstagramキャンペーンです。
ぎゅってWeb 「『#ぎゅってひな祭り』で投稿しよう!Instagramキャンペーン」
キャンペーンには、Instagramでアカウント「@gyutte」をフォローし、オリジナルハッシュタグ「#ぎゅってひな祭り」を付けて写真を投稿すると参加することができ、投稿が優秀作品に選ばれた5名の参加者に「Amazonギフト券(3,000円分)」がプレゼントされるというものです。
Instagramでキャンペーンを行うなら必ず設定しておきたいオリジナルハッシュタグをしっかりと設定しており、キャンペーンの開催告知投稿から自社のホームページへとInstagramユーザーの誘導を行っているところなどは、実際にInstagramでキャンペーンを行うのならぜひ参考にしたいポイントです。
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上記がこのキャンペーンに投稿されたものの一例です。
ターゲット層がかなり限定されており、キャンペーン開催時点で運営開始から1年に満たないメディアにもかかわらず、オリジナルハッシュタグ「#ぎゅってひな祭り」が付けられた投稿は487件あり、効果的にキャンペーンの告知と開催が行われた好例といえるでしょう。
Instagramで人気投稿になるハッシュタグの効果的な付け方・選び方を徹底解説の記事では、効果的なハッシュタグの作り方やオリジナルハッシュタグで気をつけるポイントなどを解説していますので、是非ご活用ください。
2.ひなまつりフォトコンテスト(株式会社原信・株式会社ナルス/アクシアルリテイリング株式会社)
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こちらはスーパーマーケットチェーンの原信・ナルスで行われたInstagramキャンペーンです。
チェーン各店舗で購入した商品を使ったひな祭り料理のレシピやエピソードの写真を募集するキャンペーンを行われました。
店頭で写真を提出するか、Instagramでアカウント「@harashinnarus」をフォローし、オリジナルハッシュタグ「#原信ナルスひなコン2018」を付けた投稿をすることでキャンペーンに参加することができます。
店頭とInstagramのそれぞれから1名ずつ選ばれた最優秀作品には5,000円分、10名選ばれる優秀作品には1,000円分のチェーン店商品券がプレゼントされるというのがキャンペーンの内容でした。
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こちらの2つの投稿がそれぞれキャンペーンで最優秀作品と優秀作品に選ばれた投稿です。景品を自社店舗の商品券とすることで実店舗への来店を促しています。
また、キャンペーンに投稿された写真を広告や雑誌などの販促活動に使用する旨が応募条件に加えられている点も工夫のひとつです。
UGC(ユーザーが作成したコンテンツ)の活用は、自社に写真の撮影ノウハウがなくてもクオリティの高い写真を広告などに2次利用できるため、自社コンテンツを充実させる上でもとても有効な方法です。
3.おいしいひな祭りフォトコンテスト(ふくいブランド米推進協議会事務局)
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福井県のふくいブランド米推進協議会事務局が福井の新しいブランド米「いちほまれ」を宣伝・販促するため、「いちほまれサポーターズ企画」第3弾として開催したのがこちらのキャンペーンです。
Instagramのいちほまれ公式アカウント「@ichihomare」をフォローし、オリジナルハッシュタグ「#いちほまれひな祭り」を付けてひな祭りにちなんだ料理の写真を投稿することでキャンペーンに応募することができ、景品は審査の上で選ばれた33名に非売品のお米「ちびほまれ(いちほまれ300g)」がプレゼントされるというものでした。
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こちらがキャンペーンに応募された投稿の一部となります。
こちらのキャンペーンはひな祭りという行事をとおしてブランドの知名度向上を図った事例となります。
キャンペーンの賞品を宣伝したい商品そのものに設定することは、ブランド知名度向上・潜在顧客の獲得につながる良い手段でしょう。
キャンペーン時点では販売地域が限られていたものの、オリジナルハッシュタグ「#いちほまれひな祭り」を付けた投稿は264件にも上り、Instagramやホームページでのキャンペーン告知は効果的に行われたことがわかります。
2018年9月29日にはいちほまれの全国販売が開始され、出始めからの3ヶ月間で集荷量の半数が出荷されるなど売上は大変好調のようです。
4.2018年 ひなまつり Instagramフォトコンテスト(株式会社赤ちゃん本舗)
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次にご紹介するのは、マタニティ・ベビー・チャイルド用品を販売する株式会社赤ちゃん本舗が開催したキャンペーンです。
アカチャンホンポ 2018年 ひなまつり Instagramフォトコンテスト
こちらのキャンペーンは、アカチャンホンポの公式アカウント「@akachanhonpo」をフォローし、アカチャンホンポで購入したひな人形が写ったひな祭りの写真を、オリジナルハッシュタグ「#ahひなまつり」を付けて投稿し応募することで、入賞者16名に賞品がプレゼントされるというものです。
キャンペーンに応募された投稿の一例が上の2つの投稿です。どちらもひな人形と一緒にひな祭りを楽しむお子さまの様子を投稿されていますね。
このキャンペーンで特徴的なのは賞品の種類が複数用意されている点です。A~Eの5種類の賞品があり、キャンペーンの参加者はInstagramで投稿する際ハッシュタグ「#ahA」~「#ahE」を選んで付けることで希望の賞品に応募できるという仕組みでした。ハッシュタグをうまく利用しているのはInstagramならではの工夫といえます。
また、基本的ではありますが、キャンペーンの当選商品を複数用意することでより多くのユーザーの欲求を刺激できる点は覚えておきたいポイントです。
5.玉川高島屋S・C のひなまつり(株式会社高島屋)
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最後にご紹介するのが、百貨店事業を営んでいる株式会社高島屋が展開している店舗、玉川高島屋ショッピングセンターで行われたキャンペーンです。
参考:二子玉川まちメディア futakoloco 「『玉川高島屋S・Cのひなまつり』東伊豆町のつるし雛と七段雛壇、親子で折り紙体験も(2018年2月24日)」(参照:2019年2月7日)
こちらのキャンペーンはInstagramで玉川高島屋ショッピングセンターの公式アカウント「@tamagawa_sc_official」をフォローし、店舗で購入したひな祭り関連商品や店舗内で撮影したひな祭りにちなんだ写真を「#玉川高島屋sc」「#ひなまつり」の2つのハッシュタグを付けて投稿することで参加することができ、抽選で20名の参加者に「雛のつるし飾り人形」がプレゼントされるというものでした。
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#雛飾り #二子玉川 #futakotamagawa #nikotama #玉川高島屋 #二子玉川ママ #ママリ #玉川高島屋sc #ひなまつり
こちらの2つの投稿がキャンペーンに応募されたものの例です。どちらも店舗内で撮影した写真の投稿です。
このキャンペーンがユニークなのは店舗で購入した商品以外に、店舗内で撮影したひな祭りの写真を投稿して参加することができるという点です。
店舗内で「折り紙つるし雛」をつくれる参加型イベントが開催されていた他、フォトスポットとしても楽しむことができる約50個のつるし雛飾りと七段雛壇が展示されているなど、実店舗でのイベントとInstagramのキャンペーンが連動している点は集客を増やすのにとても効果的なアプローチといえるでしょう。
まとめ
2018年に企業や店舗が行ったひな祭りにちなんだInstagramのキャンペーン事例をご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
どの事例もオリジナルハッシュタグを使用するなどの基本を押さえたうえで、それぞれ工夫をしていることがお分かりいただけたかと思います。ひな祭りに関するInstagramキャンペーンの開催を検討されている方はキャンペーンの目的に合わせてぜひ参考にしてみてください。
インスタグラムを活用してひな祭りのキャンペーンを盛り上げ、さらに人気のインスタグラマーに雛祭りの企画を宣伝してもらうといった手法(インフルエンサー/インスタグラマー マーケティング)も今大きく注目されています。
本メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでも、ひな祭りにちなんだ企画のご提案や人気インスタグラマーを活用したキャンペーン拡散などお力添えできますので、お気軽にご相談ください。
人気インスタグラマーを活用して自社の製品やサービスをPRしてもらうインフルエンサーマーケティングについては基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティングの記事にて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
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