企業のSNSマーケティングにおいて、動画配信サービスを利用したマーケティングは年々拡大しています。
他のSNSと違い、動画配信サービスは長尺の動画投稿をメインにしたスタイルで運用されているSNSです。
動画配信サービスの中でもYouTubeは特に人気のSNSになっています。
近年では、YouTubeでの動画投稿者である「YouTuber」は非常に人気が高く、ますます盛り上がりを見せています。
YouTubeは長尺の動画が投稿できることによって商品について映像と音声で細かく説明できるので商品の魅力を伝えやすいです。
基本的に無料で動画を見ることが可能でコンテンツも豊富です。
そのため、自分が見た動画の傾向を分析して似ている動画をおススメしてくれるので、興味のある動画のみを見ることが可能です。
またYoutubeは全世界で人気のコンテンツなので見ている人の分母も多く、その中からターゲットに向けて効率よくアプローチ出来るSNSになっています。
本記事では、そんなYoutubeをうまく活用して、企業の売り上げ向上に貢献させている事例を紹介していきます。
【コスメ編】企業のYouTubeチャンネル活用事例5選
ADDICTION
【コスメ編】企業のYouTubeチャンネル活用事例として最初に紹介するのはADDICTION(ADDICTION)です。
画像:ADDICTION
ADDICTIONは自分らしいスタイルを求めるすべての人たちのために生まれたオリジナルブランドです。
ひとりひとりの個性を最大限に生かしたスタイルを創り上げる、斬新なメイクアップブランドという目標を掲げ、近年ではADDICTION TOKYOというブランドをスタートさせたりと進化を続けています。
ADDICTIONのYouTubeアカウントでは、ADDICTIONの商品の中でも人気のある「THE EYESHADOW」の中からメイクアップアーティストのおススメの組み合わせを紹介しています。
「THE EYESHADOW」は単色のアイシャドウとなっており全部で99色あり、色味はもちろん、質感も違うので「組み合わせが難しい」と感じる方も多くいたと予想されます。
この悩みに対して実際にYouTube で細かい色味や質感を見せつつ、組み合わせを紹介することで合わせ方に悩んで購入をためらっていた人の背中を押すことが出来ています。
また、1つのみの購入ではなく複数のアイシャドウを購入させることにも効果的な動画になっています。
このように実際に消費者が悩んでいる点を解決できるような動画は需要が高いでしょう。
M・A・C
次に【コスメ編】企業のYouTubeチャンネル活用事例として紹介するのはM・A・C(MAC Cosmetics JAPAN)です。
M・A・Cはカナダのトロントに拠点を置く、メイクアップ アーティストリーにおいて、その他に類のない専門知識で世界をリードする、メイクアップオーソリティです。
多様性と個性を尊ぶことを信念としています。
M・A・CのYouTubeアカウントでは、M・A・Cの商品を使用したHOW TO動画が人気のコンテンツになっております。
例えば人気のHOW TO動画に「なりたい印象別!チーク&ハイライト術」という動画があります。
この動画ではチークやハイライトを入れる場所が違うと顔の印象も変わるということを動画にしています。
個人の顔の悩みに合わせてメイクのHOW TOを情報発信していく事でメイクが好きな人に向けてターゲットを絞った動画配信が可能になります。
また、さりげなく商品を使うことで「この商品を使ったら私もそうなれるかもしれない」というイメージを与えることが出来ます。
このように実際にメイクに興味のあるユーザーにアプローチをすることで 「この商品気になる」と監視させる自然な訴求に繋がるでしょう。
NARS
次に【コスメ編】企業のYouTubeチャンネル活用事例として紹介するのはNARS(NARS Cosmetics Japan)です。
NARSは美しさに新しい視点を取り入れたいというおもいから作られたブランドです。
そして自分たちの個性の中に本当の美しさがあると信じており、人々を美しく見せるために、内面を引き出すことをゴールとして掲げています。
そんなNARSのYoutubeアカウントで人気の動画が「NARSクッションファンデーション比較」の動画です。
クッションファンデーションはNARSの中でも人気の商品になっています。
しかし2種類のクッションファンデーションがあり、どちらが自分に合っているのかわからないという人も多くいるでしょう。
そんな時にこの動画を見ると商品の違いが細かく説明されているので自分に合っているファンデーションが分かるでしょう。
このように商品を比較する動画はユーザーにとって有益な情報のコンテンツになり視聴される回数も多くなります。
また、店頭でのタッチアップの代わりとしても有効的なものになるのでコロナ禍の今日で、より有効的な動画になっています。
DECORTE
次に【コスメ編】企業のYouTubeチャンネル活用事例として紹介するのはDECORTE(DECORTÉ Concierge Channel / コスメデコルテ)です。
画像:DECORTÉ Concierge Channel / コスメデコルテ
DECORTEは誇りを象徴するブランド名「美の勲章」という意味でつけられました。
株式会社コーセーから美を科学することを目標に誕生したブランドです。
そんなDECORTEのYoutubeアカウントでは、長井かおりさんとのコラボ動画が上がっています。
3回に渡ってコラボ動画を投稿しており、ゲストの悩みに沿ってメイクのテクニックを伝授しています。
このようなコラボ動画の配信はコラボ相手のファンなどが動画を視聴するので今まで動画を見ていなかった新規のユーザー動画を見てもらえることが大きな利点になります。
また、動画を見ることで商品の知識もつくので、認知拡大の手段としてかなり使える方法になっています。
ELIXIR
【コスメ編】企業のYouTubeチャンネル活用事例として最後に紹介するのはELIXIR(資生堂 エリクシール[ELIXIR])です。
ELIXIRは資生堂か派生したブランドです。
「つや玉」という艶のあるうるおいに満ちた顔肌になれるような商品を販売しています。
最近では、「つや玉」という言葉とともにSNSでバズる商品も多くなっている人気のブランドです。
そんなELIXIR のYoutubeアカウントでは、美容家の中井美保さんと高橋愛さんが美容トークをしている動画が上がっています。
美容の話をしながら最後にはELIXIRの新商品「デザインタイム美容液」をお試ししています。
このような美容家などを招いてのトーク動画では認知拡大はもちろんですがブランドイメージを獲得するという意味でもとても効果的な動画になっています。
商品のターゲット像に近い知名度のある方を起用することでブランドを見たときに●●さんが使っていたブランドだから知っている。
●●さんが使っているブランドだから信頼できるというようなプラスの効果が期待できるからです。
まとめ
ここまでYouTubeの企業アカウント【コスメ編】を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
SNSを活用したPRは近年では一般的になっているもののYouTube利用している企業はまだまだ少ないです。
今後もSNSのマーケットは拡大していくためYouTubeに力を入れてくる企業も多くなってくると予想されます。
コンテンツ制作に時間や工数などはかかるものの長尺で商品について説明できるサービスは他にはないので、他のSNSと併せてYouTubeを使用することで顧客の獲得や囲い込みが出来るでしょう。
YouTubeを見て面白いと感じた動画や、YouYubeのトレンドを取り入れて、本記事を参考にしながら、ユーザーにエンタメ性のある有益な動画を作っていきましょう。
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