インスタグラムでは自分の写真や動画だけでなく、位置情報や友人(フォロワー)といった個人情報も一緒に公開されています。こうした情報を第3者に見られたくない場合にはアカウントを非公開アカウントに設定し、プライバシーを保つことができます。また全体を非公開にしないでも、特定の投稿だけを非公開にできる「アーカイブ」機能も2017年5月に導入されています。今回はインスタグラムの非公開モードについて詳しくみていきたいと思います。
目次
非公開アカウントにするとどうなるか?
投稿やプロフィールの閲覧・検索
まずアカウント全体を非公開モードにした場合にどうなるか説明します。インスタグラムはデフォルトの状態では誰でも自分の投稿やプロフィールを閲覧可能です。インスタグラムのプロフィールを非公開モードにすると、自分をフォローしているフォロワー以外には、自分のプロフィールや写真、動画などの投稿を見られることはありません。
非公開アカウントに設定されると、あなたのアカウントにアクセスしても上記のように表示されていてフォロワー以外見ることはできません。
フォロー
また勝手に第3者があなたをフォローすることもできなくなります。フォローがリクエストされるとあなたのアクティビティにリクエストが表示されるので、自分で承認するかしないかを選択することが可能です。
コメントやメンション
もし非公開モード状態のあなたが普通に公開設定にしている別のユーザーの投稿にコメントや「いいね!」をした場合、そのコメントとあなたのユーザー名は公開され、相手にも通知が届きます。
ただし非公開モードのまま自分のフォロワー以外の人をメンションしても相手に通知がいかなくなります。メンションとは「いい写真だね、@ユーザー名」というように他のユーザーを@をつけることで言及することです。公開状態でメンションすればその人の[アクティビティフィード]にお知らせが届くようになっています。
ハッシュタグ
プロフィールを非公開に設定している利用者は、自分の写真や動画にハッシュタグを追加できますが、ハッシュタグのページでその写真や動画を見ることができるのは、自分、自分の承認したフォロワー、インスタグラムダイレクトで本人から写真や動画を送信された相手に限られます。非公開の写真や動画は、ハッシュタグが付けられていても一般の目には触れません。
タグづけ
非公開アカウントが自分の投稿した写真に第三者をタグ付けしても、タグ付けされた第三者にタグ付けの事実は通知されません。また、第三者側の「タグ一覧」画面に非公開アカウントによる投稿写真は表示されません。またタグづけされた第3者の「タグ一覧」画面にあなたの投稿写真は表示されません。
ダイレクトメッセージ
アカウントを非公開にしても第3者とのダイレクトメッセージの送受信は制限されません。
途中から非公開設定にしたら?
アカウントを開いた時点ではなく、途中から非公開設定にした場合はその時の自分のフォロワーには全員コンテンツの閲覧が可能な状態になっています。もし見られたくないフォロワーがいるならブロックするしかありません。ブロックの手順についてはhttps://find-model.jp/insta-lab/block/にて解説しています。
非公開アカウントの設定方法
非公開アカウントに設定するには、プロフィール画面を開き右上のオプションをタップします。
オプションメニューの「非公開アカウント」のトグルスイッチをオンにすれば即非公開になります。(従来のフォロワーには公開されています。)
非公開モード時の注意点
SNSでシェアされるケース
インスタグラムをソーシャルネットワークサイト(Twitter、Facebookなど)で共有している場合は、ネットワークのプライバシー設定によっては公開されることがあります。例えば、インスタグラムで非公開に設定され、Twitterでシェアされた投稿は、自分のTwitterの投稿を見ることができる人なら見ることができます。つまりTwitter側をオープンしている場合は、インスタグラムで非公開設定をしていても誰でも投稿が閲覧可能になりますので注意が必要です。
フォロワーに公開されてしまう危険性
自分が非公開設定にしていても、自分のフォロワーが非公開にしておきたい写真や動画などのコンテンツを拡散する危険性があります。そのようなフォロワーはブロックするようにします。最も安全な方法は、信頼できる人から共有を求められても、他の人に見られたくないものは共有しないようにすることです。
非公開にできないものがある
最初に説明したように自分がつけたコメントやいいね!などは非公開アカウントであっても公開されてしまいます。非公開で見えないと思ってうっかりしたコメントを書いてしまわないように気を付けましょう。
またストーリーズを閲覧した際も閲覧履歴は残ってしまいます。非公開アカウントで閲覧すれば足跡が残らないと油断しないようにしましょう。
アーカイブを使って特定のコンテンツだけを非公開にする
シェアした投稿をアーカイブして、プロフィールやタイムラインから非表示にすることができます。これにより、フォロワーやインスタグラムを利用する他の人は、その投稿を見ることができなくなります。つまりアーカイブした投稿は自分だけが確認できるのです。ただし投稿をアーカイブしても、「いいね!」とコメントはそのまま残ります。
アーカイブした画像をみるには?
プロフィールページにいくと、右上に時計マークのアーカイブアイコンがあります。このアイコンをタップすると自分がアーカイブした画像を見ることができます。
24時間で消えてしまうストーリーズもアーカイブによって保存することができます。非公開にした投稿は任意のタイミングで再表示することも可能で、他のユーザーに見られたくない投稿をプライベートビューで管理するという方法が生まれています。
タイムラインが数千枚の投稿で埋まってしまうと、初期の投稿まで潜ってみてくれるユーザーは殆どいなくなります。そのため、過去の投稿をアーカイブ化することで投稿の総数を調整しよりユーザーに見やすい投稿にすることも可能です。
アーカイブする手順
それではアーカイブする手順を説明していきます。まず、アーカイブしたい投稿にいきます。画面右上のオプションをタップするとオプションメニューが表示されるので、「アーカイブに移動」をタップします。これでタイムラインから投稿が消えてアーカイブされました。
アーカイブした画像を元に戻したい場合は、アーカイブした画像をみるには?で説明した時計マークのアイコンをタップしてアーカイブページを表示させ、そこに格納されているアーカイブの投稿を表示します。そして画面右上のオプションとタップし、オプションメニューの「プロフィールに表示」をタップすれば、またタイムラインに表示されるようになります。
インスタグラムのアカウントを状況に応じて公開にしたり非公開にしたりする方法や、注意点がお分かりいただけたでしょうか?たとえ非公開にしても完全に非公開にはならない部分もあるので、非公開にしているから大丈夫と思わず気を付けるようにしてください。また投稿全てを非公開にするのではなく、便利なアーカイブ機能を使って投稿の整理やプライバシーを保つ運用も可能ですので、ぜひこちらの活用してみてください。