近年企業のマーケティング施策としても重要な役割を担っているSNS。
自社商品・サービスのPRのためSNSを活用したいと思っても「具体的に投稿内容にしたらいいのか分からない」「投稿はしているがエンゲージメント率が伸びない」など上手な活用方法・改善点が曖昧という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、1つのInstagram投稿ネタからコンテンツを複数に増やすアイディアをご紹介いたします。
投稿内容が思いつかない、見込み顧客の流入口の幅を広げたいという企業のSNS担当者・マーケターの方はぜひこの記事を参考にされてみてはいかがでしょうか。
目次
Instagram投稿で使える!一つのネタからコンテンツを複数に増やす方法
それではさっそく、1つのInstagram投稿ネタからコンテンツを複数に増やすアイディアをご紹介していきます。
リノベーションの事例から見るInstagram投稿
Instagramで1つの投稿ネタを複数に増やす方法として、リノベーション事業を行っている企業アカウントの事例から解説していきます。
リノベーションを行っている企業側は、サービスをトータルでPRしたいので、内装事例であれば下記投稿のように大枠をメインで紹介する投稿が多くなっています。
この投稿をInstagramで見る
しかし「キッチンだけリノベーションしたい」など、一部のリノベーションを希望しているユーザーも多く存在するため、トータルリノベーションのPRだけでなく、コンテンツを細かく分けて投稿することで最初にひっかかるユーザー層が増えるのです。
また、投稿に付けるハッシュタグなども変わってくるため、顧客の流入口を広げる上でより効果的にリーチすることが可能になります。
では、部分的なリノベーションの事例を項目ごとにまとめて投稿を増やしている参考事例をご紹介します。
LIXILリフォームショップ岡島ハウス産業 大垣
部分的なリノベーションに関する投稿を行っている成功事例としてご紹介するのは建設会社「LIXILリフォームショップ岡島ハウス産業 大垣」の企業アカウントです。
投稿一覧から分かるようにトータルリフォームの投稿の合間で、下記のような項目ごと・場所ごとにまとめた施工事例を投稿されています。
トータルリノベーションに関する投稿のハッシュタグは「#断熱リフォーム」「#LDKインテリア」「#LDK間取り」などが並んでいるのに対して、部分リノベーションに関する投稿では「#トイレインテリア」「#トイレ収納」「#玄関ドア」「#玄関ポーチ」などより細分化されたハッシュタグを使用していることが分かります。
ハッシュタグをより細分化して付けられることで、潜在的な見込み顧客にもリーチできる可能性が出てくるのです。
さらに、1つのコンテンツを構成する要素に細分化していくことで見えてくるアイディアもあるでしょう。
例えば「窓」をリノベーションする場合、ただ単に窓を新しくするだけでなく「防犯対策」「断熱対策」など追加できるサービスは他にもあります。
リノベーションの提案だけでなく、1つのリノベーションに付随したサービスの知識をInstagramで発信し、顧客に新たな追加プラン購入の発想をさせることも可能になるのです。
トータルのPRで取りづらかった案件も、部分的なリノベーション+αで売上アップに繋げることができるでしょう。
以下は、追加オプション・サービスについて上手くPRした参考事例です。
フクオカリノベ
画像:@fukuoka_renovation|Imstagram
追加オプション・サービスについて上手くPRした参考事例としてご紹介するのは「フクオカリノベ」の企業アカウントです。
フクオカリノベでは、下記投稿のように住居にまつわる豆知識やリノベーションに関連した+αの情報発信を行っています。
防犯対策に関する知識が得られるため、閲覧したユーザーにとって為になる内容となっています。
本事例のように、InstagramをはじめとするSNSでは有益な情報を発信しているアカウントがエンゲージメントを獲得しやすい傾向にあります。
また、投稿に興味を持ったユーザーからの問い合わせや豆知識から派生したリノベーション以外の提案をできる可能性も出てきます。
大きな1つのコンテンツについて毎回投稿している場合は、前述した二つの事例のように「マインドマップ」方式で派生させて考えていくことで投稿アイディアが出やすくなるのです。
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ユーザーの悩みを解決するInstagram投稿
Instagramで1つの投稿ネタを複数に増やす施策として、ユーザーから悩みや意見・疑問に思っていることなどを募集し、1つの質問から多くのコンテンツを作り出すという方法も挙げられます。
特にInstagramでは「ストーリーズ」投稿に「質問スタンプ」などの便利な機能がありますので、ユーザーとコミュニケーションが取りやすくなっています。
質問スタンプから送信されたコメントは他ユーザーには公開されないので、気軽にコメントしてもらうことが可能です。
それではさっそく、質問からコンテンツ増やす方法について、インフルエンサーの成功事例から解説していきます。
reinaさん
reinaさんは、約6.5万人(2023年1月現在)のフォロワーを抱える美容・コスメ系インスタグラマーです。
内面から美しくなる「魅せるメイク」をマスターするコツやメイク・美容の豆知識などを発信しています。
reinaさんは、ストーリーズをプロフィール画面中央にアーカイブしておくことのできる「ストーリーズハイライト」に質問コーナーを設定しており、ユーザーから募った質問と回答をまとめていました。
1つの質問から複数の投稿をすることができている上に、ファンと親密なコミュニケーションも図れているため「ファン離れ」防止にもつながっています。
近年では、SNS上で積極的にファンとコミュニケーションを取っているインフルエンサーは人気を集めやすくなっていますので、投稿ネタにお困りの際には一石二鳥のアプローチといえるでしょう。
また、質問コーナーの回答は、下記のようにフィード投稿にも活用することができます。
reinaさんのように普段の投稿にプラスしてユーザーの質問に答えていくことで、少ないアイディアから複数の投稿を作り出すことができるのです。
フィード投稿だけでなく、Instagram上の様々な投稿スタイル・機能などを駆使してユーザーの意見を募集してみてはいかがでしょうか?
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毎回異なるインフルエンサーを起用したInstagramタイアップ投稿
Instagramで1つの投稿ネタを複数に増やす施策として、同じ商品・サービス、テーマで毎回異なるインフルエンサーとタイアップして複数のコンテンツを作り出す方法が挙げられます。
東京エレクトロン株式会社
毎回異なるインフルエンサーとタイアップした成功事例としてご紹介するのは、美容機器メーカー「東京エレクトロン株式会社」の企業アカウントです。
エレクトロンのInstagram公式アカウントでは、毎回異なるインフルエンサーとコラボレーションしたInstagramライブ配信で新商品の魅了を発信しています。
上記投稿2つは同じ商品を紹介しているインスタライブですが、タイアップするインフルエンサーが変わっていることで、違う内容・視点で商品の魅力を伝えることができています。
本事例は、ロングセラー商材のPRにも効果的なアプローチです。
ターゲット層に訴求力のあるインフルエンサーをチェックし、その都度タイアップを変えていくことでコンテンツを増やす方法もおすすめのアプローチとなっています。
まとめ
今回は、1つのInstagram投稿ネタからコンテンツを複数に増やすアイディアをご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
ユーザー目線に立って見た際に、どんな情報があると便利なのかを考えることで、新たな投稿内容が思いつく可能性が高いでしょう。
投稿内容が思いつかない、見込み顧客の流入口の幅を広げたいなどのお悩みがある方は、ぜひ本記事を参考に投稿ネタを増やしてみてください。
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