ソーシャルメディアマーケティングに欠かせないインスタグラム。2016年8月にストーリーズという新機能が導入され、さらに人気が上昇しています。導入されてまだ1年未満のInstagram Storiesですが、2017年4月時点で1日の利用ユーザーが2億人を突破。多くの人に愛される機能に成長しました。
Instagramマーケティングに必須のストーリーズですが、まだ通常コンテンツとの使い分けが定まらないというマーケターも多いのではないでしょうか。今回はストーリー機能の使い方と活用術を紹介します。
参照:Instagram Businessブログ
目次
Instagramストーリーズとは
Instagramストーリーズとは、投稿したコンテンツが24時間で自動消滅する新機能。通常コンテンツとは別の場所に保管されて、投稿した順にスライドショー形式で表示されます。
インスタグラムの通常コンテンツはフォトジェニックな写真を厳選して投稿する傾向があります。ストーリーズは24時間で消えてしまうこともあり、何気ないコンテンツをリラックスして投稿できるとして通常コンテンツとは異なる魅力で人気を得ているのです。
ストーリーズの使い方
ストーリーズはiOSかAndroidのモバイル機器のInstagramアプリで利用できます。デスクトップ版では撮影・閲覧ができないので、注意しましょう。
写真と動画の撮影
ストーリー機能を使うには、「左上のカメラマーク」かストーリー一覧に表示された「自分のアイコン」をタップします。
こちらがストーリーズの撮影画面です。ストーリーズで撮影できるコンテンツは「写真」「動画」「ブーメラン」「ハンズフリー」の4種類です。
写真を撮影する場合は最初の撮影画面で、下部に表示されるシャッターボタンを一度タップします。長押しすると動画を撮影できます。
ループ動画「ブーメラン」
シャッターボタンの下に撮影方法の名称が表示されます。その部分を左にスワイプするか、「BOOMERANG」をタップすることでブーメランという撮影方法が選べます。
ブーメランとは短い動画をループして表示するコンテンツで、通常の動画と違った遊びができます。
手放しで撮影できる「ハンズフリー」
BOOMERANGの横にハンズフリーという撮影方法があります。これはシャッターボタンをワンタップするだけで決まった時間の動画を撮影できる機能です。通常の動画はシャッターボタンを長押しして撮影するため、ハンズフリーは手を離して撮影できるメリットがあります。
ストーリーズの編集機能
シャッターボタンを押して撮影が完了すると編集画面に移ります。編集画面では画面や動画への文字入力やスタンプを使用可能。コンテンツに補足情報などを付け足せます。
編集方法は「スタンプ」「手書き」「文字入力」の3種類です。
スタンプでは季節のスタンプやメガネや帽子などの変装スタンプ、絵文字スタンプでコンテンツを華やかにできます。
手書きは指先を使って自由に文字や絵を書き込める機能です。文字入力はキーボードを使って好きな文字を入力できます。
写真にとった製品や状況の説明に役立つので、ぜひ活用してください。
位置情報スタンプ
企業がインスタグラムをマーケティング活用するときにおすすめしたい編集機能を2つ紹介します。最初の機能は位置情報スタンプです。
この機能は位置情報をスタンプでスタイリッシュに表示する機能です。位置情報を使用した現在地のスタンプと、直接入力して位置を指定したスタンプが押せます。
「ここでイベントをしているよ」というお知らせに活用できます。
タグ付け
タグ付け機能は文字入力で@を含めたアカウント名を入力すると、指定したユーザーアカウントをストーリーズにタグ付けできる機能です。
この機能がとても便利で、インフルエンサーにストーリーズで製品を紹介してもらうときに企業アカウントをタグ付けしてもらうことで、ストーリーズからのアクセス増加が期待できます。
ストーリーズの活用術と注意点
先ほど紹介したイベント告知と製品紹介の他にも、ストーリーズを活用できます。
他コンテンツへのアクセス増加を促す
ブログやウェブサイト、ショッピングサイトへのアクセスを促したいときは、ストーリーズが活用できます。ショッピングサイトのセールや、ブログに投稿した新しい記事のお知らせをしましょう。
スタンプなどを使って内容を楽しく伝えることで、興味を持ってくれるユーザーの増加が考えられます。
ライブ配信の予告に活用
ストーリーズは24時間で自動消滅します。そのシステムを利用して、InstagramやFacebookで行うライブ配信の予告に活用してはいかがでしょうか。
まずはライブ配信が始まる前に消滅するように計算してストーリーズを投稿します。ストーリーズにへライブ配信の時間とどのプラットフォームで配信するか文字入力や手描きで記載。ストーリーズ内では配信内容をちらっと先行公開して、より興味の高いユーザーに視聴してもらえるようにします。こうすることで、ライブ配信視聴後のアクションが期待できる見込み客の獲得に役立ちます。
注意点
ストーリーズの投稿で気をつけたいのが、写ってはいけないものの写り込みです。
通常コンテンツはシチュエーションを決めて写真を厳選するため写り込みなどのミスは少ないですが、ストーリーズは気軽にそのまま投稿することが多いので写り込みに注意が必要です。
例えばスポンサーコンテンツで写ってはいけない他社製品が写ったとします。編集画面でよく確認して、全体をスタンプで隠したり社名だけペンで隠したりと対策しましょう。
まとめ
ユーザーは企業のリラックスしたコンテンツを見ることで親しみを感じやすくなります。Instagramストーリーズと通常コンテンツを上手に利用して、ユーザーに様々な角度からアプローチしましょう。