食品・外食業界でもインスタグラムを導入する企業が増えてきました。自社商品を取り扱ったレシピ動画やオモシロ画像など、それぞれ工夫された投稿が多く見られます。若年層やインフルエンサーが集結するインスタグラムで情報発信をし、自社ブランドの確立を図ることで認知されている食品・外食業界もあります。今後、インスタグラムを利用して情報発信していくことを検討しているのであれば是非参考にすることをオススメします。
今回は、食品・外食業界のインスタグラムの活用法と、活用事例について紹介していきます。
目次
食品・外食業界は今すぐにインスタグラムを活用するべき
インスタグラムは、「美味しそう」「キレイ」「オシャレ」「クール」「面白い」「憧れ」「欲しい」といった人間の感情に直接的に訴えかけます。ですから、ユーザーの身近な日常生活の中にある”衣食住”に関係するものと相性が良くなっているのです。特に食品・外食に関してはインスタグラムの世界観とマッチしていることもあり、うまく活用していけば高いエンゲージメントを獲得することが期待できます。
食品・外食業界のインスタグラム活用法
食品・外食業界のインスタグラム活用法は主に、「写真投稿」「SNSシェアキャンペーン」「ハッシュタグ」の3つ。それぞれの活用法について解説していきます。
写真投稿
一般的な活用法で、食品・外食業界であればおすすめの商品や自社商品を使用した料理の投稿が多く見られます。投稿する写真にはテーマやストーリー性があり、見ているユーザーにしっかりと訴えかけるようなものとなっています。
SNSシェアキャンペーン
自社製品PRや認知度の向上のため、多くの企業が企画して行っているSNSシェアキャンペーン。インスタグラムでも、ハッシュタグを付けてシェアすることで、抽選で賞品が当たるという内容でエンゲージメントをあげています。
ハッシュタグ
ハッシュタグ(#)は、特定のキーワードをハッシュタグを付けて入力して投稿することで、キーワードごとにインデックス化される機能のことをいいます。同じハッシュタグが付いている投稿を一覧で表示させたり、検索機能として利用することができます。食品関連のインスタグラムでは、商品名やレシピ名、シェアキャンペーンでハッシュタグを使用するケースが多く見られます。
食品・外食業界のインスタグラム活用事例
それでは、食品・外食業界のインスタグラム活用事例について見ていきましょう。
ハーゲンダッツ ジャパン
ハーゲンダッツ ジャパンInstagram(https://www.instagram.com/haagendazs_jp/)
大手アイスクリームメーカーとして知られる「ハーゲンダッツ ジャパン」。フォロワー数118,000人で、西洋風のオシャレな投稿が目立ちます。ハーゲンダッツを使ったスイーツの紹介、ヒミツなどを写真で投稿し、ファンの心を掴んできました。活用法としては、新商品を紹介する際に9枚の写真で1つの大写真に見せる手法を採用しています。モデルなどのインフルエンサーを活用したりと、1枚1枚の写真もきれいで美しくなっています。
スターバックス ジャパン
スターバックス ジャパンInstagram(https://www.instagram.com/starbucks_j/)
食品・外食業界のフォロワー数ランキング第2位として人気を集める「スターバックス ジャパン」。フォロワー数は513,464人で、国内ランキングでも137位と上位にランクインしています。サクラ、夏休み、クリスマス、ハロウィン等の季節感を出した写真が印象的です。インスタグラムではキャンペーン情報や商品紹介がメインとなっており、スターバックスらしさ溢れるものになっています。
カルビー
カルビーInstagram(https://www.instagram.com/calbee_jp/)
たくさんのファンユーザーを有する「カルビー」。商品紹介やハッシュタグを活用したキャンペーンを行っています。投稿数は少ないながらも、フォロワー数は9,229人を獲得しております。カルビーのインスタグラムでは、ユーザーのコメントに対してしっかりと返答するスタイルを取り入れています。インスタグラムでの情報発信でも、ファンユーザーに対するサービスを徹底しているのが好評となっているのでしょう。
チキンラーメン
チキンラーメンInstagram(https://www.instagram.com/chickenramen_hiyoko/)
商品キャラクターであるひよこちゃんを中心とした「チキンラーメン」。フォロワー数は176,000人で、可愛らしい投稿で幅広い世代の人気を獲得しています。チキンラーメンのメインターゲットは親子で、そういった層向けの世界観をインスタグラムで演出しているのが特徴となります。これからインスタグラムを利用する企業は、広告らしさを感じさせない商品紹介にも着目してみるといいでしょう。
ポカリスエット
ポカリスエットInstagram(https://www.instagram.com/pocarisweat_jp/)
最後に紹介するのは大手飲料メーカーの「ポカリスエット」です。フォロワー数は3,255人で、「#ポカリのまなきゃ」で投稿するキャンペーンで一気に認知度をあげてきました。商品名や自社ブランドのハッシュタグで投稿するのではなく、投稿ユーザーの感覚に合わせたハッシュタグで非常に参加しやすいキャンペーンとなります。ユーザーからの写真投稿だけでなく、動画投稿も取り入れて変化をつけているのが印象的です。
まとめ
食品・外食業界ではインスタグラムを活用したPRがメインですが、必ずしも商品の写真や動画を投稿すればいいというわけではありません。企業が世の中に発信したい情報、世界観がユーザーの心に刺されば自然とフォロワー数は増えていき認知度も上がります。特に、私達の生活に欠かせない”食”を取り扱う業界は、インスタグラムでのマーケティングに最適と言っても過言ではありません。
今後さらにインスタグラムを活用する企業は増えていきます。食品・外食業界でまだ導入していない企業は、是非取り入れることを検討してみて下さい。