企業アカウント担当者は注意!インスタの運用ルールを最適化

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インスタグラムを企業の広告媒体として取り入れる企業が増えてきました。「いいね」やフォロワー数を集める戦略的かつ効率的なマーケティングを実施するためには運用ルールを定めなければなりません。今後、インスタグラムのアカウントを開設しようと検討している企業の担当者のみなさんは、是非以下のポイントを抑えて運用していくようにしましょう。

インスタグラムの運用ルール7つのポイント

「いいね」やフォロワー数、閲覧数などのエンゲージメント率を高めることは、企業ブランドの認知度や好感度を広告以上に上げることができます。そのためには、インスタグラムの定期的且つ効果的な運用が必要となりますが、複数のメンバーでアカウントを管理することも多い企業の公式アカウント運用においては、その運用ルールを事前に決定しおくことが重要な鍵となります。人気のインスタグラマーや企業アカウントは、しっかりと分析した上でアカウントを運用しフォロワー数を獲得しています。

まず一番最初に考えるべき10の基本ポイントをまとめましたので、それぞれ確認していきましょう。

1.目的

まずは、インスタグラムで企業公式アカウントを運用する目的を決める必要があります。「とりあえずやってみよう」は必ずしも間違ってはいませんが、実施目的がスタート段階で明確化していればいるほど、何をするべきかを適切に設定することが出来、またゴールへの進捗度合いをしっかりと確認することが出来ます。新規顧客の獲得や既存顧客のロイヤリティ強化、採用ブランディングの強化に店舗集客など、業種やフェイズに応じて様々な目的を設定することが出来ますが、まずはアカウント運用の目的を設定する必要があります。

2.ターゲット

インスタグラムだけでなく、TwitterやFacebookなど全てのSNS運用の最も基礎となる、「誰に」情報を届けるのかというターゲット設定はもっとも重要且つ一番最初に考えるべきポイントです。「あなたの事業のターゲット」と「インスタグラムの利用者層」の重なる部分がそのターゲットとして適しているといえますが、出来るだけ詳細に設定しターゲットの情報を書き下すことで、運用のベースができあがります。

3.投稿写真コンセプト

企業アカウントのプロフィールページを開いてすぐに目に映る投稿写真。どのような世界観を持っているのかをユーザーに伝えるためには、投稿した写真のテーマが統一されていなければなりません。統一されていないとユーザーが「どんなことを発信しているのだろう」と困惑してしまいます。写真のテーマが定まっていなければ、ユーザーの離脱にもつながってしまうので非常に重要なポイントとなるでしょう。

写真のテーマが統一されたアカウント例:清水寺

国内企業アカウントで有名の「音羽山 清水寺」を例に見ていきましょう。

音羽山 清水寺Instagram(https://www.instagram.com/feel_kiyomizudera/

アカウントのプロフィールページを開くと、質の高いフォトジェニックな写真が並びます。私達が知らない清水寺の様子が写真から伝わり、風情を感じるような気持ちになります。プロフィールページの紹介文と写真が統一されていて、アカウントのテーマである”荘厳で清らかな世界観”が伝わってきます。

4.フィルター

多彩なフィルターが楽しめるインスタグラムは、細かなカメラ機能がわからなくてもハイクオリティーの写真に編集することができます。インスタグラムのフォロワー数や「いいね」を獲得するためには、このフィルター機能をうまく活用するのが鍵となるのです。最近は、インスタグラムと連動できる写真加工アプリケーションも誕生しています。写真を投稿する際、フィルターを同じものにすることでアカウントの統一感が出てユーザーの目に止まりやすくなります。

オススメのフィルター3選

ここで、インスタグラム内にあるオススメフィルター機能を紹介していきます。

Mayfair

chrisvallejos Instagram(https://www.instagram.com/p/TfNUHJBI31/

ピンク色のトーンがかかるのが特徴となる「Mayfair」。彩度が強く色鮮やかな写真を摂りたい時に効果的です。フィルターの使用回数、「いいね」やコメントの多さを調べた調査(8 Surprising New Instagram Statistics to Get the Most out of the Picture Social Network)では、Mayfairが最も多く反応されています。

Walden

bad.lands Instagram(https://www.instagram.com/p/2rICthO3Yd/

光の強い写真になるのが特徴の「Walden」。太陽光と合わせるとキレイに写真を取ることができます。風景写真との相性がよく、落ち着いた印象をあたえることができるでしょう。

Lo-Fi

keiyamazaki Instagram(https://www.instagram.com/p/BRzy7POATvj/

鮮やかな写真に仕上がる「Lo-Fi」は、色のコントラストを強くすると同時に影を強調したフィルターとなっております。豊かな色合いと強調された影が特徴的で食べ物の撮影に向いています。

5.ユーザーネーム

ユーザーネームはファーストビューとして利用者の目につくところなので、どこの企業のアカウントなのか一目見てわかる名前にしましょう。基本、社名やブランド名を含めるのがおすすめです。
例1:tokyodisneyresort_official(東京ディズニーリゾート)
例2:feel_kiyomizudera(清水寺)

6.更新スケジュール

誰がどのタイミングでどのような写真を投稿するのかを事前に決めておくことは非常に大切です。「手の空いたときにやろう」と軽い気持ちで運用を開始するとあっという間に投稿頻度が下がり、放置アカウントとなります。放置アカウントを作ってしまうぐらいであれば、最初から運用を行わないほうがマシというような例も多く、また何よりもせっかくフォローしてくれたユーザーを裏切る行為になります。事前に1ヶ月くらいの運用計画をしっかり立ててから運用を開始するようにしましょう。

7.「いいね」「フォロー」ポリシー

最後は「いいね・フォロー」をどの程度行うのかというポリシー決めです。「フォローしてくれたユーザーをフォローする」「同じようなハッシュタグを使っているユーザーを自発的にフォローする」など、ポリシーを明確化することが必要です。どのようなポリシーを定めるべきか迷った際は、改めてポイント1の目的に立ち戻って考えるべきでしょう。

おわりに

以上、インスタグラムの運用ルールに関して確認していきましたがいかがでしたか?フォロワー数が多い企業アカウントは、事前に運用ルールを決めて戦略的に活用しています。インスタグラムを活用したマーケティングを行っていくための基礎・基本ともなるので、解説する前にしっかりと準備を整えておきましょう。

また、どのように決めてよいか迷ったときは必ず、ポイント1の「目的」に立ち戻って考えるべきでしょう。目的を果たすためにどのようにするべきかを考えれば自ずと答えは見えてくるはずです。