この記事ではファッション系アカウントのインスタグラムで実施したキャンペーンを紹介していきます。インスタグラムは他のSNSよりも女性の利用者や海外のユーザーが多いという特徴があり、他のSNSと同様にしっかりとメディアの性質に最適化したキャンペーンを企画していく必要があります。WEBマーケティング担当者は自社の企画の参考
にできそうなものがないかぜひチェックしてみてください。
目次
アニエス・ベーTOKYO/ みんなで作るアニエスベーのクリスマスギフトカタログ
人気ブランドのアニエス・ベーは、クリスマスに「みんなで作るアニエスベーのクリスマスギフトカタログ」というキャンペーンを開催しました。「#agnesb_xmas」というハッシュタグをつけてクリスマスのプレゼントとしてあげたい商品をピックアップして投稿し、オンライン上にギフトカタログをつくるというコンセプトのキャンペーンです。特典としてキャンペーン中に商品を購入した方の中から抽選でハイアットリージェンシーやグランドハイアットのアフターヌーンティー、そして店頭でシャンパンのプレゼントを行いました。
オンライン上にギフトカタログをつくるというコンセプトはシンプルでわかりやすく、クリスマスのキャンペーンが終了しても商品を閲覧できるのがいいところです。またフォロワーを多く抱えるインフルエンサーに投稿を依頼しているところもポイントです。
丸の内 SPRING FASHION 2016 Instagram プレゼントキャンペーン
丸の内 SPRING FASHION 2016 Instagram プレゼントキャンペーンより
こちらの「丸の内 SPRING FASHION 2016 Instagram プレゼントキャンペーン」は、丸の内周辺の施設情報をまとめる「marunouchi.com」と集英社の女性誌2誌がコラボして展開したキャンペーンになります。ファッションモデルのコーデに投票する形と自身のコーデを投稿する形というように、キャンペーンに参加する方法を2つ用意しています。特典として、ファッションモデルのコーデに投票してキャンペーンに参加した場合は抽選で10名にイチオシのファッションアイテムを、自身のコーデを投稿する形でキャンペーンに参加した方にはコーデ一式がプレゼントされました。
2社のコラボレーション、そして参加方法を2つ用意するという形で、キャンペーンの参加の間口を広くとっているところがポイントで、短い期間ながらもたくさんの投稿が集まりました。
MARC JACOBS/ #castmemarc
630万人ものフォロワーをもつアメリカのファッションブランドMARC JACOBSもインスタグラム上でキャンペーンを展開しました。キャンペーンは「#castmemarc」というハッシュタグを使ってコーデを投稿してもらい、その中からInstgram上でのMARCJACOBSのモデルを選ぶという内容で、10万件以上の応募につながりました。
このキャンペーンが他のキャンペーンと違うところは、売り上げのUPや新商品のプロモーションを目的としていないところで、応募からモデルの決定、そしてその後の活躍までをすべてインスタグラム上で共有できるところにあります。インスタグラム上で選ばれたモデルということで、その後のインスタでのPRもより効果的に行うことができます。
T1200/ Tシャツお焚き上げ会
こちらはオリジナルTシャツを1200円でつくれる「T1200」というサービスのキャンペーンになります。キャンペーンの企画がとてもユニークで、キャンペーン期間中にInstagramで「T1200」のアカウントをフォローし、捨てきれないTシャツの写真を「#Tシャツおたきあげ」で投稿してくれた人の中から抽選で賞品をプレゼントするという内容になっています。参加者全員にも10%OFFのクーポンがプレゼントされました。
インスタグラムのキャンペーンはメディアの性質上、ハッシュタグを使って投稿して参加というシンプルな仕組みのものになりやすいですが、今回の例のようにちょっと変わったコンセプトで企画を設計すれば、より多くの人の届きやすくなります。企画の切り口やアイディアがユニークなものになればInstagramだけでなくTwitterとも連動してキャンペーンを行うことでより多くの人に認知してもらうことができます。
vivi / サマンサタバサイベントのSTORY限定配信
まだそこまで事例は多くありませんが、インスタグラムのキャンペーンにstoriesを利用することもオススメの一つです。ViViでは雑誌で扱うブランドのサマンサタバサのオープンイベントの模様をstoriesで配信しました。storiesは通常の動画とは違って24時間限定でしか見れないという所に特徴があり、面白いコンセプトのキャンペーンが企画できれば「一部の人しか見れなかった」ということが引き金になり、より多くの人に認知してもらうことが可能になります。
まとめ
今回は、ファッション・アパレル系のインスタグラムのキャンペーンとして5つの事例を紹介しました。インスタグラムはTwitterとは違ってリツイートなどの拡散機能がないため、より企画内容にこだわってキャンペーンを設計していくことが大切になります。他のキャンペーンの単なる焼き直しになっていないか、他の人に教えてあげたくなる要素が入っているかなど、キャンペーン本来の目的をしっかりと達成できるように企画を設計していくように注意しましょう。