企業アカウントはフォローOK?インスタグラムのフォロワー関係

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親しい友人の近況確認や憧れのブランドや芸能人の様子をチェックするツールとして人気のあるソーシャルメディア。ツイッターやインスタグラム、Facebookは、実際に会ったことがある人や会ったことがない人に関わらずつながることができるネットワークです。
このつながるというシステムを支えているのが、フォローフォロワーという2つの機能。個人間だけではなく、企業と消費者にとっても重要な機能です。
今回は企業はどういったユーザーをフォローしているのかということについて、複数の企業アカウントを例に紹介します。

「フォロー」と「フォロワー」とは

フォローはあるユーザーをお気に入り登録している状態のことで、フォロワーは自身をお気に入り登録しているユーザーを指します。ユーザーにフォローしてもらったことに気づいて、そのユーザーをフォローし返すことを「フォローバック(フォロバ)」と言います。

企業や芸能人が運用しているアカウントは多くのファンにフォローされます。中にはフォローバックして欲しいというファンもいるかと思いますが、企業の場合はフォローというアクションを慎重に考えなければなりません。

企業にとってのフォローとは?

企業にとってのフォローは個人間と異なり、ユーザーは消費者になり得るためフォローという行動に少し重みが増します。1人のユーザーをフォローすれば、他にもフォローして欲しいと考えるユーザーも多いはず。どういったユーザーをフォローすれば良いか悩んでいる企業の担当者も多いのではないでしょうか。

ユーザー数が増加しているインスタグラムはソーシャルメディアマーケティングに欠かせない存在です。今や多くの企業がInstagramマーケティングに乗り出しています。ここではその中でいくつかの企業アカウントをピックアップして、フォローとフォロワーの傾向を紹介するので是非インスタグラム運用の参考にしてください。

事例1.IKEA

画像出典:IKEA JAPAN

最初に紹介するのは家具ブランドとして人気の高い「IKEA」です。IKEAはフォロー数0人で、誰もフォローしない姿勢をとっています。企業アカウントでユーザーをフォローしないアカウントは多く、インテリアショップ「unico」も現在フォロー数0人です。

人気がある大手企業ほどファンが多いため、1人のファンをフォローしてしまうと他にもフォローして欲しいユーザーが殺到してしまうケースがあります。
場合によってはなぜフォローしてもらえないのか憤ってしまうフォロワーが現れる可能性もあるので、企業アカウントは誰もフォローしないという姿勢を見せることも1つの作戦です。

事例2.ダイソー

画像出典:ダイゾー

次に紹介するのは人気100円ショップ「ダイソー」のインスタグラムアカウントです。
ダイソーは複数のアカウントをフォローしていますがフォローする対象は明確で、仕事に関係があるアカウントのみフォローしています。
フォローしているアカウントは、シンガポール版ダイソーやアメリカ版ダイソーなどダイソーの関連アカウントと関係者のアカウントのみ。姉妹アカウントをフォローするのは、フォロワーを他アカウントへ誘導できるのでおすすめです。

事例3.Tasty Japan

画像出典:Tasty Japan

ユニークな料理動画を配信する「Tasty Japan」は、動画内でコラボしたクリエイターをたくさんフォローしています。
Tasty Japanは多数の料理動画を定期的に投稿していて、その動画制作には動画クリエイターや料理家など多くの人が携わっています。
ユーザーをフォローするというアクションには、「ありがとう」や「これからもよろしく」という意味が込められています。活動の協力者には、内部の人であろうと外部の人であろうと良い関係を築くためにインスタグラムアカウントがあればフォローするのがおすすめです。お互いの活動が可視化されて情報の共有になるので、ビジネス面でも役立ちます。

事例4.UNIQLO

画像出典:UNIQLO

ファッションブランド「UNIQLO(ユニクロ)」は、芸能人やインフルエンサーを多くフォローしています。
UNIQLOがフォローしている著名人は、CMに起用するなど一緒に仕事をした芸能人やデザイナーがほとんどです。Tasty Japanのパターンと同様に、仕事をした人とは今後も良い関係を築くためにフォローしているようです。

また手頃で良質な製品を販売するユニクロは多くのユーザーに支持されています。そのためUNIQLOのコーディネートを披露するファッションインフルエンサーが存在し、そういったインフルエンサーも多数のユーザーから支持される存在です。
全員とコラボしたことがあるかは不明ですが、UNIQLOは同社の製品を支持する多くのファッションインフルエンサーをフォローしています。
こういったインフルエンサーをフォローすることで、インフルエンサーの士気があがりUNIQLO製品のコーディネートコンテンツを投稿する機会が多くなることが予測できます。さらにUNIQLOのフォロワーは、コーディネートの参考になるアカウントを探しやすくなるので一石二鳥のフォロー方法です。
フォロー対象となるユーザーを明確にすることで、フォロバ論争が起こりにくいこともポイントではないでしょうか。

H&M、ジミーチュウなどファッションブランドやVogueなどファッション雑誌は、ソーシャルメディアマーケティングなどでインフルエンサーとコラボする機会が多いので、UNIQLOと同様に多くのインフルエンサーをフォローするパターンをよく見かけます。

まとめ

それぞれの企業アカウントは運用内容によって、フォローするアカウントが異なります。インフルエンサーと協力してコンテンツを頻繁に配信している場合は、インフルエンサーをフォローするなど、紹介した事例を参考にインスタグラムでフォロー管理をしてみてください。