株式会社ハピネットは、おもちゃやビデオゲーム・アミューズメント関連商品を販売している企業です。
この度、ハピネット社が運営するエンタメ総合通販サイト、ハピネット・オンラインにて、"推し活"を行う女性が使用する「推しバッグ」を販売することに伴い、Find Modelは商品の認知拡大や購買促進を目的としたインフルエンサーマーケティングに尽力いたしました。
「推しバッグ」は自身が推しているキャラクターやタレントのグッズを収納・魅せながら持ち運ぶことができるバッグで、今回ハピネット社では4wayであることが強みの推しバッグを販売しました。
その結果、4名による投稿全体のリーチ率が175%となり、中でも最も反応の良い投稿では480％のリーチ率を獲得し、実際に販売数2倍、特集ページアクセス数4倍という非常に高い数値を実現しました。
本記事では、Find Modelとハピネット社が行ったインフルエンサーマーケティング施策のポイントを、実際の投稿やインフルエンサーの紹介をふまえて解説していきます。
インフルエンサーマーケティングにご興味がある方はもちろん、推しマーケティングに力を入れていきたいとお考えの企業のご担当者様はぜひ最後までご一読ください。
Find Modelとハピネット社が商品やブランドの認知拡大を目的に行ったインフルエンサーマーケティング施策の概要と結果
それでは早速、Find Modelとハピネット社が商品やブランドの認知拡大を目的に行ったインフルエンサーマーケティング施策の概要と結果をご紹介していきます。
Find Modelとハピネット社が商品やブランドの認知拡大を目的に行ったインフルエンサーマーケティング施策の概要
今回行ったインフルエンサーマーケティング施策の概要は以下の通りです。
実施内容：推し活系インフルエンサー4人によるタイアップ投稿・ストーリーズ投稿
目的：「推し活バッグ」の認知拡大と購買促進
ターゲット：推し活を行う女性ユーザー
Find Modelとハピネット社が商品やブランドの認知拡大を目的に行ったインフルエンサーマーケティング施策の結果
今回行ったインフルエンサーマーケティングの結果は以下の通りです。
・全体の結果としてリーチ率175%と目標値を大幅に上回る結果に
・エンゲージメント率が目標の約5倍、リーチ率が目標の35倍以上にも及ぶ投稿も実現
・販売数2倍、特集ページアクセス数4倍と購買に繋がる導線づくりを可能に
インフルエンサーマーケティング施策で行った実際のタイアップ投稿
次に、今回行ったインフルエンサーマーケティング施策における実際のタイアップ投稿から2つの投稿をご紹介していきます。
MARU♡推し活•オタクの美容(@ otaku_no_marusan)さんのフィード投稿 ・ストーリーズ
上記のタイアップ投稿では、5枚の画像と1つの動画による複数枚のフィード投稿で推しバッグの紹介を行っています。
商品画像と「大人オタクの推し活バッグはこれ！」というテキストを全面に押し出したサムネイルを採用することで、推し活を行っているユーザーからの注目を引いていることが分かります。
写真では実際にご自身の推し活グッズを入れることで、バッグの機能性を紹介しています。
また、複数枚投稿の中でも、画像下に次の画像の予告のような文章と右矢印を入れることで、次のページも閲覧したくなるような流れを作っていることが伺えます。
さらに、上から見る構図でバッグの造りを解説した動画を入れこみ、画像だけでは伝わりづらいバッグの魅力・サイズ感をユーザーに伝えているのもポイントです。
購入・商品情報に関しての情報はアカウントへのアクセスを促す言葉を入れるなど、閲覧ユーザーが公式アカウントに流入する導線づくりを行っているのも素晴らしいですね。
画像：＠otaku_no_marusan | Instagram ストーリーズ ハイライトより
ストーリーズでは、上記のようにハピネットの公式アカウント(@oshijoshi_hol)をタグ付け・購入先リンクぺージのURLを添付しながら、商品画像を投稿しています。
フィード投稿ではURLに直接アクセスすることができないため、ストーリーズを用いることで購入への導線づくりをスムーズに行っていることが伺えますね。
また、ストーリーズにもハッシュタグを使用することで、より高いリーチを狙っているのも良いポイントです。
すずにゃん(@_suzunyan08)さんのリール動画投稿・ストーリーズ
上記のタイアップ投稿ではリール動画を使用して推しバッグの紹介を行っています。
バッグの中身や機能・収納を、実際にモノを入れながらテキストを入れて細かく解説しており、４WAYであるバッグの使用法もご自身が着用した状態で分かりやすく見せています。
動画の編集も普段の投稿と同様に可愛らしい雰囲気を保ったフォント・アニメーションを使用されており、フォロワーが閲覧したやすい動画となっていることが伺えます。
キャプションでは「お気に入りポイント5つ」として箇条書きで商品の魅力を訴求しているなど、文章の作り方も上手いことが分かります。
また、投稿に寄せられた質問やコメントに対して丁寧に返信を行われているのもとても良いポイントですね。
画像：＠_suzunyan08 | Instagram ストーリーズ ハイライトより
上記ストーリーズでは投稿をリマインドする形でハピネットのアカウントと商品販売ページを紹介しています。
リンク先へのアクセスを訴求しながらも、タイムラインで流れてしまうことがある投稿をフォロワーにリマインドしているのは、投稿へのリーチを増やすのにとても良い取り組みですね。
タイアップ投稿を行ったインフルエンサーの紹介
続いて、タイアップ投稿を行ったインフルエンサーの紹介を行っていきます。
MARU♡推し活•オタクの美容(@ otaku_no_marusan)さん
画像：@ otaku_no_marusan | Instagram
アカウント：MARU♡推し活•オタクの美容
フォロワー：約1.9万人(※2023年11月現在)
MARU♡推し活•オタクの美容(@ otaku_no_marusan)さんは、推し活にまつわるグッズの作成方法やスポット情報、推し活を行う女性をターゲットとした美容法など、様々なジャンルでの推し活の有益情報を紹介しているインフルエンサーです。
サムネイルにはテキストで投稿の内容を記載しており、知りたい情報が分かりやすいプロフィールとなっています。
普段の投稿でも複数投稿を利用して推し活情報を「〇選」のような形で発信しています。
他のユーザーから提供された写真を使用したりと、投稿の作成方法がとても上手いことが分かりますね。
それぞれの投稿のタイトルに「推し活」「オタク」というワードを強く訴求しており、ジャンルの幅も広いことから、推し活にまつわる情報に興味があるフォロワーも多いことが期待できます。
ストーリーズのハイライトのまとめ方も上手く、整った分かりやすいプロフィールとなっているのも素晴らしいですね。
すずにゃん(@_suzunyan08)さん
アカウント：すずにゃん
フォロワー：約1.4万人(※2023年11月現在)
すずにゃん(@_suzunyan08)さんは、ご自身の推し活の様子を記録した投稿を頻繁に行われているインフルエンサーです。
推し活グッズや推し活の際のコーディネートがとても可愛らしく、同じように推し活を楽しむユーザーが真似したくなるような投稿が多く見られます。
上記の投稿では、実際にご自身がご友人と一緒に推し活を楽しむ様子を紹介しています。
色違いのお揃いコーディネートや推しグッズ・小物までこだわりが感じられ、上記の投稿にもフォロワーから多くのコメントが寄せられています。
普段の投稿からコメントで称賛の声が多く上がっていることから、すずにゃんさん自身がフォロワーから愛される存在であり、自ずとインプレッションが高まると期待できます。
推し活ユーザーの中でも、オシャレなもの・可愛いものへの関心が高いユーザーから注目される存在であることも伺えます。
ハッシュタグに加えて位置情報にも推し活好きユーザーにリーチできる工夫を行っているなど、投稿・アカウントを伸ばすためのアクションも多く見受けられますね。
Find Modelとハピネット社が商品やブランドの認知拡大を目的に行ったインフルエンサーマーケティング施策の結果と分析
最後に、今回行ったインフルエンサーマーケティング施策の結果と分析を紹介・解説していきます。
インフルエンサーマーケティング施策全体の結果・分析
今回行ったインフルエンサーマーケティング施策全体の結果として、
・全体のフィード投稿のリーチ率175%と大幅に目標を上回る結果に
・保存率が目標値に対し約5倍を記録
・インフルエンサー投稿後のタイミングで、販売数2倍、特集ページアクセス数4倍に
・ストーリーズリーチ率、 ストーリーズ総リンククリック率共に高い数値を実現
上記のような結果が現れました。
投稿の高いリーチ数やエンゲージメント値が実際に認知拡大・購買やサイトへの流入に繋がっていたことが分かります。
フィード投稿+ストーリー投稿をセットで投稿させることによって、興味をもったユーザーをサイトへリンクさせる導線が作れていました。
クリック以外に公式アカウント(@oshijoshi_hol)のタグをタップするユーザーも100件と多く見られ、アカウントへの流入増加を行うことも出来ました。
タイアップ投稿はインフルエンサーの投稿であることから、ユーザーにとっても広告感が薄れて親近感が湧きやすく、クリック率も高くなる傾向があります。
インフルエンサーによる投稿の結果・分析
MARU♡推し活•オタクの美容(@ otaku_no_marusan)さんの投稿では、エンゲージメント率、リーチ率、保存率、IMP率、ストーリーリーチ率において非常に高い数値を記録しました。特にリーチ率は480％と好結果でした。
また、投稿が発見タブに掲載されたため、発見タブからの流入が7万件以上と多くなりました。
普段から推し活グッズメインで投稿していることや、静止画に加えて動画挿入も行っていることで投稿の閲覧時間を確保でき、初速のエンゲージメント獲得数の増大に繋がったと考えられます。
複数枚投稿の中でも、次のページの閲覧を促すような言葉を入れていたことが投稿の離脱防止になっていたことも分かります。
さらに、テキストで内容を分かりやすく訴求しているサムネイルが、発見タブに表示された際にもフォロワー外のユーザーの目を引いたことが予測できます。
すずにゃん(@_suzunyan08)さんの投稿では エンゲージメント率、リーチ率、保存率、ストーリーリーチ率において極めて高い数値を記録しました。
普段から推し活にまつわる発信の中でも可愛らしいものに関する発信が多いことから、タイアップ投稿でもフォロワーからの興味関心を引くことができたと予測できます。
また、投稿には商品に対して前向きなコメントが多く見られました。
投稿のコメントに丁寧な返信を行うなどフォロワーとのコミュニケーションができていることで、タイアップ投稿にもプラスなコメントが集まったと予測できます。
インフルエンサーはアカウントのフォロワー数だけでなく、普段の投稿のインプレッションによって投稿によるはたらきも変化すると予測できるでしょう。
インフルエンサーマーケティング施策を担当したFind Modelとは
今回施設への誘致を目的としたインフルエンサーマーケティング施策に尽力したFind Modelは、インフルエンサーマーケティング以外にもSNSアカウント運用代行などで11,000件以上の実績があり、企画から効果分析まで全てを任せられるトータルサポートが受けられます。
最適なインフルエンサーの選定やSNSアカウントの運用施策の発案など、様々なサポートを行うことが可能です。
貴社の商材やサービスに最適な広告プラン/インフルエンサー/SNSを提案させていただきますので、こちらからお気軽にご相談ください。
まとめ
以上、Find Modelとハピネット社が商品やブランドの認知拡大を目的に行ったインフルエンサーマーケティング施策について紹介・解説しましたが、いかがでしたか。
今回の施策では、フィード投稿・リール動画に加えてストーリーズを活用したことで、商品の認知拡大のみにとどまらず、リンク先ページへのアクセス・購買への流入を実現しました。
インフルエンサーの普段の投稿と親和性の高いタイアップ投稿を行うことで、アカウントのフォロワーは広告感をあまり感じずに投稿を楽しむことができるため、タイアップ投稿のインプレッションも高くなります。
インフルエンサー選定の際は、普段の投稿やフォロワーによる反応を分析することで適切かつ有効なインフルエンサーマーケティングを行っていきましょう。
インフルエンサーマーケティングにご興味がある企業のご担当者様は、こちらからお気軽にお問い合わせください。