ANAPは、ストリートカジュアルをベースにアイテム展開するレディースファッションブランドです。
デイリーユースアイテムを比較的プチプライスで楽しむことができることから、幅広い年齢層に人気の高いブランドとなっています。
今回、弊社Find Modelは、さらなる若年層(20代前半)への認知拡大を目的としてANAPが行ったInstagramのインフルエンサーマーケティング施策に尽力いたしました。
その結果、施策全体でエンゲージメント率3.9%・リーチ率104%を実現し、中にはエンゲージメント率15.7%・リーチ率501%を実現するいわゆる"バズ"を起こすインフルエンサーも現れるなど、非常にいい結果が現れました。
本記事では、今回行ったインフルエンサーマーケティングにおいてのインフルエンサー選定のポイント・投稿づくりのコツなどを、実際の投稿をご紹介しながら解説していきます。
インフルエンサーマーケティングにご興味がある企業のご担当者様はぜひ最後までご一読下さい。
Find ModelとANAPが行ったインフルエンサーマーケティング施策の概要と結果
まずはじめに、今回Find ModelとANAPが行ったインフルエンサーマーケティング施策の概要と結果についてご紹介していきます。
インフルエンサーマーケティング施策の概要
今回Find ModelとANAPが行ったインフルエンサーマーケティング施策の概要は以下の通りです。
実施内容:12名のインフルエンサーによるPR投稿
目的:若年層(20代前半)に向けたブランドの認知拡大
インフルエンサーマーケティング施策の結果
今回行ったインフルエンサーマーケティング施策全体で、
・フォロワーに対するエンゲージメント率平均1.2%~1.6%に対し、実績値3.9%と上回った
・フォロワーに対するフィード投稿の平均リーチ率10%~15%に対し、実績値104%と大幅に上回った
・リーチ数に対する画像保存率の平均値0.2%~0.4%に対し実績値1%と高い数値が出た
以上のような結果が出ました。
(※上記の平均値は過去PR実績から割り出したものになります)
また、最も数値の高い投稿では、
・エンゲージメント率15.7%
・リーチ率501%
という非常に高い数値を実現しました。
実際のインフルエンサーによるPR投稿の紹介
次に、特にフォロワーからの反応が良かった投稿を3つご紹介していきます。
翔子(@20010519_s)さんによるPR投稿
上記の投稿ではANAPのタンクトップとワンピースの2着をそれぞれコーディネートし、5枚の写真を使用しています。
他ブランドのパンツとタンクトップを組み合わせたコーディネートを紹介し、キャプション内で「タンクトップは874と合わせたらかわいすぎた」と言及することで手持ちのアイテムとの組み合わせやすさをアピールしています。
上記で組み合わせたアイテムは以前に翔子さんが投稿で紹介して好評であったパンツであり、フォロワーからも取り入れやすいコーディネートであることに加え、普段の投稿と親和性の高い投稿となったことが分かります。
erina(@e___rrina)さんによるPR投稿
上記の投稿では2つのアイテムを使用したコーディネートをアップの写真・引きの写真を用いてそれぞれ紹介しています。
アップの写真をサムネイルに持ってくることで、erinaさんのフォロワーやファンにアプローチしつつ、2枚目以降で全身のコーディネートを紹介しています。
コーディネート全体の写真はインフルエンサー自身よりもアイテムを見せる効果が高くなるため、多くの投稿の中からインフルエンサーのフォロワーに訴求する効果が低くなる傾向にあります。
上記のように複数枚の画像の中で画角を使い分ける・サムネイルとなる1枚目の写真選びを工夫することで的確なアプローチを行えると予測できます。
Mione(@mione.811)さんによるPR投稿
上記では1つのコーディネートを複数枚に分けて紹介しています。
シンプルで広告感がなく、普段の投稿との親和性が高いのが特徴です。
Mioneさんの雰囲気やキャラクターも分かりやすく、フォロワーがいつもの投稿と同じように楽しめる投稿となっていることが分かります。
PR投稿を行ったインフルエンサーの紹介
続いて、上記で紹介したPR投稿を行ったインフルエンサーの投稿をご紹介していきます。
翔子(@20010519_s)さん
アカウント:翔子
フォロワー:約6.1万人(※2023年8月現在)
翔子さんはInstagramやTikTokで発信を行っているインフルエンサーです。
ご自身のスタイルの良さを活かし、プチプラアイテムを取り入れた様々なコーディネートの紹介を行っています。
投稿内では、#ギャルコーデ といったハッシュタグを用いており、20代のギャルファッションを好むユーザーから注目される存在であることも伺えます。
投稿のコメントにはコーディネートで使用したアイテムのブランドを訪ねる声も多く、着用したアイテムに対するユーザーからの興味関心度が高いことも分かりました。
erina(@e___rrina)さん
アカウント:erina
フォロワー:約10.9万人(※2023年8月現在)
erinaさんは、ファッション雑誌小悪魔agehaの専属モデルを務められているインフルエンサーです。
10万人以上のフォロワー(※2023年8月現在)を保有しておりご自身のファンも多く、普段の投稿にも「かわいい!」と多くのコメントが寄せられています。
ご自身のビジュアルを活かした写真投稿の人気が高いことが伺えますね。
また、erinaさんがモデルを務めるファッション誌・小悪魔agehaはギャル雑誌であることから同世代のギャルファッションに関心度の高いユーザーがフォロワーに多いことも予測できます。
Mione(@mione.811)さん
アカウント:Mione
フォロワー:約4.8万人(※2023年8月現在)
Mioneさんは、Instagramで日常の様々な写真を投稿しているインフルエンサーです。
普段の投稿では、自撮りや外出先での写真などを投稿しています。
ジャンルにとらわれず様々なお洋服を着用されており、コーディネートにおける帽子や小物の使い方がとても上手いことが分かります。
着ているお洋服のブランドを普段からタグ付けして紹介していることから、今回の施策で行った投稿との親和性が高いインフルエンサーであることも伺えました。
インフルエンサーマーケティング施策の結果と分析
続いて、今回行ったインフルエンサーマーケティング施策の結果と分析を解説していきます。
インフルエンサーマーケティング施策全体の結果と分析
インフルエンサーマーケティング施策全体で、
・全体のエンゲージメント率3.9%(平均1.2%~1.6%)、リーチ率104%(平均10%~15%)、画像保存率1%(平均0.2%~0.4%)を実現
・ターゲット層のフォロワーが多く、エンゲージメント率が高い方を起用したことが高い数値に繋がった
・アイテム14種類(トップス、パンツ、バッグ、サンダル)からインフルエンサーが自由に商品を選択できたため、インフルエンサーは自分の気に入った商品を選びコーディネートすることでモチベーションの上昇、投稿の質の向上につながった
・フォロワーに共感されるコーディネートを投稿してもらったことで、エンゲージメント数が多くつき、発見タブに掲載されたことが高いリーチに繋がった。
・ANAP側としてもインフルエンサーがどの商品を選ぶのかを知ることができたので今後の商品開発の参考になった
以上のような結果が現れました。
インフルエンサーによる投稿の結果と分析
上記でご紹介したインフルエンサーの投稿の結果と分析は以下の通りです。
翔子(@20010519_s)さん
・エンゲージメント率15.7%、リーチ率501%、保存率0.6%
・普段からギャルファッションのアイテム・コーディネートの紹介を行っていることから、着用アイテムへの関心度が高いフォロワーが多かった
・普段の投稿と変わらないような写真撮影を行ってもらうことで、フォロワー層からの高いリーチを獲得した。
erina(@e___rrina)さん
・エンゲージメント率10.3%, リーチ率363%、保存率0.6%
・1枚目の写真をインフルエンサーのを主に写したアップ画像に設定し、2枚目以降でコーディネートが分かる画像を使用したことで、フォロワー層から普段の投稿と同じように閲覧してもらう効果があった→その結果、発見タブに掲載されバズを起こすことができた
Mione(@mione.811)さん
・エンゲージメント率6.3%、リーチ率65%、保存率0.7%
・普段からタグ付けをしてコーディネートの紹介を行っていることからファッションアイテムへの興味関心度が高いフォロワーが多く、高い保存数に繋がった
インフルエンサーマーケティング施策を担当したFind Modelとは
今回Instagram でのインフルエンサーマーケティングに尽力したFind Modelは、インフルエンサーマーケティング以外にもSNSアカウント運用代行や広告配信などで11,000件以上の実績があり、企画から効果分析まで全てを任せられるトータルサポートが受けられます。
最適なインフルエンサーの選定やSNSアカウントの運用施策の発案など、様々なサポートを行うことが可能です。
貴社の商材やサービスに最適な広告プラン/インフルエンサー/SNSを提案させていただきますので、こちらからお気軽にご相談ください。
まとめ
以上、Find ModelとANAPが行ったインフルエンサーマーケティング施策をご紹介しましたが、いかがでしたか。
今回の施策ではインフルエンサー選定にこだわるだけでなく、投稿づくりに自由度を持たせる工夫を行ったことで投稿の質を高めたことが高いエンゲージメント率・リーチ数に繋がったことが分かりました。
インフルエンサーマーケティングを行う際は、自社のターゲット層をフォロワーとして確保しているインフルエンサー選定を行うだけでなく、フォロワー層がどんな投稿を好むかを踏まえて投稿を行ってもらいましょう。
自社の製品やサービスの認知拡大にインフルエンサーマーケティングを活用したいご担当者様は是非こちらからお気軽にご相談ください。