藤沢市は、神奈川県の東南部に位置し、人口44.4万人を保有している湘南地域の市です。
藤沢市では、市の魅力や地域の情報について発信するためのInstagramアカウントを運営しています。
今回、藤沢市への定住を促進することや地域情報の認知拡大を目的とし、Find Modelは藤沢市のInstagramアカウントの運用に尽力いたしました。
すると、フォロワー数が約27%に当たる2200人増加を実現し、フォロワーリーチ率も常に70%以上を維持するなど、とても高い結果が現れました。
本記事では、そんな藤沢市とFind Modelが行ったInstagramアカウント運用施策について、実際の投稿と共にご紹介していきます。
InstagramをはじめとするSNSアカウントの運用を行っている企業のご担当者様は、ぜひ最後までご一読ください。
Find Modelと藤沢市が行ったInstagramアカウント運用施策の概要と結果
まずはじめに、Find Modelと藤沢市が行ったInstagramアカウント運用施策の概要と結果をご紹介いたします。
Find Modelと藤沢市が行ったInstagramアカウント運用施策の概要
今回行ったInstagramアカウント運用施策の概要は以下の通りです。
実施内容:インフルエンサーが撮影した写真の投稿・フォトコンテスト実施
目的:藤沢市に定住意欲の向上・フォロワー数の増加
Find Modelと藤沢市が行ったInstagramアカウント運用施策の結果
今回Instagramアカウント運用施策を行い、
・フォロワー数8,257から10,460に
・フォロワーリーチ率が61.6%から一時81.7%と常に70%以上を維持できる状態に(通常フォロワーリーチ率の平均は約30%~50%) といった結果が見られました。
インフルエンサーが撮影した写真による実際の投稿とそのポイント
では、インフルエンサーが撮影した写真を実際に使用した投稿をご紹介していきます。
辻堂海浜公園
上記は藤沢市の公園の景色が良く分かる写真を紹介しています。
海辺の風景は藤沢市らしさが分かる1枚でもありますね。
キャプション内では、「子どもや犬と一緒に散歩したり芝生広場でゆっくりしたりできます。」「家族連れの方は小さなお子さんを連れていっても、安心して長時間楽しめます」といった文章を入れることで、親子連れやペット持ちのユーザーへアプローチしています。
ハッシュタグにも#家族連れ #子連れスポット といったキーワードを入れており、ターゲットとなるユーザーに投稿を見つけてもらうことができる工夫を行っていることが分かりますね。
少年の森
上記は藤沢北部にある野外活動施設「少年の森」を紹介しています。
投稿は、実際にお子様が遊んでいる写真を使用しているため、より家族で過ごすイメージが付きやすいというメリットがあります。
上記のような投稿を行うことで、子育てをしながらでも住みやすい街であることを感じさせる効果があり、藤沢市への移住を促す効果を果たしています。
投稿には#地方移住 #地方定住 #移住 といったハッシュタグを付け、移住を検討中のユーザ―にリーチできる工夫を行っています。
都内や都心から移住を検討中のユーザ―であれば、自然や地域ならではの施設に魅力を感じることが期待されるため、ターゲットに対して適切なアプローチであるということができますね。
ふじキュンポスト
上記の投稿では、藤沢駅南口に設置され、名物となっているポスト「ふじキュンポスト」を紹介しています。
色味や見た目が可愛らしく、目を引きやすい写真をサムネイルとして起用している投稿を行うことで、フォロワー外のユーザーからも興味関心を引きやすいというメリットがあります。
投稿の2枚目とキャプション内の文章では、藤沢台町郵便局と藤沢南仲通郵便局の郵便窓口で押印してもらうことができる風景印を紹介しています。
絵柄がNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場していた源義経や弁慶がモチーフとなっていたことを明記し、ハッシュタグにも #鎌倉殿の13人 #源義経 といったキーワードを入れています。
上記のように話題性のある内容を発信することで、これまでリーチできていなかった幅広いユーザー層にリーチを図ることが可能となります。
藤沢市主導で実施したフォトコンテスト
次に、Instagramアカウントで行ったフォトコンテストについてご紹介していきます。
2022年10月から1か月間を設けて藤沢市が主導して行ったフォトコンテストでは、共通のハッシュタグ #ふじさわキュンライフとし、藤沢で過ごす毎日、楽しい時間や訪れて感動したことなど、"キュンとする一場面”の写真を募集しました。
フォトコンテストへの募集条件は、
①Instagramから公式アカウント「@fujisawakyun」のフォロー
②募集テーマに沿った写真の撮影
③ハッシュタグ「#ふじさわキュンライフ」を付けての投稿
となっています。
フォローを促すことで直接的にフォロワーを増価させる効果があると同時に、オリジナルのハッシュタグを付けて投稿を行ってもらうことで、コンテストやアカウントを見つけてもらいやすい・盛り上げやすいといったメリットが生まれます。
フォトコンテストには2500件以上の応募があったことから、Instagramアカウントや藤沢市の認知拡大に大きく貢献したことが分かります。
入選された50作品は、大きなサイズのポスターとして年末年始の期間、市内小田急江ノ島線の各駅と相模大野駅での掲出が行われました。
フォトコンテストを行ったことで、SNS上での話題作りや幅広いユーザーへのアプローチを行うことができたことに加え、写真を使用することでオフラインの場所でも藤沢市の魅力を発信することに成功しています。
上記のような企画は、コストや手間はかかりますが、話題作り・認知拡大・ファン増加・情報発信など様々な効果を期待することができるため、非常に有効な方法といえるでしょう。
Instagramアカウント運用施策の結果と分析
今回行ったInstagramのアカウント運用施策では、以下のような結果と分析が現れました。
・フォロワー数8,257から10,460に
・フォロワーリーチ率が61.6%から一時81.7%と常に70%以上を維持できる状態に(通常フォロワーリーチ率の平均は30%~50%)
・エンゲージメントが上がりやすくフォロワー外にアプローチしやすい投稿と、藤沢市に住みたくなるような内容の投稿の両方を行うことで認知拡大と定住意欲の向上両方を実現した
藤沢市のInstagramアカウントは元々フォロワーリーチ率が平均値より高く、ファンづくりが定着しつつあったため、より藤沢市の魅力が伝わりやすい投稿を行い、質を高めていくことで更に高いフォロワーリーチ率を実現することに成功しました。
藤沢市在住のコアなフォロワーに対してコアな投稿コンテンツ(隠れフォトスポット等)を投稿することで、1投稿あたりのエンゲージメント数をさらに伸ばせたこともフォロワーアクティブ率の高さに繋がっていることが伺えます。
インフルエンサーによる写真を投稿することで、アカウント運用担当者にはないアイデアや情報を発信することができるのもメリットの一つです。
また、藤沢市が行ったフォトコンテストによって新規のアクティブフォロワーを獲得できたことで、フォロワーリーチ率を大幅に上昇させることが出来たとも言えるでしょう。
担当したFind Modelとは
今回アカウント運用を行ったFind Modelは、SNSアカウント運用代行以外にも、インフルエンサーマーケティングやSNS広告配信などで11,000件以上の実績があり、企画から効果分析まで全てを任せられるトータルサポートが受けられます。
貴社の商材やサービスに最適なインフルエンサー/SNS/広告プランを提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、藤沢市とFind Modelが行ったInstagramアカウントの運用事例についてご紹介いたしました。
今回の事例では、インフルエンサーによる写真を投稿したことで投稿のエンゲージメントを高めフォロワーアクティブ数を上昇させ、コンテストの実施によって新規フォロワーの獲得を実現したことが分かりました。
Find Modelでは、アカウントの運用サポート以外にも、インフルエンサーを起用したマーケティング事業を運営しており、訪問型PR施策や、インスタグラマーによるレビュー投稿などのプロジェクトを実施してきました。
インフルエンサーマーケティングの企画〜実施までトータルでサポート致しますので、SNSを活用したPR施策をお考えのご担当者様はぜひお気軽にご連絡ください。